愛知大学文学部は、「アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)」、「カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)」と「ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)」を明文化し、それに沿ってカリキュラムを組み立てています。
なお、各学科の教育研究上の目的は、「愛知大学学則」(第2条の2)に明記されています。
人文社会学科
教育研究上の目的
学則第1条(目的)
本大学は、教育基本法及び学校教育法並びに本学の設立趣意書に基づき、高い教養と専門的職能教育を施し、広く国際的視野をもって人類社会の発展に貢献しうる人材を養成することを目的とする。
学則第2条の2(学部及び学科)
文学・哲学・歴史・社会・芸術などの分野の幅広い基礎知識を総合的かつ領域横断的に習得し、多面的かつ広範な視野を獲得するとともに、各専攻の専門的な学習と卒業論文作成や卒業制作を通じて、テクストを読解し分析する力、ものごとを自ら考え新たなものを創造し表現する力を培い、批判力や他者と対話する力を育てる。これらを通じて、文化や社会に対する造詣をもち、学校教育、社会教育の場で指導的立場に立ちうる、また自治体、企業等の社会的活動の企画・立案・実施に従事できる人材を養成する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
現代文化コース、欧米言語文化コース
文学部人文社会学科現代文化コース及び欧米言語文化コースでは、学則第2条の2に示す人材の養成を目指します。教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い履修規程に定められた科目区分毎の卒業必要単位数及び専攻別の履修要件をすべて満たし、厳格な成績評価を経ることにより、総計124単位以上を修得した学生に対して卒業判定を行い、学位(学士(文学))を授与します。
「卒業論文」は必修で、自分でテーマを決め、資料収集・実地調査を行い、これに基づいた解釈、先行文献との比較を通して、自分なりの結論を導き出します。なお、メディア芸術専攻では「卒業論文」に換えて「卒業制作」を提出することも認めます。「卒業論文」、「卒業制作」のどちらについても、論文審査(「卒業制作」においては付帯論文審査)と口述試験を行うことで評価します。
これらを通じて現代文化コース及び欧米言語文化コースでは、以下の能力を身につけることを教育目標と定めます。
知識・技能
- 専攻した学問分野に関わる専門的知識を有し、必要に応じて運用できる能力を身につけている。
- 資料・データを解釈・分析する能力を身につけている。
思考力・判断力・表現力
- テーマを発掘する能力を身につけている。
- ものごとを自分なりに考え、新たに創造し表現する能力を身につけている。
主体性・多様性・協働性
- 自ら創造した考えや意見をプレゼンテーションする能力を身につけている。
- 質問や批判に答え、他者と対話する能力を身につけている。
社会学コース
文学部人文社会学科社会学コースでは、学則第2条の2に示す人材の養成を目指します。教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い履修規程に定められた科目区分毎の卒業必要単位数及び専攻別の履修要件をすべて満たし、厳格な成績評価を経ることにより、総計124単位以上を修得した学生に対して卒業判定を行い、学位(学士(社会学))を授与します。
「卒業論文」の作成は卒業のための必須要件であり、自分自身の問題関心に基づきテーマを決め、先行研究を調べた上、文献研究や社会調査を実施し得られたデータの解釈・分析を行い、自分なりの考察と結論をまとめます。「卒業論文」については、論文審査と口述試験を行うことで評価します。
これらを通じて社会学コースでは、以下の能力を身につけることを教育目標と定めます。
知識・技能
- 社会学に関わる専門的知識を有し、必要に応じて運用できる能力を身につけている。
- 知識や価値を批判的に理解し反省する能力を身につけている。
- 社会調査のリテラシーを身につけ、実証的調査を行う能力を備えている。
思考力・判断力・表現力
- 理論的に思考する能力を身につけている。
主体性・多様性・協働性
- 多様性を理解し、他者に対して寛容な態度をもつ能力を身につけている。
- 他者とコミュニケーションし協働する能力を身につけている。
- 社会の課題に取り組み、社会を構想し提言する能力を身につけている。
教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
