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ゼミナールについて

活動方針

早期から卒業研究を見据えた指導

卒業研究(以下、卒論)は、多くの大学生にとって、小学校から大学までの教育期間の中での集大成だと考えています。そのため、卒論は誰に読ませても恥ずかしくない文章で自分の考えをまとめたものになるべきだと考えています。しかし、現状としては、学部4年生になると就職活動が本格化して、卒論にゆっくりと時間をかけられないのが現状です。
 そこで、アマゼミでは、早い段階から卒論を意識した文献研究や調査を実施し、就職活動の際に面接官に卒論の内容を聞かれても、ハッキリと答えられるように指導しています。


 
 
 

プレゼンスキル向上を意識して

 人前で話す力、すなわち、プレゼンテーションスキルは練習により向上できる技術だと考えています。
 これまでのゼミ活動として、先行研究を各自でまとめ、その内容を発表し、発表中の様子を映像に収めて、自身の発表の様子を振返り(ビデオ・セルフモデリング)、プレゼンテーションスキルの向上を目指した活動を行ってきました。過去の活動の中には、オープンキャンパスにおいて受験生の進学相談を行う、就職活動の体験談を1年生に紹介する、学術集会での発表など、人前で話す機会を多く設けて行ってきました。

 

チームで取り組む

卒論は、スポーツで例えるなら、個人競技だと考えています。
 しかし、個人競技も1人だけで練習することは稀だと思います。やはり、個人競技でも仲間とともに励まし合い、切磋琢磨しながら競技力を向上させて行くように、卒論も同じく、卒論を作り上げるための企画・実行はゼミの仲間とともにチームで取り組むように指導しています。
 また、2年次のゼミでは、主にチームビルディングについて体験的な授業で学んでいきます。


アマゼミの卒業論文タイトル

2023年度 優秀論文賞

●Health Action Process Approachモデルに基づく大学生のレジスタンストレーニング行動の検討
●生理用品購入行動に及ぼす羞恥感情およびその発生因の影響

2023年度

●共感疲労評価尺度の開発
●大学野球の投手が求めるソーシャル・サポートの検討
●大学スポーツ組織におけるフォロワーシップがもたらす効果の検討
●大学野球版セルフハンディキャップ尺度の開発
●スポーツにおけるルーティンの共通性に関する探索的研究
●計画的行動理論に基づく大学生の献血行動の検討
●大学スポーツにおける種目転向の検討―大学アメリカンフットボールを対象とした調査―
●スポーツ版省察・反芻尺度の開発―競技成績との関連性の検討―
●運動部学生の受傷経験が外傷後成長に及ぼす影響の検討
●ニュースポーツ参加動機尺度の開発―信頼性と妥当性の検証―
●大学生の自己肯定感と身体活動量の関連性―心理社会的要因を媒介変数とした検討―

2020年度

●大学生における果物摂取状況と心身の健康等の関連性の検討

2018年度

●大学生のシャイネスがコミュニケーション手段の選好に与える影響の検討
●野球における防具装着行動に関する研究
●大学生のスポーツ実施と主観的幸福感との関連性の検討
●大学アメリカンフットボール選手が求めるコーチングの検討
●大学野球における学生コーチのストレス関連成長に関する研究
●電車通学時の大学生の座位行動の抑制要因の検討
●大学生のSNSにおける自己表現に関する研究
●女子大学生の月経と運動との関連性の検討
●女子大学生の痩身願望とメディアとの関係性の研究
●就職活動のストレスが食行動に与える影響の検討

2017年度

●大学生の就職活動におけるメンタルヘルスの研究

2015年度 特別論文賞

●あがりとライフスキルの関連性の検討――大学生の日常生活場面に着目して――

2015年度

●スポーツマンガにおけるスポーツオノマトペ表現の量的調査
●自己決定理論を用いた学習動機づけと学校適応感の関連性の検討
●睡眠障害とうつ――不眠症とうつ病の関係性――

2014年度

●大学野球部員を対象とした“あがり”に関する研究――あがりに対するメンタルトレーニングの実施状況――
●青年期におけるスポーツ傷害の経験が競技者に及ぼす心理的影響
●大学野球の学生コーチにおけるコーチング・メンタルモデルの構築
●リーダーシップと集団凝集性の関連性について――大学女子ラクロス部員を対象に――
●LINEにおけるスタンプの使用が大学生のメンタルヘルスに及ぼす影響
●身体活動が大学生のストレス状態へ与える影響について――運動強度による比較――
●青年期の不快感情の判断における表情認知――顔の部位による検討――
●大学生の友人関係に与える影響の検討――飲みニケーションの観点より――
●大学生の行動傾向が食に及ぼす影響についての検討――タイプA行動パターンの場合――
●イップスになりやすい性格傾向とイップスへの対処方略――大学野球選手を対象として――

