世界史学専攻

現代世界の構造と
その来歴を問い直す

社会や過去の姿をどう描くかは人によって異なり、誰にでも受け入れられる客観的で真実の歴史など存在しません。本専攻では、「実証的」という言葉で覆い隠されてきたさまざまな歴史像の成り立ちと、その背後にある意図を見極める知を涵養し、我々が縛られている歴史観を問い直していきます。

科目の紹介

歴史・地理学特殊講義F

軍事史研究は、国家の制度やシステムを理解する上で重要な分野です。授業では中国・南宋時代の軍事と財政をテーマに、国防体制や兵士の役割、給与体系などを論じます。近代的な中央集権のシステムを構築した宋朝国家の特徴を理解し、同時代の日本やヨーロッパとの違いを考察します。

担当教員

歴史地理学科准教授

長井千秋

教員プロフィール

歴史・地理学演習

中世ヨーロッパは十字軍や百年戦争など争いが続く一方で、騎士道や宮廷文化が発展した華やかな時代でもありました。中世史を、イギリス史やフランス史などの一国史ではなくヨーロッパ全体を俯瞰して学ぶ中で、学会で通用するレジュメや発表の形式、学術的な文章の作法を身につけます。

担当教員

歴史地理学科教授

小野賢一

教員プロフィール

シラバスを見る履修モデル

教員の紹介

小野賢一おのけんいち

世界史学専攻教授

専門分野／研究テーマとその内容

歴史学、世界史学、西洋史、ヨーロッパ中世史

これまでの業績愛知大学研究者情報データベース
長井千秋ながいちあき

世界史学専攻准教授

専門分野／研究テーマとその内容

中国社会経済史、中国財政史／宋代経済史、南宋時代の財政・軍事／史学概論

これまでの業績愛知大学研究者情報データベース

歴史地理学科の教員一覧を見る

卒業論文テーマの例

古代アテナイの帝国主義化
東インド会社のインド支配の転換点について
テンプル騎士団の宗教性の変容

一覧を見る

日本史学専攻

日本を中心に
関連地域の歴史も学び、
日本社会の今を考察する

日本史を広い視野で捉え、専門的かつ主体的に研究できる力を育てます。2年次より講義および史料講読を行い、基礎的な知識を身につけます。3年次以降は、専門的な演習などで研究能力を高め、卒業論文に結実させます。現場に赴き、歴史的景観や現物を見るフィールドワーク、史料重視の教育も大きな特色です。

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