コース紹介
食農環境コース
食料・食品の消費は人間生活の基盤であり、農業・水産業をはじめとする生産・加工・流通によって支えられています。これらは、法制度や国際経済などの社会システム、農地や水資源といった自然環境の中で営まれています。
本コースでは、理系の学びも取り入れて食・農・環境の基礎を理解し、これら三者の円滑な連携について考えを深めます。
科目ピックアップ
食品安全政策の先駆性から公共政策の未来像を探ります。
食品貿易のグローバル化により、私たちの食卓には世界中で生産された食品が並ぶようになりました。同時に、食品の安全性も国際的な問題へと拡大しています。国内外の事例を挙げながら、食品の安全を確保するための政策や組織・行政の取り組みについて学びます。
ワークショップ形式で地域の農業と若者の就農を考えます。
日本の農業は現在、食料自給率の低下や農業従事者の高齢化など大きな課題に直面していると言われ、さまざまな問題や現象が指摘されています。いま食と農の現場で起こっている問題に私たちはどうかかわっているのか、暮らしのなかの食と農に光を当てながら、食糧生産の供給と消費の実態と問題を理解するとともに、農業への若者の参入の可能性について考えます。
めざす将来
- 農業関連企業・農業関連団体
- 食品・飲料メーカー
- 地域金融機関
- 商社
- 農業従事者など
理系の学びも取り入れて食・農・環境の基礎を理解し、これら三者の矛盾ない関係について考えを深めます。加えて学部共通の科目群や他コース科目も幅広く学び、得た知見を地域課題の発見と解決に活かす力を養います。卒業後の進路は、地域政策学部の強みである公務員や金融業に加え、農業・水産業に関わる企業・団体、農業・水産業従事者、食品や飲料の製造・流通・サービスに関わる企業など、幅広い分野が想定されます。