[学習法] 愛知大学公館の見学や大学周辺を巡検しました。
2018年6月13日に,学部1年生対象の演習科目「学習法」の2クラスが,愛知大学公館の見学や大学周辺を巡検しました。
愛知大学公館は,1912(明治45)年5月に陸軍第十五師団長官舎として建設されました。1925(大正14)年に第十五師団が廃止された後は,陸軍教導学校・予備士官学校長の官舎などに使われましたが,1946(昭和21)年に愛知大学が創立されてからは,学長をはじめ教職員住宅として,その後は外来教員の宿舎として二十数年前まで使用されていました。洋館と和館を巧みに折衷した造りとなっているこの建物には暖炉などが残っており,レトロな雰囲気を今に伝えています。現在は,豊橋市の指定文化財となっています。
当日は,公館の建物を外観から見学し,愛知大学の歴史を深めました。その後に,小松原街道を通り,1615(元和元)年創建の小池神社,田原街道との分岐点にある1845(弘化2)年建立の常夜燈,鎌倉時代の開山と伝わる潮音寺などをまわり,田原街道を歩くという巡検をしました。こうした貴重な「地域資源」をどのように活かすことができるか,考えるきっかけになってくれればうれしく思います。