現代文化コース、欧米言語文化コース
文学部人文社会学科現代文化コース及び欧米言語文化コースでは、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた資質、能力及び知識を修得させるために、全学部共通で示す教育課程の編成・実施方針に加え、以下の内容、方法等に基づき、カリキュラムを体系的に編成し、実施します。
教育内容
- コミュニケーション能力、情報処理能力、基本的な思考方法や総合的な判断能力を養成するため、「外国語」「数理・情報」「自然」「社会」「人文」「総合」「体育」の分野による共通教育科目を設ける。外国語は2年次から所属する専攻によっては言語が指定される。そのため1年次には英語とそれ以外の外国語(中国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国・朝鮮語から選択)を履修し、2年次の専攻所属後に、第1外国語(8単位)及び第2外国語(6単位)を決定する。
- 1年次生の専門教育科目では、学部必修科目である「文学部総合研究」の中で文学部の各専攻の学問の基礎に触れ、文学部全体の学問を見渡し、自分が進む専攻を判断する機会をもつ。それに加えて、各コースの導入科目として「入門講義(3科目選択可)」と「入門演習(2科目選択可)」を学部選択必修科目として設け、関心のある専攻の学問領域に触れる機会が提供されている。また、学科必修科目である「人文社会学科基礎演習」では、高等教育に不可欠なスタディ・スキルの習得や広義のリテラシー教育を実施し、専門教育に向けた基礎技能の養成に努める。
- 学生は、上記1・2の導入科目を踏まえ、2年次から3コース8専攻(東アジア文化、哲学、図書館情報学、メディア芸術、社会学、現代国際英語、ドイツ語圏文化、フランス語圏文化)のいずれかに所属する*。専攻に所属してからは、主要な専門教育科目として、演習などのコース必修科目、専攻必修科目及びコース共通選択科目の区分があり、卒業必要単位数の区分ごとの配分は専攻ごとに異なる。
- *2021年度以降の入学生は、2年次進級時に本人の希望と1年次の成績実績(GPA)により、歴史地理学科、日本語日本文学科、心理学科に進路変更(転科)する可能性も残されている。
教育方法
- 講義・演習・実習等の授業形態と、少人数教育、アクティブ・ラーニング、PBLなどの多様な教育方法を組み合わせて実施することで、学術分野の特徴を活かした教育課程の展開と自発的な学修の促進を図る。
学修成果の評価
文学部人文社会学科現代文化コース及び欧米言語文化コースでは、本学における学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示す学修目標の達成状況を把握するため、以下の方法により、検証・評価を行います。
- 教育課程(メゾ)での評価は、学修成果アンケート、単位取得状況、学位取得率、GPA分布(年度毎、通算)、留年率、卒業論文の成果評価割合等により⾏う。
- 授業科目(ミクロ)での評価は、シラバス「成績評価の方法と基準」で明示した基準に基づいて、各科目の成績評価分布、授業評価アンケートにより⾏う。
社会学コース
文学部人文社会学科社会学コースでは、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた資質、能力及び知識を修得させるために、全学部共通で示す教育課程の編成・実施方針に加え、以下の内容、方法等に基づき、カリキュラムを体系的に編成し、実施します。
教育内容
- コミュニケーション能力、情報処理能力、基本的な思考方法や総合的な判断能力を養成するため、「外国語」「数理・情報」「自然」「社会」「人文」「総合」「体育」の分野による共通教育科目を設けている。
- 1年次生の専門教育科目では、「文学部総合研究」「人文社会学科基礎演習」「入門講義」「入門演習」を通じて、人文・社会科学の基礎に触れる。
- 社会学理論や基礎的知識を身につけるため、家族、ジェンダー、地域社会、労働、福祉、教育、逸脱行動、階層・階級、グローバリゼーションとエスニシティ、文化、メディア・情報・コミュニケーション、政治、差別や共生などの各領域の専門科目を設けている。
- 社会調査士資格取得が可能なカリキュラムを用意し、社会調査についての諸科目を通じて社会調査能力を身につける。そして3年次に全員が履修する「社会調査実習」を通じて、実証的調査を行う能力、グループで協働する能力とコミットメント、多角的な情報リテラシーを身につける。また調査報告の発表と調査報告書の執筆を通して、論文や報告書を書く能力、コミュニケーションと協働による成果のまとめを行う能力を身につける。
