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  プロジェクト・研究会 RESEARCH PROJECTS 
  

 2022年度~2023年度(2年継続) プロジェクト・研究会


1旅行メディア知の研究

 旅行メディアが生産し旅行者が利用する知識・知恵(本プロジェクトで言う旅行メディア知)の特徴・機能を解明するという問題関心のもと、カナダとその国是たる多文化主義を事例に、ある社会が自らのアイデンティティの根幹とする事物を日本の旅行メディアがどのように観光資源化しているのかを明らかにすることを目的とする。

代表研究者 活動報告および予定
岩田 晋典 国際コミュニケーション学部

[1]メディア分析[2]現地調査という研究方法を用いる。[1]では、①1980年代以降の「地球の歩き方ガイドブック」カナダ編と「るるぶカナダ」、②BS番組を中心とする旅行番組、③各種旅行サイトの三種に分け、それぞれにおける言説・表象の分析を行う。[2]では、現地観光当局ならびに日系旅行会社に対してインタビューを行とともに各種ドキュメントの収集にも当たる。そして[1]の分析をホスト社会の文脈で検証する[2]の作業を通じて、日本発カナダ観光における旅行メディア知の在り様を解明することを目指す。以上の調査は、[1]は旅行メディアの研究を進めてきた岩田が、そして[2]はカナダ地域研究が専門の岡田、ならびにフランス語圏においてフランス文化に精通しフランス語が堪能な永田がそれぞれ主導し、共同研究を進める。なお、コロナ禍で現地調査が不可能の場合は、[1]を豪州・ニュージーランド・米国・フランスのケースと比較するメディア分析に切り替える([2]の代替として東京の国立国会図書館ならびに旅の図書館での資料調査を重点的に行う)。

研究会を重ね、英語論文による成果発表を行い、研究所公式HPにて公開する。
共同研究者
永田 道弘 本学国際コミュニケーション学部
岡田 健太郎 本学国際コミュニケーション学部

2. 「尾崎=ゾルゲ事件」再検証
本研究プロジェクトは、この「事件」の首謀者とされるリヒヤルト・ゾルゲと尾崎秀実とを軸に「事件」の文脈を再検証することを通じ、現代におけるインテリジェンス研究のあり方を探るべく実施される。これまで多少なりともこの「事件」に関連した研究を実施してきたのは研究代表者だけではあるが、ほとんどこの「事件」との関わりなく研究をしてきた共同研究者お二人の社会学的、地理学的見識の助力を得つつ研究の幅を広げ(ジェンダー、地理表象)、さらには国内外に広がる関連研究者とのネットワークの構築を企図しつつ研究は進められ、研究会実施とその成果を二年後には書籍化することを計画している。
代表研究者 活動報告および予定
鈴木 規夫 国際コミュニケーション学部 この「事件」に関連した研究を実施してきたのは研究代表者だけではあるが、ほとんどこの「事件」との関わりなく研究をしてきた共同研究者二人の社会学的、地理学的見識の助力を得つつ研究の幅を広げ(ジェンダー、地理表象)、さらには国内外に広がる関連研究者とのネットワークの構築を企図しつつ研究は進められ、研究会実施とその成果を二年後には書籍化することを計画している
共同研究者
樫村 愛子 本学文学部
近藤 暁夫 本学文学部