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地域政策学センター「2014年度学生研究活動支援事業」の報告(九州スポーツ心理学会第28回大会での研究成果発表)

 2015年3月7・8日にかごしま県民交流センターで開催された九州スポーツ心理学会第28回大会において、健康・スポーツコース4年生の高橋亮貴さん(尼崎ゼミ)が、自身の卒業研究「大学野球の学生コーチにおけるコーチング・メンタルモデルの構築」の発表を行いました。研究者や大学院生が多く発表する中で、学部生でありながら堂々と発表する姿は、地域政策学部の学生として大変誇らしいものでした。本発表は、地域政策学センターの「2014年度学生研究活動支援事業」の支援を受けて行なわれました。

 以下に、高橋さんの報告書の抜粋を掲載します。

 学会参加の目的は,2つあります。1つ目は,専門家の方や大学院生の方との交流を行い,自身の研究テーマである「コーチング」についてより理解を深めることです。2つ目は,

自身の殻を破ることです。私自身今まで,「無理そうかな?大変そうだ」と思ったことに対して,敬遠しがちでした。しかし,社会人になる前に「なにか殻を破りたい」と思うようになりました。今回の学会に参加し,専門家の方や大学院生の方と接することは,今春から一般企業に就職する私にとって,なかなかないチャンスであると考え,自身の自己成長につながる素晴らしい機会だと感じましたので,今回の学会に参加することにしました。

 今回のメインイベントであるポスター発表では,自身の卒業論文に対して,専門家の方から直接、ご意見やご指摘をいただきたいという目的がありました。たくさんの先生方に研究内容を説明する中で,あれだけ苦労して作成した卒業論文でも,言葉にして大事なポイントを端的に説明することはとても難しかったです。また,福岡大学や山口大学の先生方から質問をされた際,質問を的確に理解することができず,上手く受け答えができませんでした。さらに,自分で行った研究であるにもかかわらず,返答に窮する状況もありました。周りに目をやると,大学院生が堂々と発表し,議論を交わしている様子が伺えました。「あれだけ苦労して、時間をかけてきたんだ」と感じていた卒業論文でしたが,他の発表者と比べると,「井の中の蛙」であったことを思い知りました。専門家といえども上には上がいることを実感し,もっと努力や準備ができたのではないか,と強く感じました。

 反省点が多い中でも,今回のポスター発表に参加して最も嬉しかったことは,自身の卒業論文の中で,中心的な概念である「コーチング・メンタルモデル」の生みの親である東北大学の先生が,偶然にも本大会に参加されていて,ポスター発表を聞きに来てくださったことです。コーチング・メンタルモデルの提唱者から直々にご指導いただけたことが,とてもよい思い出となりました。

 今回の学会の目的は,「コーチング」の理解を深め,「殻を破る」ことでした。専門家の方と交流できたことや未知の世界に挑戦できたことは,言葉では語り尽くせないくらいの経験でした。これから研究を生業にしなくとも,この経験がどこかで役立つと思います。忘れてはいけないことは,この学会に参加できたのは,尼崎先生や大学関係者の方々のおかげであるということです。本当にありがとうございました。

 末筆ながら,学会参加に際し,助成して頂きました愛知大学地域政策学部・地域政策学センターの先生方や事務職員の皆様に対して,熱く御礼申し上げます。

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写真1(左):高橋さんのポスターの前で
写真2(中):東北大学の先生に説明している様子
写真3(右):九州大学の研究員と筑波大学の博士課程の大学院生に説明している様子

カテゴリ:その他|掲載日:2015年03月17日

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