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荒川ゼミの鈴木杏奈さんから「北京便り4~日本と中国のファション事情~」が届きました

 皆さん、こんにちは。11月に入り北京の気温は日本の12月後半なみになりました。普段着る服も完全に冬もので、重ね着やコートが欠かせなくなりました。私自身も流行ファションには敏感です。そこで今回は日本と中国のファション事情について報告したいと思います。

 北京の街でも至る所で日本の雑誌の中国語版が目に入ります。種類は「端丽(Ray)」、「昕薇(ViVi)」、「今日风采(oggi)」、「美娜(mina)」です。これらの雑誌の表紙を飾っているのは日本の女性タレントやモデルです。私は初めて見たとき、中国には偽物が多いため、これらの雑誌も偽物だろうと思いました。しかし調べてみるとこれらは本物であり、中国国内の出版社が日本の雑誌社からコンテンツを買って出版しているのです。

 雑誌はビニールに入った状態で販売されているため、立ち読みをすることはできません。しかし、中を見てみると、文章はすべて中国語に翻訳されていますが、日本のモデルの写真がそのまま掲載されています。中国人モデルを現地で撮影して作成されたページもありますが、半分以上日本のものが使われています。雑誌の値段も日本で売られている値段の半分以下です。これらの日本のファッション雑誌は中国人の若い女性の間でとても人気で、販売部数の面でも日本を上回る雑誌がほとんどだそうです。

 北京にもたくさんのショッピングモールがあります。ショッピングモールの中を歩いていると、日本の若い女性なら誰でも知っているような日本のアパレルブランドのお店がよく目に入ります。たとえば「earth music and ecology」「ASUL by moussy」「Heather」などなど。しかし値段が高いため中国の女子学生が簡単に買えるとは思えません。では日本のファッションが好きな女性はどのようにして服を手に入れているのでしょう。友達に聞いてみました。すると「淘宝(中国最大手のインターネットショッピングサイト)」で、モデルさんたちが着た服と似たような服を買うそうです。そういえば、街や、偽物がたくさん売られている市場で、日本で流行ったような服が売られているのをよく見かけました。

 北京語言大学の女子学生が着ている服と比べると、日本の服は彼女たちが着ている服よりも質が良く、デザインも可愛く作られていることがわかります。また服だけに限らず、化粧は日本の女性なら絶対に気にするところですが、化粧をしている女性はあまり見かけません。日中で美に対する意識が全く違うことがわかりました。これも大きな文化の差であり面白いと思いました。

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ViViのある一ページ
 
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中国ではViViもRayも立ち読みできないようにビニールに入っている

カテゴリ:その他|掲載日:2014年11月21日

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