国際経済論T・U
テーマ Theme | 国際経済学の基礎理論の修得と国際経済に関わる時事的現象の理解 |
概要 Synopsis | 私たちの生活に、貿易・金融との関わりが不可欠であることは言うまでもない。世界の景気や為替レート、株価の動きが私たちの生活にまで影響を及ぼしている。経済活動におけるグローバルな動きは止まることなく、しかも形を変えている。 この授業では、こうした現象や問題を理解するための、基礎理論の修得と、国際経済に関わる諸問題、なかでも時事的な問題の理解を目標とする。理論的な分析手法が中心になるが、可能な限り現実との接点を重視しながらの授業となる。 かつての貿易黒字も今や赤字が不可思議ではない状況である。WTOに加え、EPA、FTAも進展中である。2019年2月には、日欧EPAが発効した。米国ではトランプ政権が誕生している。欧州では市場・通貨統合という壮大な試みが実現したものの、問題も顕在化している。成長著しかったアジアも一方的に成長するようではなさそうだ。経済動向の伝播の度合いも高まっている。こうした問題も授業に積極的に採り入れていくことになる。TはUと比べ、理論的分析の度合いが高くなる。そして貿易面に焦点が当てられる(Uは金融面)。 |
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到達目標 Aim | 国際経済・国際経済学に関する知識、基礎的な考え方や理論を修得し、それらに関わる経済現象を理論的に説明することができる。 | ||
授業形態 Class style | 演習(報告)形式。 | ||
使用言語 Language(s) | 1.【〇】 日本語のみ Japanese
only 2.【 】 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s) 3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese |
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アクティブ・ラーニング Active Learning | 1.【 】
PBL(課題解決型学習) Project-based learning 2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate 3.【〇】 グループワーク Group work 4.【〇】 プレゼンテーション Presentation 5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork |
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内容・スケジュール Contents, schedule | 1.ガイダンス、国際経済学とは、戦後日本の貿易構造(1) 2.戦後日本の貿易構造(2) 3.貿易はなぜ行われるのか(1) リカードーの比較生産費説、国際競争力とは 4.貿易はなぜ行われるのか(2) ヘクシャー・オリーンの理論 5.貿易はなぜ行われるのか(3) レオンティエフの逆説、サムエルソンの定理 6.貿易はなぜ行われるのか(4) 貿易による利益(1) 7.貿易はなぜ行われるのか(5) 貿易による利益(2) 8.貿易取引のしくみ 9.貿易政策(1) 貿易政策とは、輸入関税の効果 10.貿易政策(2) 輸出補助金、輸入数量割当の効果 11.国際貿易体制(1) ガット、ウルグアイ・ラウンド 12.国際貿易体制(2) WTO、EPA、FTA、TPP、戦略的貿易政策 13.各国・地域経済事情と日本(1) 米国 14.各国・地域経済事情と日本(2) ヨーロッパ、アジア 15.各国・地域経済事情と日本(3) 中東諸国 |
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準備学習・事後学習 Preparation, review | <準備>報告のための準備 <事後>報告内容の加筆・修正など。 |
学外授業 Outside activities | 実施の予定はなし。 |
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria | 平常評価(授業への参加度25%、理解度25%、レポート25%、報告25%)で評価する。 | ||
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period | 1. 【 】
定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period. 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period. 3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period. |
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テキスト Textbooks | 栗原 裕『グローバル経済』晃洋書房、2018年。 | ||
参考図書 References | 石井安憲ほか『入門・国際経済学』有斐閣、1999年。 浦田秀次郎・小川英治・澤田康幸『はじめて学ぶ国際経済(有斐閣アルマ)』有斐閣、2010年。 栗原 裕『知への作法』有斐閣アカデミア、2003年。 栗原 裕『経済学・宣言』学文社、2007年。 栗原 裕『グローバル・エコノミクス宣言』学文社、2009年。 栗原 裕『グローバル金融』晃洋書房、2015年。 小宮隆太郎・天野明弘『国際経済学』岩波書店、1972年。 澤田康幸『基礎コース 国際経済学』新世社、2004年。 滝川好夫『卒業論文・修士論文作成の要点整理実践マニュアル』税務経理協会、2014年。 山澤逸平『国際経済学(第3版)』東洋経済新報社、1998年。 若杉隆平『国際経済学(第3版)(現代経済学入門)』岩波書店、2009年。 |
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関連する科目、履修者への要望など Requests,etc. | 関連する科目は、理論経済学研究、計量経済学研究、財政学研究、金融政策論研究、国際金融論研究など。 皆さんの積極的、意欲的な参加を期待する。 オフィスアワーに関する詳細は、授業中に案内する。 |
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リンク Link | http://taweb.aichi-u.ac.jp/kurihara/International_economics_MD.html |