- 3、4年次に履修する少人数による必修科目「社会学演習」と4年次の「卒業論文」の執筆を通じて、総合的な能力を身につける。
教育方法
- 講義・演習・実習等の授業形態と、少人数教育・アクティブ・ラーニング・PBLなどの多様な教育方法を組み合わせて実施することで、学術分野の特徴を活かした教育課程の展開と自発的な学修の促進を図る。
- 特に、社会調査実習等においてフィールドワークを実施し、社会の現場に触れ、現場の人々とのコミュニケーションを行うことで、自発的な学修の内発的動機付けを促す。
学修成果の評価
文学部人文社会学科社会学コースでは、本学における学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示す学修目標の達成状況を把握するため、以下の方法により、検証・評価を行います。
- 教育課程(メゾ)での評価は、学修成果アンケート、単位取得状況、学位取得率、GPA分布(年度毎、通算)、留年率、卒業論文の成果評価割合等により⾏う。
- 授業科目(ミクロ)での評価は、シラバス「成績評価の方法と基準」で明示した基準に基づいて、各科目の成績評価分布、授業評価アンケートにより⾏う。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
文学部人文社会学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を養成するために、以下のような資質、能力及び知識を備えた学生を、各種選抜試験を通じて受け入れます。
1. 求める学生像
- 一般選抜:高等学校の各教科、とりわけ国語、外国語、地理歴史、公民、数学について基本的学力を有しており、応用、発展的内容の学習へ進む準備ができている人。
学校推薦型選抜:高等学校段階の各教科の基本的内容について学習、理解しており、大学における教育・学習に支障なく移行、適応できる学力を有している人。 - 人間の様々な営みと活動について多様な興味や関心を抱いており、個、集団、地域などの観点から、過去あるいは現在について観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人。また、そのための新たな、より高度な知識や分析手法を習得したいという意欲のある人。
- 大学において学習、習得した人文学の専門的知識、視座、研究方法と、広義のリテラシー能力、コミュニケーション能力を、将来自己の人生、職業、社会貢献などに活かしていきたいという意思を有する人。
2. 入学前までに修得すべき能力
知識・技能
- 人文・社会系の学問に関心があり、基礎的な知識とそれを運用する能力を有している。
思考力・判断力・表現力
- ものごとを自ら論理的に考えるための基礎的能力を有している。
主体性・多様性・協働性
- 自分の意見などを発表する基礎的能力を有している。
- 他者の意見などを聞き対話する基礎的能力を有している。
3. 選抜方法
- 一般選抜:基礎学力をバランス良く備えた入学者を選抜するために、3教科以上を課し、その結果を総合判定して合格者を決定する。
- 総合型選抜:出願資格に応じた入試区分を設け、出願書類、小論文、面接等により総合判定して合格者を決定する。
- 学校推薦型選抜:調査票(全体の学習成績の状況)、資格点、面接、学科試験により総合判定して合格者を決定する。
歴史地理学科
教育研究上の目的
学則第1条(目的)
本大学は、教育基本法及び学校教育法並びに本学の設立趣意書に基づき、高い教養と専門的職能教育を施し、広く国際的視野をもって人類社会の発展に貢献しうる人材を養成することを目的とする。
学則第2条の2(学部及び学科)
過去の長い歴史的時間の中における人間や社会のありようやその変遷、人々が生活する地理的空間の存在形態や特質について深く学び、これを基点として、自身でテーマを決め、テクストの読解や現地調査を行って卒業論文を作成し、ものごとを自ら考えて新たなものを創造し表現する力を培う。これらを通して、客観的な視点から人間や社会、風土や環境を眺め、深く理解して、その成果を自らの日常生活や社会生活において応用できる人材を養成する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
文学部歴史地理学科では、学則第2条の2に示す人材の養成を目指します。教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い履修規程に定められた科目区分毎の卒業必要単位数及び専攻別の履修要件をすべて満たし、厳格な成績評価を経ることにより、総計124単位以上を修得した学生に対して卒業判定を行い、学位(学士(文学))を授与します。
