2008年4月初め 地壇にて(以下、写真はすべて地壇)
(2008年)4月1日北京に無事到着。大阪から午前便でやって来のは正解だった。その日の午後、必要最低限の入学手続きが済んだ。荷物は勺園の郵便室に届いていて、ホテル用のカートを借りて部屋に運んだ。ゆうパック27個。未着2個。疲れた。箱は検査で開封されていたり、つぶれていたり……

あくる日衛生防疫機関に健康診断関係の書類を提出しに行き、午後受領できるというので、それまで近くの地壇公園で暇つぶしすることにした。広い敷地は散策するには十分であったが、晴れてはいても風は時折強く吹いていた。清朝に於いては祭祀の場所として天壇、日壇、月壇とともに重要であっても、今は文化財や公園としての存在に性格が変容している。今まで天壇しか行ったことがなく、ここは初めて訪れ、牡丹園があるのも知った。まもなく花の季節がやって来るのだろうが、もう来ることはないかも知れない。

北大から遠い。五道口駅まで徒歩、地下鉄料金が均一2元になってはいたが、西直門駅で乗り換える時延々と上ったり降りたり、安定門駅から地壇まではすぐだが、衛生防疫機関まではまだまだ歩く。暇があればバス路線を調べて、何人かまとまればタクシーという手もあるだろう。

地壇公園内の白木蓮は盛りを過ぎていた。満開の桜並木を見慣れている私であるが、北京の春の花もまた趣があるものだと感じた。連翹の黄色は地味な木立の間で目だっていたし、開花直前の桃の花などいろいろな花の木があり、単一の花の木を並木にしているわけでもないようだ。
 


   その次の日も手続きその他で忙しく、学者証なる身分証明書の交付を受けて、インターネットの申請に計算中心に出かけた。一ヶ月100元、とりあえず半年分前納し、設定は勺園の方に来ていただいた。勺園からは電話線で接続できないようになっているそうだ。勺園到着後、iPass社のローミング、16900と16300と試みたが、全部駄目だった。学内LANは結構スピードが速い。居留証は自分で申請して受領すべきと分かり、パスポートは10日預ける。








     

       4月4日は清明節

勤務先に在籍証明を提出しなければならないので、事務室に行くと施錠されていた。そう、今日は清明節。祝日であることに気づいた。穏やかな天気であるが、空気は乾燥しているようで、ちょっと歩き回るとのどが渇く。卓上湯沸かし器も買ってはみたし、私の部屋はお湯汲みもサービスしてくれるのだが、自分で湯沸かし器室に行って汲んでく来るのが手っ取り早いと分かった。衣服もウールのズボンをはいてダスターコートを着て東奔西走していると暑苦しい感じがするけれど、女性でスカートをはいてる人も皆無で、ゆうパックで送って来た荷物から適当なものを探すにも気合がいるようだ。

5日は土曜日、6日は日曜日と連休となる。まだ、図書館利用証の申請もしていないが、デポジットが1000元というのは本当なのかしらん。
 



   


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Last updated: 2008/10/2

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北京到着直後  (2008年度在外研修  原 題: 1.到着直後  2008年4月初)