テーマ Theme | 国際経済学の基礎理論の修得と国際経済・国際金融に関わる時事的現象の理解 | ||
概要 Synopsis | 私たちの生活に、貿易・金融との関わりが不可欠であることは言うまでもない。世界の景気や為替レート、株価の動きが私たちの生活にまで影響を及ぼしている。経済活動におけるグローバルな動きは止まることなく、しかも形を変えている。 この授業では、こうした問題を理解するための、基礎理論の修得と、国際経済に関わる諸問題、なかでも時事的な問題の理解を目標とする。理論的な分析手法が中心になるが、可能な限り現実との接点を重視しながらの授業となる。 かつての貿易黒字も今や赤字が不可思議ではない状況である。WTOに加え、EPA、FTAも進展中である。2019年2月には、日欧EPAが発効した。米国ではトランプ政権が誕生している。欧州では市場・通貨統合という壮大な試みが実現したものの、問題も顕在化している。成長著しかったアジアも一方的に成長するようではなさそうだ。経済活動の伝播の度合いも高まっている。こうした問題も授業に積極的に採り入れていくことになる。Uは金融面に焦点が当てられる(Tは貿易面)。 |
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到達目標 Aim | 国際経済・国際経済学に関する知識,基礎的な考え方や理論を修得し,それらに関わる経済現象を理論的に説明することができる。 | ||
授業形態 Class style | 演習(報告)形式。 | ||
使用言語 Language(s) | 1.【〇】 日本語のみ Japanese
only 2.【 】 日本語と外国語 Japanese and foreign language(s) 3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese |
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アクティブ・ラーニング Active Learning | 1.【 】
PBL(課題解決型学習) Project-based learning 2.【〇】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate 3.【〇】 グループワーク Group work 4.【〇】 プレゼンテーション Presentation 5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork |
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内容・スケジュール Contents, schedule | 1.
国内金融市場 2. 国際金融市場 3. ミクロ経済学の復習、金融機関、銀行 4. 証券会社、債券と株式(1) 5. 債券と株式(2) 価格と利回り 6. 債券と株式(3) 計算例 7. デリバティブ 8. 外国為替市場のしくみ 9. 為替レート(1) 為替レートの種類 10. 為替レート(2) 購買力平価説、マネタリー・アプローチ、ポートフォリオ・アプローチ、介入 11. 微分の復習、統計・計量分析の基礎 12. 国際収支(1) 国際収支とは、弾力性アプローチ、Jカーブ効果 13. 国際収支(2) 貯蓄・投資アプローチ 14. マクロ経済学の復習、開放経済下の金融政策と財政政策(1) 金融政策と財政政策 15. 開放経済下の金融政策と財政政策(2) IS・LM分析 |
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準備学習・事後学習 Preparation, review | <準備>報告のための準備 <事後>報告内容の加筆・修正など。 |
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学外授業 Outside activities | 実施の予定はなし。 | ||
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria | 平常評価(授業への参加度25%,理解度25%,レポート25%,報告25%)で評価する。 | ||
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period | 1. 【 】
定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period. 2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period. 3. 【〇】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period. |
テキスト Textbooks | 栗原 裕『グローバル経済』晃洋書房、2018年。 |
参考図書 References | 小川英治・川崎健太郎(2007)『MBAのための国際金融』有斐閣。 栗原 裕(2003)『知への作法』有斐閣アカデミア。 栗原 裕(2006)『経済学・宣言』学文社。 栗原 裕(2018)『グローバル経済』晃洋書房。 佐久間浩司(2015)『国際金融の世界』日本経済新聞社。 高木信二(2011)『入門 国際金融(第4版)』日本評論社。 滝川好夫(2014)『卒業論文・修士論文作成の要点整理実践マニュアル』税務経理協会。 田中隆一(2015)『計量経済学の第一歩』有斐閣。 永易 淳・江阪太郎・吉田裕司(2015)『はじめて学ぶ国際金融論』有斐閣。 橋本優子・小川英治・熊本方雄(2007)『国際金融論をつかむ』有斐閣。 深尾光洋(2010)『国際金融論講義』日本経済新聞出版社。 藤井英次(2006)『コア・テキスト 国際金融論』新世社。 藤原秀夫・小川英治・地主敏樹(2001)『国際金融』有斐閣。 |
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関連する科目、履修者への要望など Requests,etc. | 関連する科目は、理論経済学研究、計量経済学研究、財政学研究、金融政策論研究、国際金融論研究など。 皆さんの積極的、意欲的な参加を期待する。 オフィスアワーに関する詳細は、授業中に案内する。 |
リンク Link | http://taweb.aichi-u.ac.jp/kurihara/International_economics_MD.html |