基礎演習
10月16日の授業は「レポート」です。輪読は予定通りです。テキストも持参してください。
テーマ Theme | 大学での学びの深化のために | ||
概要 Synopsis | 「経済現象」、なかでも時事的なトピックスを題材にして、読む・調べる、考える・分析する、表現する(書く、プレゼンテーション、ディスカッションなどの)力、汎用的な技能の向上を図ります。 授業の前半は、テキストを用い、輪読形式で発表、質疑応答を繰り返します。その際もちろん、報告者以外も意見を求められることになります。後半は、テーマを限定せず、時事的なトピックスも取り入れながら、上述した力が向上することを「目的」として授業が行われます。そのための一つの手段として、ほぼ毎回、グループワークが行われることになります。たとえば、レポートとグループワークと言われても結びつかない人もいるかもしれませんが、個々人の学びに加え、協働・協調学修がなされます。汎用的な技能に加え、知識・理解力、自己管理力・チームワーク・生涯学習力といった、態度・志向性も、それぞれに養ってもらいます。 担当者からの一方向的な「講義」はほとんどありません。効果が上がるかどうかは、皆さん自身にもかかっています。 |
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到達目標 Aim | 文献の読み方や探し方、レポートの書き方、プレゼンテーションや討論の仕方などが身につき、大学での学びを自ら深めることができるようになるのが目的です。 そのために、栗原担当のクラスでは、以下を具体的な「目標」とします。 A)読み・調べた内容を説明、表現することができる B)考え、検証した内容を、分析、明確にすることができる C)修得した内容を適用、応用することができる D)他者と協調・協働することができる |
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授業形態 Class style | 演習形式です。個々人が行う学びもありますが、授業の中でグループワーク(ピア・インストラクション、KJ法、ジグソー法などを含む)が適宜行われることになります。 | ||
使用言語 Language(s) | 1.【〇】 日本語のみ Japanese
only 2.【 】 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s) 3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese |
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アクティブ・ラーニング Active Learning | 1.【〇】
PBL(課題解決型学習) Project-based learning 2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate 3.【〇】 グループワーク Group work 4.【〇】 プレゼンテーション Presentation 5.【〇】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork |
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内容・スケジュール Contents, schedule | *スケジュールの変更の可能性があります。 1.ガイダンス 2.テキスト輪読(日本経済1)+読む(1)(新聞・雑誌を読む) 3.テキスト輪読(日本経済2)+読む(2)(理解する、考える、分析する) 4.テキスト輪読(日本経済3)+情報収集、整理、図書館の利活用 5.テキスト輪読(日本経済4)+レポート(1)(レポートとは) 6.テキスト輪読(世界経済1)+レポート(2)(作成したレポートの点検) 7.テキスト輪読(世界経済2)+パソコン(1)(ワード、エクセル、パワーポイントの基本、統計分析) 8.テキスト輪読(世界経済3)+パソコン(2)(ショートカットキー、エクセル(マクロ、VBA)、プログラミングなど) 9.テキスト輪読(企業1)+考える・分析する 10.テキスト輪読(企業2)+プレゼンテーション(1)(方法、内容) 11.テキスト輪読(企業3)+プレゼンテーション(2)(PBL(プロジェクト型学習:project-based learning)をもとにした各自・グループでの発表) 12.テキスト輪読(家計1)+レポート(3)(レポートの再作成) 13.テキスト輪読(家計2)+ディベート(1)(方法、内容) 14.テキスト輪読(家計3)+ディベート(2)(グループでの実践) 15.プレゼンテーション(3)、総括(内容の整理と確認、質疑応答など) *課題に関しては授業期間中にフィードバックがなされます。 |
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準備学習・事後学習 Preparation, review | <準備>毎回、次回の課題が課されます。いずれも、話す、読む、書くといった学びのスキル向上のためのものです。グループワークは、原則、授業の時間内に行います。 <事後>上記は、1回の授業で完結するのではなく、繰り返し行われます。評価を次回の機会に活かすことが必要となります。具体的な指示もその都度授業の中で行われます。 準備・事後ともにポートフォリオを用います。 |
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学外授業 Outside activities | 実施の予定はなし。 | ||
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria | 以下による平常評価で評価します。 授業への参加度(30%) 理解度(15%) レポート(40%) プレゼンテーション(15%) ルーブリックを用います。出席による無条件での加点はありません。 |
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定期試験期間中の試験実施方法 Exam period | 1. 【 】
定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period. 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period. 3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period. |
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テキスト Textbooks | 伊藤元重『東大名物教授の熱血セミナー 日本経済を「見通す」力』光文社新書,2015年 | ||
参考図書 References | 天野明弘ほか編(2009)『スタディ・スキル入門―大学でしっかりと学ぶために』有斐閣 市古みどり・上岡真紀子・保坂睦(2014)『資料検索入門―レポート・論文を書くために』慶應義塾大学出版会 井下千以子(2014)『思考を鍛えるレポート・論文作成法(第2版)』慶應義塾大学出版会 旺文社編(2015)『大学生の文章術 レポート・論文の書き方』旺文社 小笠原善康(2018)『最新版 大学生のためのレポート・論文術(講談社現代新書)』講談社 学習技術研究会(2015)『知へのステップ(第4版)』くろしお出版 栗原裕(2004)『知への作法』有斐閣アカデミア グロービス経営大学院(2012)『グロービスMBAクリティカルシンキング(改訂3版)』ダイヤモンド社 慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員(2014)『学生による学生のためのダメレポート脱出法』慶應義塾大学出版会 河野哲也(2018))『レポート・論文の書き方入門(第4版)』慶應義塾大学出版会 世界思想社編(2015)『大学生 学びのハンドブック』世界思想社 近田政博(2009)『学びのティップス 大学で鍛える思考法』玉川大学出版部 戸田山和久(2013)『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHK出版会 日経HR編集部(2013)『大学1、2年生の間にやっておきたいこと 学就BOOK(改訂第3版)』日経HR 松本茂・河野哲也(2015)『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法(改訂第2版)』玉川大学出版会 森園子編(2015)『大学生の知の情報ツールI・U(第2版)』共立出版 渡邊淳子(2015)『大学生のための論文・レポートの論理的な書き方』研究社 Kathleen McMillan, Jonathan Weyers (2013). How to Write for University: Academic Writing for Success, Pearson. |
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関連する科目、履修者への要望など Requests,etc. | 「入門演習(1年次)」が基礎となります。授業の「目的」からも理解してもらえると思いますが、すべての科目が関わってきます。学ぶ意欲をより高め、学びをより深め、専門分野の学びの深化や充実した学生生活につなげてもらいたいと思います。「入門演習」と同様、学修の効果をあげ、充実した学生生活を送る端緒としてください。自発的な学びに加え、自律的な個々人が協調・協働する学び、創発が実感できる授業にしたいと考えています。 オフィスアワーに関する詳細は、授業中に案内します。 |
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リンク Link | http://taweb.aichi-u.ac.jp/kurihara/second-year-seminar.html |