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伊藤紀治さん(豊橋市都市計画部まちなか活性課・課長)
(1)愛知大学,地域政策学部との関わり
私は,まちなか活性課にきて6年目になります。地域政策学部立ち上げの時から岩崎先生,駒木先生との縁もあり,色々なところで関わりを持たせてもらっていました。例えば,地域貢献事業でまちなかの魅力あるお店のマップ作り,ゼミの方では駅前でどんな活動が行われた方が良いのかといった研究に対してのアドバイスをしていました。私たちが目指そうとしているまちなか活性課の政策についての話もさせてもらいました。
私自身も愛知大学の出身で,愛知大学がこの地にあることを凄く誇りに思っています。そのため,愛知大学の学生さんにはたくさん豊橋のことを学んでほしいと思っています。さらに,豊橋をフィールドとして選んでもらったということに感謝して,お話をさせてもらっています。そういったことがきっかけで6年お付き合いをさせて頂いています。
(2)まちなか活性課としての地域政策学部への期待
豊橋市,特に駅前は商業が集積し,多くの鉄道の結節点で路線バスも走っているので,非常にコンパクトであり,研究することに適したまちであると思います。その豊橋で学生さん達が学んでいるのであれば,学校内での学び以外にも,もっと豊橋市内に滞在してもらい,駅前にも出てもらって色々な経験をしてほしいと思います。そして,将来的には豊橋に住んだり,豊橋で働いたり,卒業後も豊橋との関係を持ってもらいたいと思っています。なぜなら,これから世の中を変えていくには若い力が必ず必要になってくると思いますが,そのためには世代を超えてうまく連携していくことが大切だからです。また,これからは「ローカル」を大事にしてほしいと思います。というのも「何かをしよう」と思っても,目標が大きすぎては何をすれば良いか考えることが難しくなります。しかし,「ローカル」のように目標を少し鮮明にする事で,何をすべきかが見えてくると思うからです。
(3)学生への期待,要望
「こういった事業をしてほしい」とか「こういう貢献をしてほしい」ということは特にありません。しかし,まちづくりやイベントには積極的に参加してほしいと思います。たまに情報が入ってこないという方がいますが,自分でその情報網を遮断している可能性もあります。情報を発信する側にも改善点はあると思いますが,受信する側も改善していかなければ情報が少なくなってしまうと思います。情報は待っていても来るものではありません。様々な情報を調べ取得することや,イベントに参加するといった行動力を大事にしてほしいと思います。
また,大学生は勉強はもちろんのこと,部活やサークルをしていて忙しいと思います。しかし,睡眠時間を削ってでも遊ぶことも大切にしてほしいと思います。さらに,接客業のバイトをしている人は様々な人を相手にしていると思います。そういったところで人との繋がりや,社会との接点を大切にしていってほしいと思います。
学生さんは地域貢献事業のことで悩んだりする事もあると思います。そういった場合はまちなか活性課へ来てください。アドバイスをする事が出来ると思います。