「卒業論文」は必修で、学生が自分でテーマを決め、資料・実地調査を行い、これに基づいた解釈、先行文献との比較を通して、自分なりの結論を導き出します。「卒業論文」については、論文審査と口述試験を行うことで評価します。
学生が学位の取得を目指して科目の履修及び修得を積み重ねることで、以下の能力を身につけることを教育目標とします。
知識・技能
- 歴史学や地理学に関わる専門的知識を有し、必要に応じて運用できる能力を身につけている。
- 調査をする能力を身につけている。
- 資料・データを解釈・分析する能力を身につけている。
思考力・判断力・表現力
- 問題を発見し、テーマをみつける能力を身につけている。
- ものごとを自分なりに考え、新たなものを創造し表現する能力を身につけている。
主体性・多様性・協働性
- 自分の考えをプレゼンテーションする能力を身につけている。
- 質問や批判に答え他者と対話する能力を身につけている。
教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
文学部歴史地理学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた資質、能力及び知識を修得させるために、全学部共通で示す教育課程の編成・実施方針に加え、以下の内容、方法等に基づき、カリキュラムを体系的に編成し、実施します。
教育内容
- コミュニケーション能力、情報処理能力、基本的な思考方法や総合的な判断能力を養成するため、「外国語」「数理・情報」「自然」「社会」「人文」「総合」「体育」の分野による共通教育科目を設ける。
- 1年次生の専門教育科目では、全員が履修する「文学部総合研究」の中で文学部の各専攻の学問の基礎に触れ、文学部全体の学問を見渡すことで、歴史学・地理学を専攻する学生としての広い視野を得る。それに加えて、歴史地理学科の導入科目として「入門講義(歴史・地理学)」と「入門演習(日本史学、世界史学、地理学)」を学部選択必修科目として設け、関心のある専攻の学問領域に触れる機会を提供する。また、歴史学・地理学の学史・方法論を中心とした概説科目「歴史学総論」「地理学総論」を1年次に開設して、早期の履修を促す。
- 学生は、上記1・2の導入科目を踏まえ、2年次から3専攻(日本史学専攻、世界史学専攻、地理学専攻)のいずれかに所属する。専攻に所属してからは、歴史学・地理学を体系的に学ぶため、学科必修科目の「歴史・地理学演習」「歴史・地理学特殊講義」、講読などの学科選択必修科目と学科選択科目を履修する。
教育方法
- 講義・演習・実習等の授業形態と、少人数教育、アクティブ・ラーニング、PBLなどの多様な教育方法を組み合わせて実施することで、学術分野の特徴を活かした教育課程の展開と自発的な学修の促進を図る。
学修成果の評価
文学部歴史地理学科では、本学における学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示す学修目標の達成状況を把握するため、以下の方法により、検証・評価を行います。
- 教育課程(メゾ)での評価は、学修成果アンケート、単位取得状況、学位取得率、GPA分布(年度毎、通算)、留年率、卒業論文の成果評価割合等により⾏う。
- 授業科目(ミクロ)での評価は、シラバス「成績評価の方法と基準」で明示した基準に基づいて、各科目の成績評価分布、授業評価アンケートにより⾏う。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
学部歴史地理学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を養成するために、以下のような資質、能力及び知識を備えた学生を、各種選抜試験を通じて受け入れます。
1.求める学生像
- 一般選抜:高等学校の各教科、とりわけ国語、外国語、地理歴史、公民、数学について基本的学力を有しており、応用、発展的内容の学習へ進む準備ができている人。
学校推薦型選抜:高等学校段階の各教科の基本的内容について学習、理解しており、大学における教育・学習に支障なく移行、適応できる学力を有している人。 - 人間や社会の歴史的展開や、人々が生活する地理的環境などについて興味や関心を抱いており、個、集団、地域などの観点から、あるいは過去、あるいは現在について観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人。また、そのための新たな、より高度な知識や分析手法を習得したいという意欲のある人。
- 大学において学習、習得した歴史学・地理学の専門的知識、視座、研究方法と、広義のリテラシー能力、コミュニケーション能力を、将来自己の人生、職業、社会貢献などに活かしていこうとする意思を有する人。
