2012年度仏文ガイダンス

 

1. 2012 度時間割

フランス語・フランス文学特殊講義は、毎年外部の講師をお招きして、特色ある授業を行っています。今年度は、クレオール文化に関するものが用意されています。またとない機会ですので該当学年の学生は、必修、選択にかかわらず必ず受講するようにしてください。また、今年度から新設科目の「フランス美術史」もスタートします。なお、フランス語圏文化専攻では、現在のところフランス語の教育免許状の取得も可能です。

水曜4限に開講される「フランス語会話(初級)I・Ⅱ」は、フランス語習得に意欲のある1年生のためのネイティヴ・クラスです。仏文専攻では、この授業を「入門講義」、「入門演習」と同様に重要なものとして位置づけています。多くの学生の積極的な受講を期待します。このほかにも、「フランス語会話(中級)I・Ⅱ」、「コミュニケーションフランス語IA、IIA/IB、IIB」等も積極的に受講してください。コミュニケーションフランス語は、ネイティヴ教員による週2回の特別研修クラスです。

 

2. 履修の心得

 1)語学

  授業+αが必要です。(ラジ[NHK]レビ[NHK]語学学校[アリアンスフランセーズ]通信教育[日仏学院]、短期留学&長期留学を利用するのもよい)

   辞書  2(3)年生からは、中級者向けのものを利用しましょう。

         例 ロワイヤル仏和中辞典(旺文社)、新スタンダー ド仏和辞典(大修館) 

       仏々辞典を利用しましょう。

         例 読解用 PETIT ROBERT 1 (Robert)会話、作文用 MICRO ROBERT 1 (Robert)

   文法書 2(3)年生からは、中級文法を含む内容のものを利用しましょう。

         例 朝倉季雄『新フランス文法事典』(白水社)、新倉俊一他『フランス語ハンドブック』(白水社)  

 2)文学、文化

  文学史(2年次)で学習した作品について日本語訳でよいからなるべくたくさん読むように心がけてください。関心のある作品については夏休み等を利用して原文で読むようにしてください。一人で読み通す力のないときには読書会等を組織するのもよいでしょう。

  配給されるフランス映画については機会を捉えて鑑賞してください。シネ・クラブやビデオの利用も有効です。

  フランス美術の展覧会等もできる限り見るように心がけてください。

  文学で卒論を書く予定の人は、文学理論(物語理論や記号論)にも関心を払う必要があります。

  個別の文献については各授業担当者に確認してください。

 3) 図書 館、インターネットの利用

  開架式の棚にある和書のほか、書庫にはプレイヤード版をはじめとする原書がそろっています。

  開架式の洋書のコーナーに、folio classique等の作品集、Profil d'une oeuvre等の簡単な作品解説書(シリーズ物)をそろえました。活用してください。

 大型辞書(Le Grand Robert, GDEL)や文献を探すための索引(『フランス語フランス文学文献要覧』)なども活用して欲しいと思います。

  新聞(Le Monde(電子版), Le Journal des Enfants や各種雑誌も入ってきているので是非日常的に利用してください。

  インターネットは大変便利な情報源です。GallicaAthenaといった電子図書館や新聞、ラジオ、テレビ等が利用できます。できればブロードバンドで接続し、フランスで暮らすのと変わらない学習環境を作り上げて欲しいと思います。

 卒論執筆時までに、各自図書館の入庫ガイダンスを受け、書庫の資料を利用できるようにしておいてください。

 

3. オフィスアワー

 中尾(807) 水曜4限。メール等で事前に予約するようにしてください。ルヌウ(810)  月曜から金曜までの授業のない時間帯(1~4限)

 メールアドレス 中尾 jnakaoあっとvega.aichi-u.ac.jp ルヌウ renoudあっとvega.aichi-u.ac.jp (あっとを@に換えること)

 

4. 卒業論文について

1) 卒業論文は、フランス語およびフランス語圏を含むフランス文学・文化一般(芸術、哲学・思想、社会、歴史等)を取り扱ったものとします。卒業論文の準備は3年次から始めるのが一般的です。卒業論文の題目は担 当教員と十分に相談の上決定し教務に届け出てください。ゼミによって中間発表会等を行う場合には必ずこれを受けてから提出してください。なお、8月末までに卒業論文の主要部分(全体の約半分程度)を提出してもらって、9月中旬にそれをもとにした口頭試問をおこないます。そこでの反省をもとに論文を修正、12月の提出時にはより完成度の高いものにします。

2) 卒業論文の体裁はA4版横書き機械打ちとし、和文の場合には2万字以上、 仏文の場合にはこれと同等の分量とします。引用等の扱い方には注意し、脚注あるいは文末注を用いて自分の文章と区別するようにしてください。仏文の場合は、必ずしかるべきネイ ティブスピーカーの校閲を受けた後に提出してください。

3) 卒業論文は1部を教務へ1部を担当者(中尾)へ提出します。また、これとは別にA4版1ページ程度の要約(和文)を仏文機関紙用に作成し担当者(中尾)へ提出します

 

5.連絡網について

 授業や専攻の運営に必要な日常的な連絡のためにメーリングリストを作ります。これにはmoonのメールアドレスを利用します。メールは毎日必ず見るようにしてください。moonには着信通知を携帯に送る方法やメール自体を携帯に転送する方法があります。なお、仏文のホームページのURLは、http://taweb.aichi-u.ac.jp/futubun/ です。

 

6. 学生研究室

 フランス語圏文化研究室は、学生のための研究室です。清掃等をこまめにしてきれいに使ってくださいなお、演習等で受講者が少ない場合は利用を検討しています。

 

7. フラ ンス語検定

 卒業までに2級の取得を目指します。Café Français(後述)では勉強会を組織します。受験者の数が規定に達すれば、春(6月)は豊橋校舎が試験会場となります。

 

8. 短期 留学・長期留学

 オルレアン大学への留学については、就職を考えると、各学年の春休みにフランスセミナー(短期留学)に参加するか、1年生の秋学期に派遣留学生の選考試験を受けて2年生の秋から長期留学(6ヶ月、1年)するかのどちらかになると思います。(もちろん両方でも可)長期留学の場合、フランス語圏文化専攻生は、むこうで取得した単位のほとんどが専門科目として認定されますので、積極的に利用してください。

 

9. Café Français(language cafe)[リンク先を参照してください]