卒業論文は、大学生活のハイライトであるとともに、社会へ出ていく上での通行手形でもあります。下にあげたように、地理学専攻では、毎年、様々なテーマでの卒業論文が提出されます。自分の興味関心に沿った多様なテーマが自由に設定できる懐の広さも地理学の魅力のひとつといえるでしょう。
なお、毎年、優秀な卒業論文を提出した学生には、日本地理教育学会が主催する「全国地理学専攻学生卒業論文発表大会」で発表する機会が与えられています。
2023年度
2023年度もまた、新型コロナウイルス流行によって野外調査が制限される環境下にありましたが、学生の卒論は変わらず多様なテーマで書かれました。特にオンラインゲームを対象にした研究や、3000件以上のご当地キティのデータベースを作成する研究、大種牡馬サンデーサイレンス産駒1500頭以上のデータベースを作成する研究など、フィールドワークができないならできないなりに、自分のオリジナルデータを集めて分析を行う姿勢には、指導教員としても刺激を受けた次第です。静岡県における仏教寺院の分布―宗派ごとの分析― |
夜間景観の観光者実態とその展望―岐阜県池田山を事例として― |
新型コロナウイルス流行下における都市型温泉街への影響と対応―岐阜市長良川温泉を事例として― |
人口と神社分布から見る岐阜県の信仰空間 |
バブル崩壊後のゴルフ場推移と跡地利用 |
豊橋駅前飲み屋街の変遷―さくら通りを中心として― |
ご当地キティからみる日本の観光資源と地域的特徴 |
浸水想定区域の防災対策と住民意識―瀬戸市神川町を事例として― |
知立市周辺の松並木の成り立ちと現況 |
公共空間のごみ箱設置とポイ捨ての実態から見る街の散乱ごみ防止対策の課題―愛知県稲沢市を事例として― |
鉄道系博物館に見る立地傾向―国鉄・JRが関連する施設を事例に― |
デザインマンホールから見た地域性 |
Jリーグクラブと地域密着 |
輪中跡地における農業的土地利用 高須輪中を事例として |
春日井市における高齢者福祉の変容と課題―福祉施設に着目して― |
競馬における産駒の拡散と影響―サンデーサイレンスを事例に― |
米津玄師ファンが行うミュージックビデオ撮影地の聖地巡礼 |
ソーシャルゲームから見る地域的特徴―刀剣乱舞ONLINEを事例として― |
2022年度
2022年度は、先年に引き続きかつ新型コロナウイルス流行によって野外調査が極めて制限される環境下にありましたが、学生の卒論は変わらず多様なテーマで書かれました。特に名古屋の遊郭や寄せ場、アイドルファンダム、工場夜景など、コロナ下でも斬新で興味深いテーマに果敢に挑戦する学生の姿には、指導する側としても改めて勇気づけれた次第です。浜松市におけるコンビニエンスストアの閉店後の土地利用 |
地方自治体による地域密着型バス路線の役割 -名古屋市営バスを事例として- |
三重県における茶業の現状と課題 −北勢地域を中心に− |
旧中村遊廓の変容 |
名古屋笹島地区の寄せ場の成立と宿泊施設の変容 |
岐阜県大垣市の社会科副読本における水害関連記述の変化 |
静岡県浜松地域における楽器産業の集積 |
有名観光地におけるアニメ聖地巡礼者の観光行動の特徴 |
明治用水を利用した親水施設の教育利用 - 安城市を対象として - |
アイドルファンダムの出稿する誕生日応援広告の掲出場所の傾向と人々に与える影響 |
合併前後の浜松市における小学校社会科副読本の内容変化 |
愛知県豊橋市におけるキャベツ生産地域の変容 - 西七根町を事例として- |
大都市圏のローカル線駅における駐輪場の整備状況 -名鉄尾西線を事例に- |
大規模スポーツ施設の立地に伴う土地利用の変化 −豊田スタジアム周辺の駐車場に着目して- |
豊川市「こだわり農産物」制度についての研究 |
店舗看板の回転灯から考察する東海地方における喫茶店文化の範囲 |
愛知県渥美半島外海海岸と東幡豆海岸の貝類及び海洋漂着物 |
公害問題を経た四日市工場夜景の観光資源化 |
バス停留所名と行政地名の相違―静岡県富士市を事例に― |
2017〜2020年度における全国の山岳遭難者の地域的特徴 |
2021年度