2.入学前までに修得すべき能力
知識・技能
- 歴史学や地理学に関心があり、基礎的な知識とそれを運用する能力を有している。
思考力・判断力・表現力
- ものごとを自ら論理的に考えるための基礎的能力を有している。
主体性・多様性・協働性
- 自分の意見などを発表する基礎的能力を有している。
- 他者の意見などを聞き対話する基礎的能力を有している。
3.選抜方法
- 一般選抜:基礎学力をバランス良く備えた入学者を選抜するために、3教科以上を課し、その結果を総合判定して合格者を決定する。
- 総合型選抜:出願資格に応じた入試区分を設け、出願書類、小論文、面接等により総合判定して合格者を決定する。
- 学校推薦型選抜:調査票(全体の学習成績の状況)、資格点、面接、学科試験により総合判定して合格者を決定する。
日本語日本文学科
教育研究上の目的
学則第1条(目的)
本大学は、教育基本法及び学校教育法並びに本学の設立趣意書に基づき、高い教養と専門的職能教育を施し、広く国際的視野をもって人類社会の発展に貢献しうる人材を養成することを目的とする。
学則第2条の2(学部及び学科)
日本語の歴史的成り立ちや特色について学び、それを基点として日本文学や日本語表現学について深く思考することを通じて、日本文化を世界的視野の中で相対化しつつ捉え返すスキルを涵養する。その成果の上に立ち、これから様々な形で直面することとなる日本文化の問題点を敏感に察知し、時に批判的に、時に柔軟に受容していく知性を備えた人材を養成する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
文学部日本語日本文学科では、学則第2条の2に示す人材の養成を目指します。教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い、履修規程に定められた科目区分毎の卒業必要単位数及び専攻別の履修要件をすべて満たし、厳格な成績評価を経ることにより、総計124単位以上を修得した学生に対して卒業判定を行い、学位(学士(文学))を授与します。
「卒業論文」は必修で、自らテーマを決め、先行研究を踏まえた上で仮設を立て、史資料を通して分析、実証することで、オリジナリティを有する結論を導き出します。「卒業論文」については、論文審査と口述試験を行うことで評価します。
学生が学位の取得を目指して科目の履修を積み重ねることで、以下の能力を身につけることを教育目標とします。
知識・技能
- 日本語学や日本文学に関わる専門的知識を有し、必要に応じて運用できる能力を身につけている。
- 調査をする能力を身につけている。
- 資料・データを解釈・分析する能力を身につけている。
思考力・判断力・表現力
- 問題を発見し、テーマをみつける能力を身につけている。
- ものごとを自分なりに考え、新たなものを創造し表現する能力を身につけている。
主体性・多様性・協働性
- 自分の考えをプレゼンテーションする能力を身につけている。
- 質問や批判に答え他者と対話する能力を身につけている。
教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
文学部日本語日本文学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた資質、能力及び知識を修得させるために、全学部共通で示す教育課程の編成・実施方針に加え、以下の内容、方法等に基づき、カリキュラムを体系的に編成し、実施します。
教育内容
- コミュニケーション能力、情報処理能力、基本的な思考方法や総合的な判断能力を養成するため、「外国語」「数理・情報」「自然」「社会」「人文」「総合」「体育」の分野による共通教育科目を設ける。
- 1年次生の専門教育科目では、学部必修科目として全員が履修する「文学部総合研究」により文学部の各専攻の学問の基礎に触れ、文学部全体の学問を見渡すことで、日本語日本文学を専攻する学生としての広い視野を得る。それに加えて、日本語日本文学科の導入科目として「入門講義(日本語日本文学)」及び「入門演習(日本語日本文学)」が必修となっている。また、人文社会学科各コースの「入門講義」(2科目選択可)及び「入門演習」(1科目選択可)を学部選択必修科目として設け、関心のある文学部の他の専攻の学問領域に触れる機会が提供されている。
- 2年次以降の主要な専門教育科目として、日本語日本文学を基礎から応用に至るまで体系的に学ぶための演習などの学科必修科目と、講義などの学科選択科目を履修する。
教育方法
- 講義・演習・実習等の授業形態と、少人数教育、アクティブ・ラーニング、PBLなどの多様な教育方法を組み合わせて実施することで、学術分野の特徴を活かした教育課程の展開と自発的な学修の促進を図る。