アマゼミ生の生の声

ゼミ生の無記名回答を抜粋しています。

2023年度卒

尼崎先生の指導は、1番厳しかったかもしれませんが、1番優しかったと思います。 2年間の関係性があるからこそ、厳しくされても、それが私達のためであるとわかっていたので、折れずにすみました。 なにより、ゼミの雰囲気をより良くしてくれたことに、感謝してます。

2023年度卒

初期は求められているレベルが高いと感じていたが、こなしていくごとに当たり前のレベルが上がり何事も苦ではなくなった。 2年、3年は課題が多いと感じることがあったが、そこで身につけた能力が卒論にいきた。 基本的に自分で考えて行動する時間が多かったので主体性が身についた。

2023年度卒

時に厳しいお言葉もありましたが、その分、終わったときの達成感は何にも代え難いものでした。先生からの卒論完成一歩手前のメールは正直泣きそうでした。頑張ってよかったです。

2023年度卒

ハッキリと言ってくださったので、どのように対処すればいいのかがわかった。基本的に自分たちで考えて行動するゼミだったので主体的に行動する力が身についたと思う。大学生活で人前でプレゼンをすることはほとんどなかったが、ゼミの中で何回か自分で資料を作ってプレゼンをしたことは将来に向けての良い経験になったと思う。ゼミに入ってすぐから、他の方の論文に触れる機会が沢山あったおかげで、卒論をどのように書いていけばいいのかというイメージを持ちやすかったと思う。週一回のレポートのおかげで、パソコンで文字を打つことへの抵抗が無くなり、卒論に取り組むことが出来たと思う。チームで取り組むことが多かったので、最後の卒論の時にみんな協力することができたのだと思う。チームビルディングのための、バトミントンやトレーニング施設作りがとても大事な事だったんだと卒論をやっている時に気づいた。

2023年度卒

卒業研究は他のゼミに比べてアンケートや分析とたくさんやることがあって大変だなと思うこともあったけど、最後提出した時はやり切った感、達成感があってこのゼミに入ってしっかりと卒業論文を書けてよかったと思った。 初めの頃はゼミ全体でご飯に行ったり、ゼミ旅行も無くて他のゼミがいいなと思うこともあったが、最後飲みに行くことができたし、卒論指導でゼミ室に集まった時にたくさん話し方ができてとても楽しかったです。卒業後もみんなで集まりたいと思いました。

2023年度卒

厳しい指導の印象が強い。でも今となっては厳しい指導のおかげで卒論や人間としていいのもになった。

2023年度卒

厳しい意見も多かったですが、そのおかげで危機感が生まれやる気が起きました 褒めるところはしっかり褒めてくれました。

アマゼミへのよくある質問

Q&A

Q.心理学を履修していないけど、大丈夫?

A.過去のゼミ生で、心理学を履修している学生はほとんどいませんでした。自助努力も必要ですが、ゼミではゼロから健康心理学やスポーツ心理学で用いられている、いわゆる心理学の研究法論などを解説しています。

Q.数学が苦手ですが、大丈夫?

A.心理学領域では、量的研究をする際に心理統計を用い、数学的な思考が必要になります。本来であれば、数式から統計手法を学ぶ必要がありますが、数学が苦手な学生が多いので、ゼミ内では数式を極力用いずに心理統計を説明しています。

Q.ゼミ合宿・旅行はありますか?

A.これまで、ゼミ合宿・旅行をオフィシャルなゼミ活動として行っていません。ゼミ生だけで自主的にゼミ旅行が行われる事があったり、アマザキが参加する学術集会に一緒に参加したゼミ生が複数います。今後の予定としては、アマゼミ単独でのゼミ合宿は人数が少ないので開催することは難しいと思われるので、他大学と合同でゼミ合宿を行う事があるかもしれません。

Q.課題の量は多いですか?

A.課題が多いとの評判が過去にありましたが、現在は、課題の量の見直しをしています。勉強は、スポーツの練習と同じで、ある程度は量をこなさないとパフォーマンスの向上に結びつかないと思っています。そのため、ゼミ生のパフォーマンスの向上のために必要な量の課題をこなしてもらおうと思っています。

Q.キビシイですか?

A.厳しさの基準は個人で異なるため、明確な判断はできません。必修科目のゼミですので、なるべく楽をしたいと考える学生もいるかも知れませんが、厳しさを判断基準でゼミを選ばずに、自分の興味関心を判断基準にゼミ選択をしてほしいと切に願っています。