技術発展のめざましい時代だからこそ
注目される、人間の「心」と「行動」。
人間の心を研究する学問として発展した心理学は、近年AI(人工知能)やビッグデータなどの情報技術と結びついて、新たな研究の広がりを見せています。現代の心理学は工学や経営学など幅広い学問分野と融合した、非常に学際的な学問といえるでしょう。
本学科の特色として、少人数教育と豊富な実験・実習が挙げられます。
少人数教育は、学生同士、学生と教員間の意見交換を活発にし、心理学の理解を深めることをねらいとしています。また2年次に行う「心理学実験」では、1年間を通して全員が約20の実験を実施。得られたデータの処理やレポート作成を重ね、事実に基づく思考の基礎力を養います。
その後は「知覚・認知心理学」「学習・行動心理学」「発達・教育心理学」「臨床心理学」「比較心理学」「産業・社会心理学」といった領域に分かれて、専門性を高めます。時代の潮流に対応した科目「知的情報処理論」「組織行動マネジメント」を新設し、心理学の基礎から最新の研究成果までを網羅したカリキュラムで、必要なデータを自ら収集、考察し、人の行動の本質を正しくとらえる力と、それを実践に活かす方法を学んでもらえればと思います。