学修成果の評価
文学部日本語日本文学科では、本学における学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示す学修目標の達成状況を把握するため、以下の方法により、検証・評価を行います。
- 教育課程(メゾ)での評価は、学修成果アンケート、単位取得状況、学位取得率、GPA分布(年度毎、通算)、留年率、卒業論文の成果評価割合等により⾏う。
- 授業科目(ミクロ)での評価は、シラバス「成績評価の方法と基準」で明示した基準に基づいて、各科目の成績評価分布、授業評価アンケートにより⾏う。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
文学部日本語日本文学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を養成するために、以下のような資質、能力及び知識を備えた学生を、各種選抜試験を通じて受け入れます。
1.求める学生像
- 一般選抜:高等学校の各教科、とりわけ国語、外国語、公民、数学、地理歴史について基本的学力を有しており、応用、発展的内容の学習へ進む準備ができている人。
学校推薦型選抜:高等学校段階の各教科の基本的内容について学習、理解しており、大学における教育・学習に支障なく移行、適応できる学力を有している人。 - 「日本語」「日本文学」「日本語表現」について興味や関心を抱いており、過去から現在、未来へと至る日本文化について思考・構想することに魅力を感じている人。また、それを思考・構想するための高度な知識や分析方法を習得したいという意欲のある人。
- 大学において学習、習得した日本語・日本文学・日本語表現学に関する専門的知識や研究方法、広義のリテラシー能力を、将来的な自己の人生、職業、社会貢献などに活かしていこうとする意志を有する人。
2.入学前までに修得すべき能力
知識・技能
- 日本語学や日本文学に関心があり、基礎的な知識とそれを運用する能力を有している。
思考力・判断力・表現力
- ものごとを自ら論理的に考えるための基礎的能力を有している。
主体性・多様性・協働性
- 自分の意見などを発表する基礎的能力を有している。
- 他者の意見などを聞き対話する基礎的能力を有している。
3.選抜方法
- 一般選抜:基礎学力をバランス良く備えた入学者を選抜するために、3教科以上を課し、その結果を総合判定して合格者を決定する。
- 総合型選抜:出願資格に応じた入試区分を設け、出願書類、小論文、面接等により総合判定して合格者を決定する。
- 学校推薦型選抜:調査票(全体の学習成績の状況)、資格点、面接、学科試験により総合判定して合格者を決定する。
心理学科
教育研究上の目的
学則第1条(目的)
本大学は、教育基本法及び学校教育法並びに本学の設立趣意書に基づき、高い教養と専門的職能教育を施し、広く国際的視野をもって人類社会の発展に貢献しうる人材を養成することを目的とする。
学則第2条の2(学部及び学科)
心と行動の科学を定義とする心理学の基礎的な方法を学び、人間や社会における問題点を自ら発見し、実験や調査、そして臨床研究によってその解決に導くことができる能力を習得させる。これらを通じて、客観的な視点から人間や社会を眺め、深く理解して、その成果を自らの日常生活や社会生活において応用できる人材を養成する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
文学部心理学科では、学則第2条の2に示す人材の養成を目指します。教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い、履修規程に定められた科目区分毎の卒業必要単位数及び履修要件をすべて満たし、厳格な成績評価を経ることにより、総計124単位以上を修得した学生に対して卒業判定を行い、学位(学士(心理学))を授与します。
「卒業論文」は必修で、自分でテーマを決め、実験・調査を行い、得られたデータの分析と解釈、先行文献との比較を通して、自分なりの結論を導き出します。「卒業論文」については、論文審査と口述試験を行うことで評価します。
これらを通じて、以下の能力を身につけることを教育目標と定めます。
知識・技能
- 心理学に関わる専門的知識を有し、必要に応じて運用できる能力を身につけている。
- 研究に必要なデータを得るための方法を考え、必要なだけのデータを収集・分析する能力を身につけている。
思考力・判断力・表現力
- 研究テーマを発掘する能力を身につけている。
- ものごとを自分なりに考え、新たに創造し表現する能力を身につけている。
