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「上海ファッション事情」が届きました
上海に留学している荒川ゼミ所属の稲生理沙さんより,「上海ファッション事情」が届きました。
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上海に来て早二か月が経とうとしています。季節の移り変わりや髪の毛の伸びも気になってきたので、今回は上海のファッション事情について書いていこうと思います!
上海では現在中国独自のブランドは元よりH&M、ZARA、UNIQLOなどのファストファッションが外灘などの一等地や大型ショッピングモールにも多数出店しています。関税によりファストファッションは日本で買うよりも割高になるものも多いですが、少し日本よりもブランド戦略に力を入れており、海外ブランドの割には安いというイメージのようです。
ほかにも、シンガポールや台湾、とりわけ韓国の服飾メーカーが相次いで上海で出店しています。上海に出店が集中しているのは、香港より大陸の感覚に近く、ほかの大陸の都市より情報発信の中心地としても話題が高いという理由です。日本ブランドもイベントを開催して日本の「カワイイ」文化を発信しています。
そんな中で日本のブランドはここでも買えるけど関税が高すぎる!ということで、流行っているのが"代购"(代理購入)です。
これはほかの人が代行し日本で個人的に仕入れてきた服を服代+手数料で取引するという方法のことです。日本の雑誌が翻訳されたものも売っているくらいなので、日本のファッションに敏感な上海っ子たちの間で人気の手法なのです。
もう一つ、これは昔からある"外贸"(文字通りは外国貿易)という商品。町を歩いていると、いたるところで、"日韓的外贸"と書いてあるお店を見ることができます。インポート商品?と思いきや、これはいわゆる海外に輸出するために生産された商品が工場からの横流しに合いはじかれた、いわゆるアウトレット商品のことです。ただし、メーカーやブランドには非公式です。検品でひっかかったり、余分に生産されてしまい、メーカーに引き取られなかった商品なのですが、見た感じそのものは野暮ったかったり、お粗末にできているという印象はなく、普通の服が安く売られているという感じです。
日本ではあまり見かけない形態ですが、やはり世界中の服がここ中国で製造されているからこそある商品販売形態なのです。
もっとも、中国が驚くほど成長している今、果たしてあとどのくらい"外贸"は存在し続けるのだろうと思いました。
その名もずばり"外贸"というお店。上海の日常をご紹介!
↑外灘!です! 上海の観光スポットでとってもきれい。なごみます。
(写真左) 桂林米粉(お米でできたラーメン)と生煎(焼小籠包)。今の私はこれらで成り立っている!おいしい食べ物が多いので、毎日楽しいです。
(写真右) スケートにみんなで行ったときの写真です。まだ中国語がうまく話せないので、英語も混じりつつワイワイと遊びました。
カテゴリ:その他|掲載日:2014年04月28日