2021年度は、学生数が例年より少ない状況で、かつ新型コロナウイルス流行によって野外調査が極めて制限される環境下にありましたが、学生の卒論は例年通り多様なテーマで書かれました。熊野筆の生産構造―化粧筆に着目して― |
美濃路稲葉宿の機能の変遷―近世期から現代まで― |
鉄道駅に設置された案内地図の特徴と課題 |
大学生よさこいチームの演舞にみる地域性 |
名古屋市セントラルパーク地下街における消費者行動と店舗配置 |
学校給食と地域の繋がり―浜松市立の小学校を例として― |
豊橋総合動植物公園にみる集客方法としての飲食サービスの可能性 |
酒類消費の地域性―愛知県の少消費量の要因を中心に― |
地域の変遷からみる名古屋市瑞穂通商店街存続の要因 |
名古屋空港機能移転前後における豊山町の土地利用変化 |
水害経験のある地域とない地域の防災対策と住民意識―豊橋市前田南町と下地町を事例として― |
2020年度
2020年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、学生の問題意識の広さが伺えます。ハザードマップやジオパークのような、地理学の社会的貢献ともかかわる「王道」のテーマで卒論を書く学生もいれば、お土産やゆるキャラ、ボートレースのような自分の興味関心のまま卒業研究をまとめる学生も多く、毎年斯学の懐の深さを感じます。『名古屋土産』の地理的範囲―高速道路PAでの調査を中心に― |
木曽川舟運終末期における八百津町黒瀬湊の景観復原 |
豊橋市における外国籍児童の保育状況 |
大須におけるアパレル小売店集積の要因について |
大手私鉄の無人駅景観の構成要素〜名古屋鉄道を事例に〜 |
水害に備える「手づくりハザードマップ」の現状と課題―刈谷市泉田地区と西境地区を事例に― |
情報発信活動からみたジオパークの特徴―パンフレットの分析を中心に― |
周智郡森町山間部における公道・林道の管理状況 |
社会的背景から考える結婚式場の立地について |
喫茶店におけるファサード型屋外広告物の実態―名古屋市大須商店街の事例研究― |
各ボートレース場の季節風に対応した立地や建築物の特徴 |
愛知県における鉄道高架下空間の利用形態と利用方法 |
ゆるキャラにこめられた地域性とメッセージ性 |
デザインマンホールのモチーフから見た地域シンボル・イメージとその地域性 |
イベントプログラムからみる水族館の地域性 |
2019年度
2019年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、学生の問題意識の広さが伺えます。特に「野球」や「アニメ聖地巡礼」「ポケモンGO」など、学生の趣味趣向に合致したテーマを卒論まで深めたものが散見され、地理学の懐の深さを感じることができます。もちろん、GISを用いた火砕流被害想定のような硬派なテーマで卒論を書く学生もいました。GISを用いた破局的噴火が引き起こす被害の予想―入戸火砕流をモデルとして― |
アニメ聖地巡礼者の自動車利用の実態―茨城県大洗町を事例として― |
プロ野球選手における地理的特色―野球留学・地元枠を背景にー |
メンズファッション購買地域としての名古屋の地理的特性―大学生への意識調査を中心に― |
駅内広告から見た地下鉄駅の地域性―名古屋市営地下鉄を事例にして― |
屋外広告から分析するプロ野球球場本拠地の景観特性 |
観光型レンタサイクルから見る回遊行動―浜名湖周辺のレンタサイクル「ゆーりん」より― |
教科書の国旗掲載数の変遷とその特徴 |
自動二輪車ナビゲーションシステムの有用性の検討―Google Mapと現地調査による検討― |
若年世代の「位置情報ゲーム」の利用実態―『Pokemon GO』を事例として― |
修学旅行の行き先による学習効果―全国の公立小・中学校において― |
昭和後期に廃止された鉄道跡地の解体―名古屋鉄道一宮線を事例として― |
静岡県湖西市における喫茶店立地と利用客の行動 |
都市近郊型温泉地の現状と課題―舘山寺温泉観光協会と宿泊施設の視点から― |
都市対抗野球大会と都市の階層性 |
日本卓球協会の加盟登録人数の地域的特徴 |
宝くじ売場の立地分析―豊橋市・豊川市の宝くじ売場を例に― |
