2007年度 李ゼミの夏合宿 in鳥羽

~李ゼミの夏休み 鳥羽シーサイドホテル望館へ~

日時:200781日~2

05E2350 中島潤 05E2412 許方原 (9期生)

 

春学期の期末試験が終わって間もなく、あわただしく李ゼミ一行は夏合宿へと出発した。向う先は三重県鳥羽市にある鳥羽シーサイドホテル望館。

合宿の目的は「勉強会」で、3年生それぞれのゼミ論集第9号のテーマ発表であり、あくまでお遊び合宿ではなかった。

合宿当日、車運転係りである田中さん、柳(柳原)さん、小川さん、坂本、中島の車で、岐阜、岡崎、豊橋組の3つに分かれて一行は合宿地の鳥羽へ向かった。その日は空も晴れていて、いい合宿日和だと思いながらも、合宿最終日の帰りに起こるあの恐ろしい出来事をまだ知る由もなかった。とりあえずそのことは後で述べるとして、5台の車は順調に目的地へと進んでいった。

 三重県に入ってしばらくすると、突如携帯電話が鳴った。何かと思って出てみると、李先生の要望で伊勢神宮へ行きたいとのことだったので、先生の要望を承諾し、伊勢神宮へと向かった。伊勢神宮へは内宮、外宮と両方行った。

 着いてみると、そこは別世界が広がっていた。木々は生い茂り、空気は澄んでいて、建物は神秘的で、さすがは太古の昔から神様が住んでいるだけあって貫禄があった。一通り見学し終わると伊勢神宮近くの売店で一休みした。この時食べた伊勢名物赤福餅により腹痛になった人が出たとか出なかったとか(2007年のびっくりニュースであった赤福の賞味期限偽装事件の関連か)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一休みした後で、一行は伊勢神宮を後にし、宿泊地である鳥羽シーサイドホテル望館へと向かった。ホテルへ着いて、その日は勉強会もなく、入浴した後、夕食会場に向かった。美味しい海鮮料理を食べたあと、みんなで無料のカラオケなどを歌い放題したりして、どんちゃん騒ぎをした後、海上からの花火打ち上げを見た。その後、それぞれ部屋へと戻って合宿の第二部がスタートした。

 ある者達はおしゃべりをし、またある者達は麻雀をし始めた。昔から李ゼミはギャンブラーが多いと聞いていたが、この日のメンバーは特に気合が入って、わざわざフロントで麻雀セットを借りてきて夜通し戦いに明け暮れていた。寝るのも忘れ、徹夜をして戦っているうちになんと朝が来てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合宿2日目は朝食を食べ、1日目にできなかった「勉強会」で幕を開けた。3年生各自がゼミ論集第9号のテーマを発表し、それについての先生の意見や先輩のアドバイスを聞いて全員が真剣に取り組んでいた。みんな初めてのテーマ発表なので不安を隠しきれない様子だったが、何とか無事に終了した。予想以上に時間がかかったのか、途中で寝だす者が続出した。ここで、緊急事態が起こった。なんと東海地方に台風が接近しているとのことだった。

合宿初日の天気が嘘だったかのように、空は曇り、雨は時折激しく、何より風が強かった。台風はどんどん接近してきており、早めに合宿を切り上げるはめになった。結局2日目に予定していた鳥羽水族館は中止となり、近くの埠頭で記念写真を撮り、一行はそれぞれ乗ってきた車に分乗し、帰宅の途についた。

 田中さん、柳さん、小川さん、中島の車は行きと同じく高速道路を使って帰宅したが、坂本号の坂本と先生はなんとフェリーで帰宅していた。まさかこの風雨の中をフェリーで帰るとは思わなかった。先生と坂本は正に冒険者である。高速組は激しい雨と風の中を走り、風にハンドルをとられながらも、途中サービスエリアで小昼食をとり、また帰宅の途についた。この時の体験は、さながらアクション映画のワンシーンのようで少し恐ろしかった。

一方、フェリー組の先生、坂本は、危険な荒波の中を果敢に進んでいた。時折唸る大波にも負けず、艦橋に出て写真を撮っていたのだ。何ともつわものである。そして、無事に帰宅し、合宿は本当に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この合宿で思ったことは、やはり李ゼミは先輩後輩の仲がいいのが改めてわかった。食事会でのカラオケや、夜通し麻雀など先輩、後輩関係なしに遠慮なく打ち解けられるのもこのゼミのいいところではないだろうか。僕ら3年生が4年生にしてもらったことを、次は僕らが、後輩にしてあげることにより、ゼミをより一層楽しくすることができると思う。来年もまたこういった合宿を通じて、先輩後輩の距離を縮めていきたい。