主体性・多様性・協働性
- 分析結果をもとに自説を展開し、プレゼンテーションを行う能力を身につけている。
- 質問や批判に答え、他者と会話する能力を身につけている。
教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
文学部心理学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた資質、能力及び知識を修得させるために、全学部共通で示す教育課程の編成・実施方針に加え、以下の内容、方法等に基づき、カリキュラムを体系的に編成し、実施します。
教育内容
- 1. コミュニケーション能力、情報処理能力、基本的な思考方法や総合的な判断能力を養成するため、「外国語」「数理・情報」「自然」「社会」「人文」「総合」「体育」の分野による共通教育科目を設ける。
- 1年次生の専門教育科目では、全員が履修する「文学部総合研究」により文学部の各専攻の学問の基礎に触れ、文学部全体の学問を見渡すことで、心理学を専攻する学生としての広い視野を得る。それに加えて、心理学科の導入科目として「入門講義(心理学)」及び「入門演習(心理学)」、「心理学概論」が必修となっている。また、人文社会学科各コースの「入門講義」(2科目選択可)及び「入門演習」(1科目選択可)を学部選択必修科目として設け、関心のある文学部の他の専攻の学問領域に触れる機会が提供されている。
- 2年次以降の主要な専門教育科目として、心理学を基礎から応用に至るまで体系的に学ぶための演習などの学科必修科目と、講義などの学科選択科目を履修する。
- 公認心理師取得希望の学生は、公認心理師の取得に必要な諸科目を履修できる。
教育方法
- 講義・演習・実習等の授業形態と、少人数教育、アクティブ・ラーニング、PBLなどの多様な教育方法を組み合わせて実施することで、学術分野の特徴を活かした教育課程の展開と自発的な学修の促進を図る。
学修成果の評価
文学部心理学科では、本学における学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示す学修目標の達成状況を把握するため、以下の方法により、検証・評価を行います。
- 教育課程(メゾ)での評価は、学修成果アンケート、単位取得状況、学位取得率、GPA分布(年度毎、通算)、留年率、卒業論文の成果評価割合等により⾏う。
- 授業科目(ミクロ)での評価は、シラバス「成績評価の方法と基準」で明示した基準に基づいて、各科目の成績評価分布、授業評価アンケートにより⾏う。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
文学部心理学科では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を養成するために、以下のような資質、能力及び知識を備えた学生を、各種選抜試験を通じて受け入れます。
1.求める学生像
- 一般選抜:高等学校の各教科、とりわけ国語、外国語、公民、数学、生物、地理歴史について基本的学力を有しており、応用、発展的内容の学習へ進む準備ができている人。
学校推薦型選抜:高等学校段階の各教科の基本的内容について学習、理解しており、大学における教育・学習に支障なく移行、適応できる学力を有している人。 - 人間の様々な営みと活動について多様な興味や関心を抱いており、個、集団、地域などの観点から、あるいは過去、あるいは現在について観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人。また、そのための新たな、より高度な知識や分析手法を習得したいという意欲のある人。
- 大学において学習、習得した心理学の専門的知識、視座、研究方法と、広義のリテラシー能力、コミュニケーション能力を、将来自己の人生、職業、社会貢献などに活かしていきたいという意思を有する人。
2.入学前までに修得すべき能力
知識・技能
- 心理学を学ぶために必要な基礎的な知識とそれを運用する能力を有している。
思考力・判断力・表現力
- ものごとを自ら論理的に考えるための基礎的能力を有している。
主体性・多様性・協働性
- 自分の意見などを発表する基礎的能力を有している。
- 他者の意見などを聞き対話する基礎的能力を有している。
3.選抜方法
- 一般選抜:基礎学力をバランス良く備えた入学者を選抜するために、3教科以上を課し、その結果を総合判定して合格者を決定する。
- 総合型選抜:出願資格に応じた入試区分を設け、出願書類、小論文、面接等により総合判定して合格者を決定する。
- 学校推薦型選抜:調査票(全体の学習成績の状況)、資格点、面接、学科試験により総合判定して合格者を決定する。