名古屋市の交通結節点における駅ナカビジネスの展開―駅周辺商業地との関連を中心に― |
名古屋市港区における住民と外国人との共助意識―南海トラフ地震を例に― |
夜間景観の観光者実態と地域性 |
旅行ガイドブックを用いた名古屋の観光名所の空間分析 |
2018年度
2018年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されました。農業先進地帯東三河の地域的特徴をいかした農業地理学の卒論や名古屋大都市圏の地域的特徴に合致した商業・都市に関する卒論など、比較的オーソドックスなテーマに加えて、バイクでのツーリングや「インスタ映え」など、趣味的部分を含めた各自の興味関心に応じた自由なテーマなど、毎年卒論のテーマを一瞥するだけでも、地理学の幅の広さ懐の深さを実感します。渥美半島におけるブロッコリー栽培について |
豊橋市神野新田町におけるトマト栽培の一形態 |
愛知県蒲郡市におけるみかん栽培の現況 |
庄内川中流域における神社の立地特性 |
大都市近郊地域の水田の現状―愛知県一宮市の事例研究― |
ヒガンバナとセイタカアワダチソウの自生地分布 |
知多半島の酒蔵の立地と変遷 |
豊橋市南部におけるデルフィニウム栽培の現況 |
豊田市における交流館の分布と利用状況について |
名古屋港における港湾機能の拡大と土地利用変化 |
Instagramから見る消費者行動の実態―名古屋市中区を事例として― |
プロスポーツチームのホームタウンの範囲と競合関係に関する研究―ジュビロ磐田と清水エスパルスを事例に― |
神社境内で行われる朝市の存立基盤と消費者の特性―春日井市白山神社「青空五の市」を事例として― |
地方私立中学校の立地と通学圏―愛知県豊橋市私立A中学校を事例として― |
風評被害地域における産地ブランドの存立―福島県南会津郡「南郷トマト」を事例に― |
日本のツーリングスポットの変遷―ツーリングマガジンを素材として― |
東海道新幹線三河安城駅設置による市街地の変化とその意義 |
大規模ショッピングセンターの新設が消費者行動に及ぼす影響―日進市のプライムツリー赤池の場合― |
公文式教室の立地とその周辺状況―愛知県一宮市を事例に― |
ユネスコ無形文化遺産登録による門前商店街の対応―津島市天王通商店街を事例として― |
静岡県東部におけるサ行イ音便の経年変化 |
豊橋市における各国料理店の立地展開 |
2017年度
2017年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されました。毎年の学生の「自由な発想」をみていると、頭が柔らかくいい意味で結果を恐れなくてもよい学生の立場だからこそできるものなのだと、羨ましくも思うオッサン研究者です。今年は、ネットカフェや駅スタンプ、高校野球のような、学生の趣味を研究に昇華させるような楽しいテーマが多く見受けられました。研究は楽しんでやるものです。もちろん、一定以上の学術レベルに達していることが前提ですが。愛知県におけるファーストフード店の立地―ミスタードーナツを例として― |
Google Mapストリートビューを用いた地理学研究の可能性―名古屋市における路上駐輪の実態を例にして― |
インターネットカフェの新規入会者データから見る集客圏〜豊橋市M店を事例として〜 |
なちなか図書館の利用実態にみる駅前再開発の効果―尾張一宮駅前i-ビルを事例に― |
愛知県におけるファーストフード店の立地―ミスタードーナツを例として― |
愛知県稲沢市における植木生産地の微細な土地利用パターン |
駅スタンプのデザイン・モチーフにみる各都道府県の地域性 |
夏の甲子園出場校における野球留学の特色と留学生の出身地 |
観光客の円滑な流動に果たす公共交通機関の役割の検討 |
旧宿場町の観光化と道路交通問題―旧東海道二川宿を事例に― |
宿場町の近代都市形成〜三重県内の東海道7宿を例に〜 |
地上設置型太陽光パネルの立地特性―愛知県東三河地域・静岡県湖西市を事例に― |
地方自治体における情報公開の地域差―ホームページで公開される情報を例に― |
地理的環境からみた保育園児の災害避難計画の再検討―名古屋市北区の民間保育所を例に― |
