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  愛知大学人文社会学研究所  IRHSA

所長あいさつ

多様性と伝統をいかして

 本研究所は、2015年に設立された、比較的新しい研究所です。人文科学、社会科学の分野の研究員の活動に基づく研究および発表を行い、設立以来、その成果を、『文学論叢』、プロジェクト・研究会や、シンポジウム・ワークショップ等の報告書という形で、公表し、実績を積み重ねていっています。
 本研究所の特色の一つとして、研究員の研究対象の範囲の多様性が挙げられます。人文社会学系の研究は多様であり、所員は、文学、言語学、歴史・地理学、社会学、心理学、哲学をはじめとした様々な分野の研究に従事しています。そこから生まれた、本研究所の研究成果も、実に多様な領域のものとなっており、こうした、多様な魅力あふれる諸成果を社会に還元することができることが、本研究所の強みとなっています。また、それとともに、多様な研究分野間の垣根を超えて、相互連携を図っていく試みに基づく発表も展開されています。多様性は、強みではあるものの、研究所としての統一性を持った活力を維持していくためにも、様々な領域の研究者が相互に刺激を与えていくような試みが、おそらくは、今後ますます重要になっていくように思われます。
 初めに述べましたように本研究所は比較的新しい研究所であるのですが、一方で、本研究所は、2015年以前まで65年ほどの長きにわたって存続した「愛知大学文学会」を母体として、それを改組して組織されたものであり、その意味では、確固とした伝統的基盤を有しています。今後も、伝統的基盤の上に、よきものを生かし、次の時代への展望を切り開くべく、より良好な、所員間の連携を深めていきたいと思います。


           所長 伊集院 利明  

■研究所設立の目的(2015年4月)

 愛知大学は、世界文化と平和および地域社会への貢献をめざし、国際的教養と視野を持った人材を育成すべく1946年に設立された。その3年後には文学部が開設され、文学・史学・哲学の研究及び発表を行う場として文學会が誕生する。爾来、教養部の編成や文学部における学科・専攻の増設などにより会員数は増加し、活動の領域を広げてきた。
 この間、世界も大きく変化し、教学内容は多様化の一途をたどる。学内にあっては応用研究を中心とする国際問題研究所、総合郷土研究所、中部地方産業研究所、経営総合科学研究所などが開設された。人文社会学に関する基礎研究と、この成果を社会に還元する拠点としての役割が、おのずと文學会に求められるようになっている。
 しかるに文學会は、そもそも発表の場としての位置づけのもと、諸種の事業を展開してきた。主として機関誌の発行と講演会の開催である。学内外の研究者を組織し、人文社会学の諸領域に関する基礎研究の推進を可能ならしめるには、新たな体制を構築しなければならない。
 科学技術の進展と経済システムの高度化に伴い、より根源的で新しい問題が地球規模で生じている。これまでの人文社会学研究の方法を批判的に継承しつつ、新しい知の在り処をもとめ、地域や世界に向けてこれを発信すべく、文學会を発展的に解消し、人文社会学研究所をここに設立する。


■研究所規程等

  研究所規程

  研員等の資格および任命等に関する取扱要   領

  選挙管理規程

 『文學論叢』投稿要領

 『文學論叢』査読規程

  プロジェクト・研究会助成要領

  シンポジウム・ワークショップ等開催助成   要領

■研究所沿革

・2015年4月1日
 愛知大学文學会を改組・発展させ 愛知大学人文
 社会学研究所が開設される

・1949年4月1日
 愛知大学文學会が発足する

・1946年11月15日
 愛知大学開学


愛知大学HP