円明園も北大の隣で、北側に位置する。清華大学西門とは目と鼻の先に円明園の南門がある。

1993年夏、北京語言学院で中国語教師の研修を受けた時、余暇に円明園に出かけた。高校の世界史の教科書に出ていた1枚の写真、列強に破壊された建物を見るためである。入口から延々と殺風景なところを歩き、やっとたどり着いて見たのは、もちろん破壊された建物。それと修復された迷路だった。

今は園内も整備されていると旅行ガイドブックで読んでいたが、果たしてどうか。そう思いつつ、出かける機会がなかったが、中関村の図書城付近の交差点に円明園で蓮の花展があるという広告を見たので、散歩に出かけた。「第22届中国荷花展」という大規模な展示会が今回は円明園で6月24日から二か月開催された。

写真は玄関前にぎっしりと並べられた茶碗蓮の一つ。ここは無料で観覧できる。

園内の蓮はみごとで、一眼レフを持参しなかったことは残念である







     


         
   
周敦頤は北宋の哲学者であり、「愛蓮説」の著者として円明園に肖像が設置されている。2007年度2年次「中国古文講読」の最後に「愛蓮説」を取り上げた。
   
左上は園内の蓮。上は周敦頤の像。周氏があたかも蓮の花と鶴を見ているような構図になってしまったが、実際は離れた場所にある。
 


   

   (←右) 列強に破壊された「西洋楼」で「遠瀛観」「大水法」。「大水法」は噴水。

(↓下) この建物の向かいにある「観水法」とは清朝の皇帝が噴水をご覧になる玉座だったということである。




 


   

   



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円 明 園     (2008年度在外研修 原題 7.蓮の花)