中学校社会科教員の地理学関係科目の履修経験と地理的分野への取り組み―豊橋市立中学校を例にして― |
都市景観形成地区における伝統的建築物を活用したカフェの展開とその課題―奈良市ならまちを事例に― |
百貨店の営業内容から見た地域的特徴―地域物産展の内容に着目して― |
豊橋市小島町におけるナシ栽培の現況 |
豊田市における超小型モビリティ共同利用の展開 |
名古屋市におけるCD・レコード店とCDレンタル店の立地展開 |
名古屋市緑区大高町における大高菜の生産現況 |
郵便局の押印から見た地域シンボルの変遷 |
2016年度
2016年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択され、正直多様すぎて指導する方は大変でした(もちろんそれ以上にやりがいがあります)。昨今の観光立国やインバウンド観光の増加を背景として、観光に関する事象を卒論で取り上げる学生が増えてきました。また、基本地理学は「体育会系」の一面があるので、それを反映してかスポーツに関する事象を卒論に取り上げる学生も毎年みられます。もちろん、このような比較的新しいテーマだけでなく、土地利用や農業など、地理学が伝統的に守備範囲にしてきた分野の卒論も、例年同様に多数みることができます。愛知県におけるきしめん店の立地と展開 |
愛知県挙母村における近世〜近代の土地利用 |
愛知県公立高等学校の校歌に謳われる景観特性 |
愛知県佐久島による「島おこし」の可能性と課題 |
愛知県豊橋市における祭りの観光利用と地域社会の変容 |
愛知県名古屋市におけるため池の利用実態 |
三重県志摩市における海女の地域的性格 |
小・中・高校生の愛好するスポーツの地域間比較―浜松市と豊橋市を事例に― |
人はどのように距離をイメージするのか―名古屋市から豊橋市を例として― |
静岡県掛川市の深蒸し茶について |
大型スポーツ施設の立地と運用からみた住民サービス供給の検討 |
大都市新興市街地における近隣商店街の変遷―名古屋市北区柳原商店街を事例に― |
中国人観光客がもたらす宿泊ホテル周辺の社会的・経済的変化―豊橋市藤沢町周辺を事例に― |
内外水同時氾濫想定地域の住民防水意識―庄内川・新川・五条川合流域を事例に― |
宝塚レヴューにみるパリの表象の受容と再生産 |
豊橋市におけるセブンカフェドーナツの現状 |
豊橋市における自転車交通死亡事故の地理的特徴 |
名古屋市の地域価値イメージとご当地キャラクターの関係性 |
名古屋都心部における待ち合わせ場所の選択行動 |
明治前期の宝飯郡赤坂町における地価の分布 |
木曽川扇状地中流域における神社の立地特性 |
来日アーティストの公演会場からみた都市階層構造の変容 |
2015年度
2015年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、変わらぬ豊作といえます。今年も学生の興味関心にあわせて「猫島」や「喫煙所」のような意欲的かつ社会的関心の高いテーマに挑戦する学生がいました。もちろん、このような萌芽的研究のほか、植生や土地利用調査のような、本学地理学専攻が長年得意としてきた研究テーマもみられました。豊橋市における小字名の研究 |
「猫島」は書籍においてどのように扱われていったのか? ―年代別に登場する猫島をもとに― |
ファミリー層の憩いの空間としてのサービスエリア―刈谷ハイウェイオアシスでの実態調査を中心に― |
愛知県におけるテニスコートの立地展開 |
円滑な観光周遊行動のための起点の役割の検討―京都駅前バスターミナルでの観光客の行動調査から― |
岡崎城周辺の松の木の樹齢について |
喫煙所における喫煙者の行動 |
三重県四日市市県地区における稲作農家の営農形態 |
山間地域における道の駅を拠点とした観光振興 |
事業所名称からみる新設合併後の新市名の浸透度―埼玉県さいたま市を事例として― |
静岡県掛川における葛布生産の現状 |
地ビール醸造者による地域活性化への実態と問題点―アンケート調査を中心にして― |
地方分権化社会における地理学を考える教育地理学的実証研究 |
長野県軽井沢町におけるテニスコートの立地展開 |
