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<専攻・教員紹介>
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  歴史・地理学コース 日本史学専攻

  ◆専攻紹介
歴史を、広い視野のもと、専門的かつ主体的に追究できるようにと考えています。2年次は、概説などの講義により知識を養い、また古文書解読・講読により古文書を読む力をつけ、あるいは基礎的な演習により研究方法を学んで、日本史研究の基礎を身につけます。3年次以降は、特殊講義などの講義や専門的な演習を通じて、研究能力をさらに高めます。そしてこれら培った力を4年次の卒業論文に結実させます。このように史料重視の教育が日本史学の大きな特色です。

◆専攻の教育目標とその達成方法
古代から近現代に至る日本史について幅広く学びながら、それだけにとどまらず、特定のテーマに深く切り込み、当時の資料を解読して、あらたな歴史的事実や知見をみつけだすことを目標にします。そのために購読や演習で資料読解や研究方法の訓練を行い、さらにこれまでに明らかにされてきた研究成果を学びつつ、自分なりの知見を卒業論文にまとめます。こうした過程により、日本の社会・文化や歴史に関する素養を基盤にしながら、事実に基づいて物事を論理的に考え、現実の諸問題についてもあらたな視覚や知見を提示できる人材の育成を目指します。

◆専攻の教育課程と教育内容
【教育課程】
必修の専攻科目として、講義5科目、講読3科目、演習6科目を設置しています。講義では2年次から3年次にかけて、基本的な日本史学の研究知識を獲得します。講読では2年次に、文献史料を読む基礎的な技術を身につけます。演習では2年次から4年次にかけて、基礎・応用・専門と段階的に研究方法を学びます。これらを踏まえた上で4年次に研究の集大成である卒業論文を執筆します。その他にもコースの共通選択科目が41科目あり、文献史学にとどまらない、考古学や民俗学等より広い分野の歴史学を学べるようにしています。また教員や博物館学芸員の資格科目も専攻科目に含むことにより、これらの資格を取りやすいようにカリキュラム配置しています。
【教育内容】
講義では概説と特殊講義を合わせて、古代・中世・近世近代の全時代の知識を得るようにしています。同じく講読もコース必修の講読と合わせて2年次に古代・中世・近世近代と全時代の基本的な文献史料を読めるようにしています。演習はコース必修の演習と合わせて、学生個人が関心ある時代で、2年次で文書、3年次に記録を教材にして、文献史学の基本である文書と記録の研究方法を習得しています。4年次には学生個人が関心ある分野で専門的な演習を行い、卒業論文と合わせて、本格的な研究を行い、新しい研究成果を挙げられるようにしています。

●日本史学専攻の学生へのインタビュー(2009年度)はこちら
●日本史学専攻の学生へのインタビュー(2012年度)はこちら



  ◆教員メッセージ(山田 邦明
現代とはちょっと違う世界にふれながら、小さなことでもいいので自分でなにかを発見してほしいと思います。
 鎌倉時代から戦国時代までの、中世とよばれる400年くらいの歴史を担当しています。貴族や武士、僧侶や庶民など、さまざまな身分の人がいて、社会のかたちも今とはかなり違いますが、人々の行動などは今の私たちと共通するところもあります。こうした時代の人々と社会について、当時書かれた古文書や日記などを解読しながらいろいろ考え、解明していきます。根気のいる作業ですが、こうした作業を積み重ねることで、誰も知らなかった事実を自分の力で見つけ出すことができるかもしれません。


●山田先生へのインタビュー(2009年度)はこちら
●山田先生と日本史学専攻の学生へのインタビュー(2010年度)はこちら
●山田先生へのインタビュー(2012年度)はこちら
 
   
  ◆教員紹介
氏名:山田 邦明
専攻:日本史学専攻(中世史)
 
   

  ◆教員メッセージ(神谷 智
―「読・書」百遍、意、自ずから通ず―
「読む、書く」ただそれだけで、みなさんの力は伸びます

 私の近世近現代史ゼミは、古文書(昔のくずし字)を読み、それを現代語に訳し、専門論文を1本読み要約し、その問題点を指摘し、以上を「原稿用紙」(またはワープロ書式)に書く、これを毎週繰り返します。半年に1回文書に関する報告をし、これもまとめを書いていただきます。春・夏休みは本物の昔の文書に触れ、フィールドワークをします(夏は遠くへの旅行)。しかし実は、この単純な繰り返しで、みなさんの力は伸びると思っています。卒業生がこう書き残していきました。「毎週提出のレポートは、大変でしたが、卒論のときに本当に役立ちました!!」
 
   
   
   

  ◆教員メッセージ(廣瀬 憲雄
日本古代史へようこそ
 私の専門とする日本古代史では、六国史・律令格式・古記録(日記)や、正倉院文書・木簡・漆紙文書などの史料を読んでいきます。もちろん、史料を読むのは難しいですが、努力すれば結果はついてきます。歴史というのは、高校時代には単なる暗記対象なのかもしれませんが、史料を読んでいくと、歴史学の面白さが分かってきます。みなさんもぜひ一緒に、歴史学の面白さを味わってください。


●廣瀬先生へのインタビュー(2011年度)はこちら
 
   
  ◆教員紹介
氏名:廣瀬 憲雄
専攻:日本史学専攻(古代史)