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[ゼミ活動] 台北探訪の報告(荒川ゼミ)

荒川ゼミ8名は、この1月末に3泊4日で台北へ行って来ました。一人をのぞき海外は初めてで、パスポートを取るのもけっこう手間取っていましたが、旅行中特に大きなトラブルもなく、初めての海外旅行を満喫してきました。ゼミ生一人一人にとって、それは異文化との出会いと言っても過言ではありませんでした。

出発は1月28日。ちょうど試験が終わったつぎの日曜日です。3月は就活、2月は春節とも重なりますので、この時期がベストではないかと思い、前年の9月段階でJLの早割チケットを旅行社を通し取りました。全員がパスポートを持っていれば、個人で取ることもできたのですが、そうではなかったので旅行社に頼むのがベストでした。今回は手数料込みで一人4万弱。ホテル代は3泊で1万円強なので、5万ちょっとで行けました。(もっとも、ほかにも雑費は要ります。パスポート取得でも10年だと16000円プラス写真代がかかります)それでも小遣いはお土産代を入れて2万前後だったようです。

2年前にゼミで上海へ行ったことがありますが、その時は留学経験者が二人もいたので、途中離れて行動しても安心でしたが、今回はほとんどが海外未経験者ですので台湾が適当だったと思います。それはなにより、google とline が使えたということです。わたしが地図をいろいろコピーしても、学生たちはgoogleを駆使していましたし、lineも全体への連絡がとても便利でした。こういうふうに書くのは、大陸ではgoogle もyahooも使えなくなっていて、安心して連れてはいけない状況になっているからです。(検索は百度、連絡はwechatがあることはありますが、日本のサイトが見られるかはわかりません)わたしたちはWiFi用のルーターを4台予約して持って行きましたが、MRTや駅の構内はWiFiが走っているのでそれも要らないくらいでした。

JLだったので実質3日間が使えました。そのうち半分はわたしが先導して案内しましたが、そんな時でも帰りは自分たちで帰らせましたし、残りの二日はそれぞれ行きたいところへ行っていました。実際、学生に先導されて歩いたこともたびたびで、教員が頼りない方が学生の自主性を高めるのによかったようです。そのうち3人の印象記を以下に紹介します。


台湾大学校門

台湾旅行の感想(清水優花)

台湾の食べ物屋は日本よりも外で買うお店が圧倒的に多く、食べ歩き、飲み歩きの習慣があることが分かった。食べ物の値段は安いが、1つ1つボリュームがあるのでシェアして食べると丁度いい。タピオカジュースだと、台湾のMサイズは日本のLサイズくらいだ。ただ、日本のお菓子や化粧品などは日本よりも高値で売られていた。
夜市や台北駅の地下を歩いていると、半端な日本語で話しかけられることが多かった。日本人は、台湾人とは顔立ちが違うのがすぐ分かるんだなあと感心した。変な勧誘には日本語で断るとすぐに引き下がるので日本語で返すと良い。また、英語を話せる人が多いので、英語を知っておくと良いが、Google翻訳があるとすぐに伝わるので、言葉に詰まったらアプリを使用すると良い。


現地の人の案内で行った居酒屋

感想(大村紗旺里)

○台灣に行って印象に残ったこと。
・夜市で服屋が多い
・自動車の運転が荒い
・接客業はあまりこだわっていない
○行って楽しかった所
・中正紀念堂
・十〓(人偏に分)(shifen)
・台北駅周辺
・松山慈祐宮(夜市)
・鼎泰豊(ショウロンポーで有名。チャーハンもおいしい)
台北駅周辺は、都市ということもあり東京に負けないくらいの賑やかさを感じました。また、交通量も多く、バイクに乗る人が日本よりも圧倒的に多いと思いました。MRTは日本の地下鉄のような感じで、日本よりも電車賃が安く、移動の時のお金をあまり心配せずに楽しむことができました。地元料理は、最初は抵抗がありましたが、最終日には美味しいと感じられました。ホテルのシャワーの水圧が弱いことだけが悔やまれました。


MRTの中

台北旅行の感想(西部祐介)

料理に使われる独特の臭いが街並みを雑多な雰囲気にしているものの、大阪と同じくらいの人口だと考えるとゴミも少なく洗練とされている。 物価は現時点で日本の1/2?1/3ほどで、財布の紐が多少緩んでも残金の多さに驚くほどだ。 公共交通機関は、空港までのアクセスを電車が、市内のほぼ全域を地下鉄(=MRT)がカバーしており、その本数も非常に多い為どこへ行くにも便利だ。接客態度がよく引き合いに出されるが、日本の"おもてなし"文化に浸ると何もかもが悪く見えてしまう。実際に店員が堂々と携帯をいじる光景や、雑に紙幣や硬貨を扱うところを見ると、どうしても私たちは怪訝な表情になってしまう。ただ視点を変えると、実は彼らの態度が普通であって、逆に日本の接客、作法が独特で、またそれを日本独自の文化として誇りに思うべきなのかもしれない。海外に行って改めて視点が変わった瞬間だった。

台湾旅行の感想(後藤佳奈子)

正直ことばの面ではほとんど不便は感じなかった。おそらく、かつて日本の植民地であったという歴史的な背景からお年寄りは日本語が話せるし、若い人は日本が好きで日本語を学んでいる、さらに日本人観光客が多いためではないかと考えられる。英語が必要だとしても、簡単な単語でわかってもらえることが多かった。特に、入国審査時に会話がほとんど必要なかったのは意外だった。
交通の面では、道を横断するタイミングがなかなかつかめなかったけれど、車やバイクがギリギリまで近づいても手前ではちゃんと止まってくれることがわかってきてからは、だんだん道の横断もしやすくなった。
日本の地下鉄と台北のMRTの大きな違いは、シートの質感、乗降口付近の車両中央にあったポールの存在ではないかと思う。このポールの分乗れる人は少なくなるが、日本の地下鉄よりも若干荒い運転だったので、ポールは必要不可欠かもしれない。また街の中で食べ歩く文化があるのに、MRTの中では飲食禁止にしているというのは不思議なことだった。これらを含め、日本の文化といろいろ違うことは予めわかっていたが、それを肌で感じられたことは良い体験だった。

(文責:荒川清秀)

カテゴリ:学習活動|掲載日:2018/03/09

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