東三河の公立小中学校校歌に謳われている景観の特徴 |
豊橋市城東部における稲干場の分布と立地 |
豊橋市神野新田における営農の一形態 |
豊橋市神野新田における施設園芸の現況 |
名古屋駅周辺の居酒屋の立地分布―‘90年代以降の駅前再開発との関連から― |
名古屋市における古書店の立地展開 |
郵便局と地域社会との関わり―福井県美浜郵便局を事例として― |
2014年度
2014年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、学生の問題意識の広さが伺えます。昨年度の卒論ではサブカルチャーを含む文化への関心が高まる傾向がありましたが、今年も「ゆるキャラ」や「ライブハウス」のような意欲的なテーマがありました。もちろん、このような萌芽的研究のほか、植生や土地利用調査のような、本学地理学専攻が長年得意としてきた研究テーマもみられました。また、2014年度は留学生も所属していたことから、中国での地域調査を含む国際的な調査・研究がなされたのも特徴です。インショップ形式の農産物直売所の存立を支える地域基盤―静岡県磐田市を事例として― |
コンビニエンスストアの立地展開と品揃えの関連性―岐阜県岐阜市を事例として― |
ご当地キャラによる地方活性化の可能性―愛知県岡崎市を事例として― |
ライブハウスに働く距離逓減と周辺での「たむろ」行動の特性―名古屋市に立地するライブハウスを事例として― |
ライブハウスの立地と地域性―名古屋市を事例に― |
安城市域におけるマツヨイグサ属植物の自生地分布特性 |
喫茶店の立地展開からみた都市商業の課題―愛知県豊橋市を事例にして― |
狭隘道路における抜け道交通の現状と課題―愛知県豊明市を事例として― |
地方大学と地方鉄道の関係性―愛知大学と豊橋鉄道渥美線を事例として― |
地方鉄道のダイヤ改正による沿線住民への影響―大井川鐡道を事例として― |
中国河南省豫北平野における農業生産の現状と諸問題 |
駐車場立地からみたナゴヤドームの周辺地域への波及効果 |
道の駅の「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の検討―愛知県の道の駅を対象にして― |
農書『斉民要術』の「農諺」に見える農耕技術の地域性 |
豊橋市域南西部3村における稲干場の分布と特徴 |
豊橋市朝倉川流域における稲干場の分布と立地 |
名古屋市緑区における溜池と溜池周辺の景観変化 |
2013年度
2013年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、学生の問題意識の広さが伺えます。特に本年度は大須の「オタク」系来訪者の行動分析、知多半島の「萌えおこし」、食文化や市民センター、護身術など、サブカルチャーを含む文化への関心が高まる傾向がありました。これらは、若い学生だからこそ追求できるテーマだと思います。このような萌芽的研究のほか、植生や土地利用調査のような、本学地理学専攻が長年得意としてきた研究テーマも引き続きみられました。日本における水族館の立地展開 |
都心商店街におけるオタク系来訪者と一般来訪者の移動パターンの比較検討―名古屋市大須商店街を事例として― |
名古屋市都市圏郊外住民の日常活動と都市圏構造 |
西三河平坦部におけるラーメン店の分布とその特性 |
渥美半島におけるタケとササの分布 |
岐阜市中心商店街再活性化への一考察 |
豊橋市朝倉川上流におけるヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
旧岡崎市域における市民センターの立地研究 |
護身術の普及状況と地域の治安―空手道場の分布を中心に― |
庄内川下流域における近代初期の土地利用 |
萌えおこしにおける地域活性化について―愛知県知多半島「知多娘。」を事例に― |
駐車場空間の拡大に伴う豊橋市中心市街地の変容 |
長野県飯田市における特産品「市田柿」の地域団体商標登録による生産の変化 |
2012年度
