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AIPRO記事

【地域貢献事業団体紹介】
森の子(代表:榊原雄大さん)

『森の子』とは?

 『森の子』は、生物多様性の確保、健全な生態系の確保を主な目的として活動しています。学生の視点で自然の魅力を発信し、興味を持ってもらうことを大切にしています。その内の一つが昨年度作った自然観察マップです。このマップは、学生自身がその場所に行き、感じたことが書かれています。図書館と本館に置かれているのでぜひ手に取って読んでみてください。実は、このマップは第二版で、2年前に前身となるマップがあり、それを更新してできたものが現在のマップになります。マップは今後も更新されていくと思います。

始めたきっかけは?

 小さい頃から自然が好きで、1年生の4月の学生地域貢献事業最終報告会に自主的に参加し、生物多様性について考える『森の子』があることを知り、自然と触れ合えると思い、やりたいなと思い始めました。

主な活動は?

 奥三河の新城市を中心に活動しています。奥三河地域では、積み木と植樹の活動をしています。積み木は、奥三河の間伐材を使用して作られていて、地域の子供たちの「木育」のために積み木事業を行っています。積み木事業は、親子で参加される方が多く、親御さんと子供たちの触れ合いの場を創出することが目的です。
 また、今年からは豊川市と縁があり、水生生物調査を行うようになったため、豊川市にも活動の幅を広げています。来年以降も奥三河地域と豊川市で活動する予定です。

気をつけていることは?

 環境保全への関心を促進したいという考えがあるため、自分たちや周りの人に環境保全について知ってもらい、『森の子』全体そして周りへ伝えられたら良いと思っています。積み木事業の際には、子供たちが高く積み上げることがあるので、その高さに対し注意を払うようにしています。
 また、代表としてチームメンバーをまとめる努力をしたり、イベントでより良いものができるように考えを出したり、メンバーと協力しながら活動を行っています。

活動を通して変わったことは?

 今まではあまり人と接する機会がありませんでしたが、代表になってから市の方や企業の方、県の方とメールでやり取りするようになりメールの送り方を学ぶきっかけとなりました。さらに、イベントで代表者とお話しする機会が多いので社会へ出ていくうえで良い経験だと思いました。

今後の『森の子』の目標は?

 最終的な目標としては自然環境が良くなれば良いと思っています。例えば、奥三河では林業が衰退していて、木が多すぎて使い道がなくなっています。そのため、積み木事業も環境保全の一つです。さらに、間伐するだけでなく、新しい木を植えることで新たな生態系を循環させるという意味もあり植樹活動を大事にしています。また、イベントの際に多くの人と環境のことについてお話することで環境に対する考えが広まれば良いと思っています。

『森の子』が行っているイベントは?(2018年度)

  • 4月:豊川市ふるさと公園でオートバックスの方と積み木事業
  • 6月:オートバックスのお店の中で積み木事業、獣害などによる2年前に植えた植樹の新たな補植活動
  • 7月:蒲郡まつりで積み木事業
  • 8月:豊川市の方と水生生物調査
  • 10月:豊橋鉄道さんの植樹ツアーに参加しお手伝い、豊橋まちなか歩行者天国で積み木事業と水生生物調査の結果を公表
  • 11月:オートバックスの方と積み木事業、奥三河の団体さんのフォーラムに参加
 また、来年度の10月に豊橋鉄道さんとのコラボレーションで『森の子』企画の植樹のバスツアーを行う計画をしています。ただ植樹するだけでなく、奥三河に関係する体験をしてもらうツアーになる予定です。
 さらに、豊川市の方から3年計画で水生生物についてのマップを作りたいという話があり、来年度から実行していくつもりです。

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