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  文瀾閣にて


2016年、2月27日から3月3日まで杭州で資料収集を行った。今年の春節は2月8日で、それも終わった頃でちょうど良いし、今年はうるう年で2月は29日もあり、一日得した感じもする。格安航空券はセントレア発北京経由の杭州行きで、かなり前から購入していたが、10日くらい前だったか、3月2日の北京・セントレア便が運行中止との連絡があり、3日に帰国することになったのである。一日伸びたわけだが、保険や宿泊等の変更も伴い、ちょっと慌てた。

北京経由という選択に問題があったとも思えない。上海経由や関空発着便も調べたが、どうも不便なのである。2008年秋に杭州に行ったときは、北京から飛行機で行き、帰りは寧波から飛行機で北京に戻ったのであるし、北京経由について特に抵抗はない。乗り継ぎも便利になっていて、帰りは杭州でスーツケースを預けて、そのままセントレアで受け取った。北京・杭州間の国内便は、2時間くらいのフライトで、行きも帰りも満席だった。 


    浙江図書館 孤山館舎    

   杭州に行こうと思ったのは、去年の暮、北京で思ったほど古籍を見ることができず、不満だったからである。見たい古籍は浙江図書館に所蔵が確認できた。授業で杭州のことを数回取り上げていて、最新の情報や写真も欲しくなった。そして、あと何回杭州に行くことができるかと思ったら、今しかないとなどとも考えたのである。閲覧したかった古籍はちゃんと見たし、杭州関係の書物も購入し、写真も800枚近く撮影し、資料収集の目的は達成した。文瀾閣も修復されていて、1990年に次いで見学ができた。2008年訪れた時は修復中だった。


    拱宸橋から望む橋西文化街
   孤山の梅を見ること、茶葉博物館を再訪することも果たしたが、大運河博物館に行った日は休館日で、見学はできなかった。2008年に見学済みであるが、展示には変更があるに違いない。拱宸橋を隔てた向こうには、いろいろなお店があった。1990年秋、そこは空き家が多く、警備の人が立っていたが、現在では橋西文化街区として整備されているのである。
今回、本当は日曜に大運河博物館に行きたかったが、タクシーが見つからなかった。日曜日の西湖畔は観光客であふれ、「有客」という表示を掲げた車が何台も通り過ぎて行くだけだったのである。西湖のほとりでは梅のみならず、白モクレンもすでに咲きだしている暖かさだった。私の滞在中、毎日天気がよく、雨も降ることはなかった。柳も日を追うごとに緑を増していった。
   杭州市内の移動は基本的にバスと徒歩で、時折タクシーに乗り、一度だけ地下鉄に乗った。ホテルが平海路にあり、バス停と地下鉄の駅から近く、バス停の表示を見たり、後はアバウトにと、何とか目的地に達して、またホテルに戻ってくることができた。

空港からの移動は、高速道路や高架路を走っていたが、渋滞もひどかった。高速道路には資材を積んだ巨大なトラックも見かけられ、北京の空港からの市内への移動には、余り見ない車両だった。
    西湖畔に咲く白モクレン