2012年度の卒業論文も、例年通り多様なテーマが選択されており、学生の問題意識の広さが伺えます。特に本年度は養鰻、八丁味噌、大あんまき、ペコロス(タマネギの一種)、水産業、酒造など、地場産業としての食品製造業への関心が高かったことが特徴的です。このほかにも市の剣道場の研究、商店街を対象とした研究、信仰圏の研究など、地域の経済と社会・文化を実直なフィールド調査によって明らかにし、なおかつ地域の未来に貢献しようとする姿勢が目立ちます。静岡県浜名湖沿岸における養鰻業の衰退過程 |
東海地方の城跡におけるマツの樹齢について |
西尾市における剣道振興の背景と現状 |
近代化にともなう伝統的食品製造業の営業圏の変容―愛知県岡崎市の八丁味噌製造業を事例に― |
浜名湖周辺における防風林の分布と樹種 |
濃尾平野東部における島畑の分布と土地利用 |
愛知県知多市日長地区におけるペコロス産地の形成過程と現況 |
郷土菓子の受容に対する地域的特徴―愛知県知立市の大あんまきを事例として― |
豊橋における水産加工業の発展と展望 |
豊橋市における交通事故発生分布とその要因 |
逢妻川流域の地形環境 |
名古屋市大須における古着系用品店の立地展開 |
伊勢湾岸におけるしめ飾り習俗の研究 |
京都市伏見区における酒蔵の変遷 |
愛知県内における自治体のハザードマップ整備状況 |
名古屋市大須商店街における万松寺通りの変化 |
大阪市における商店街の変化とその要因について―東住吉区駒川商店街を事例に― |
2011年度
コミュニティーバス事業の導入による地域交通の変容〜岐阜県郡上市八幡町まめバスを事例に〜 |
大型スタジアムの適正規模に関する地理学的考察〜都市システム論をもとに〜 |
豊橋市域の火災に関する地理学的考察 |
空港重複地域における住民の利用空港の選択 |
鉄道支援組織における地方鉄道活性化活動とその効果―「天浜線サポーターズクラブ」を例にして― |
中学校社会科地理分野における鉄道高架事業教材化の試み―江南市布袋駅の事例を中心に― |
浜松市街地の津浪避災地図試案 |
愛知県東栄町において、Iターン者が地域活性化に与えた影響と地域特性 |
稲沢市における食料品スーパーマーケットの展開 |
名古屋市における放置自転車の実態 |
愛知県一宮市本町商店街の変容 |
愛知県西三河地方の小中学校歌に謳われる景観特性 |
天竜川下流域の土地利用 |
中部日本における川下り観光の展開―天竜川を事例として― |
岐阜県各務原市におけるニンジン栽培の存立基盤 |
豊橋市域におけるラーメン店舗の立地と集客動向 |
稲沢市における植木産業の立地と存立基盤 |
名古屋市大須商店街における消費者の空間行動 |
2010年度
弓道場の立地と存立基盤について〜名古屋市と豊根村の比較研究〜 |
被合併地域の現状と今後の展望―愛知県豊根村富山地区を事例として |
湖西市におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
愛知大学生における時間・距離地図の認知に関する研究 |
名鉄三河線沿線における人里植物の自生地分布と密度 |
浜松市西部東海道筋のタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
梅田川上流域におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
名古屋市東部丘陵地における松の分布 |
アニメーションから見る地域性 |
名古屋市における都市公園の分布とその利用に関する研究 -名古屋市平和公園を事例にして- |
静岡県中部における茶業と人々のかかわり |
愛知県における道の駅とその地域的影響 |
豊橋市石巻山における観光ルートの設定 |
蒲郡市塩津地区における塩田とその認知 |
都市内小河川の水質浄化に関する研究―名古屋市堀川と松江市堀川の比較― |
名古屋市のペット産業の分布とその空間的システム |
豊橋市下条地区遊水地における人里植物の自生地分布 |
愛知県江南市における駅前商店街の立地と存続条件 |
病院の立地の展開とその地域の背景―愛知県東浦町を事例にして― |
歌詞にみる長崎のイメージについて |
庄内川水系八田川におけるアブラナ・カラシナの自生地分布と考察 |
国府宮裸祭りの地域組織とその展開 |
