







■65年の足跡 |
昭和27年(1952年)、瀬戸内海に面した愛媛県新居浜市に生まれる。 こよなく里海を愛したが、山麓に引っ越し里山を愛して高校、大学と山に登った。大学に入ってからは一人旅をはじめる。観光シーズンをはずし、冬の日本海や佐渡、下北などを巡り、厳しい日常生活に惹かれる。沖縄調査の手伝いをきっかけに民俗調査で歩き始める。とはいえ民俗学で生きようと思ったことは一度もなかった。民俗学の宮本常一主催の生活文化研究会、所長の日本観光文化研究所に入り、諸先輩の厳しい教えに鍛えられる。 年収30万円で、30歳の時結婚する。幸い、京都府立山城郷土資料館に民俗担当で採用された。10年かけて畿内先進地域の民具コレクション作りを目指したが、7年足らずで愛知大学に採用される。豊橋校舎の地域政策学部地域文化コースで文化人類学、民俗学、地域の食文化、食具学、博物館学などを教えている。 |