豊橋市における中心商店街活性化への取り組み研究 |
直島における企業による観光開発と住民の意識 |
2009年度
名古屋市における禁煙地区の設定と、それに対する地区来訪者の認識 |
砺波平野における種もみ生産の存立条件 |
豊橋市における軍関係施設の立地と市街地の変容 |
豊橋市における交通事故の分布とその条件 |
国絵図にみる犬山城下町の復原 |
愛知県豊橋市における朝市の存立基盤と農家との関係 |
豊橋市市中心街地の商店街活性化への取り組み |
島根県邑智郡邑南町の「田舎ツーリズム」と地域活性 |
五条川の水質について |
愛知県知多地区における水産業の変遷 |
郡上八幡における観光ルートについて |
三重県志摩市大王町における来訪者による景観認識 |
富山県における配置薬業の再編成 |
汐川(田原市)の水辺評価について |
志摩国庶民の日常食 |
木曽川中上流部の水質と人口 |
西尾市の一農家における農業経営の変遷 |
愛知県長久手町北西部における人里植物の自生地分布と密度 |
豊田スタジアムの立地と周辺地域の変化 |
知多半島における四国霊場めぐりの形態とその地域的役割 |
三重県志摩半島における植生の変遷 |
2008年度
日帰り温泉施設の地域的特性 |
近代伊勢国における庶民の日常食 |
岐阜市における学習塾の立地 |
人々の生活から見た小規模集落の実態について‐新城市鳳来地区の事例より‐ |
中心商店街周辺における伝統的商業の存立基盤 |
豊川の流下に伴う水質変化 |
中部国際空港開港に伴う県営名古屋空港への転換と地域変容 |
長野県売木村の観光産業について |
高師原段丘崖の植生 |
愛知県西部における重田の分布について |
旧富山村の山村留学とその地域への影響 |
矢作川下流における水温の日変化について |
岐阜県中川流域におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布について |
三方原台地における松並木の樹齢について |
豊橋市の表浜海岸地域におけるアカウミガメの上陸状況とその条件 |
安城市今池地区における農地転用と地域の変容 |
庄内川の水質特性 ―水源から河口まで― |
舞阪町域における松並木の樹齢について |
豊橋市におけるちくわ産業の現況 |
西尾市の観光資源について |
旧額田町鳥川地区におけるホタルの生息環境と保護活動 |
朝倉川沿岸における人里植物の自生地分布と密度 |
2007年度
JA愛知南が地域農業に果たした役割‐電照菊とブロッコリー‐ |
動物園の施設からみた地域性の考察 |
愛知県新城市における財産区の展開と維持管理の変化 |
黄柳川上流域におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
企業進出に伴う都市構造の変化 |
名古屋競馬場の存続と今後の課題について |
旧大垣市における農産物直売所と地域農業について |
音羽川における水質と周辺環境の関係性 |
愛知県知多地域におけるパークアンドライドについて |
大須商店街の変容と客層別のイメージ |
豊川下流域右岸段丘崖の植生 |
小集落の家庭雑排水の小河川に及ぼす影響について |
名古屋市におけるホームレス階層の生活空間について |
高蔵寺ニュータウンにおける少子高齢化とコミュニティの変化について |
石川県小松市の企業城下町としての性格と動向 |
大垣市の飛び地合併とその背景 |
地下鉄鶴舞線における駅前駐輪場施設と利用者の特性 |
津島市域における土地利用とその変化 |
地域づくりインターン事業から見る受け入れ市町村の特徴 |
林業における機械化のプロセスの変化について |
魚津市における果樹栽培地の形成について |
音羽川流域における人里植物の自生地分布と密度 |
豊川下流域におけるタンポポ・ヒガンバナ・セイタカアワダチソウの自生地分布 |
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愛知県豊橋市町畑町1-1
TEL.0532-47-4111(代表)
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