Linux日記(週刊?月間?年刊?) 2005年6月10日
 まったく久しぶりの更新である。あまりに久しぶりすぎて、ローカルのデータのあちこちが破損していて、それを知らないで、うっかりデータをアップロード してしまったので(つまり、壊れたファイルを転送してしまったので)、結果的に、あちこちで内容が壊れてしまった。Linux日記も壊れていた。
 時間があればバックアップファイルを探すことにする。さほど読者が多いとも思えないので、気が向いたら、ボチボチと直していくことにする。
 さて、Linuxの日仏混在文書だが、その後、かなり改善されてきた。いろいろと試してみたところ、たとえば同じFedora Core4でも(まだこの時点ではベータ版だが)GNOMEでは不完全だが、KDEではおおむね満足のいく日仏混在環境で、それならMandrake(Mandriva という名前になっているらしい)ならもっと使いやすいのではないか(MandrakeはKDEを積極的に採用している)と考えてftp版を入れてみたとこ ろ、私の要求水準(かなり低いです)を満たしている。少なくともMuleやEmacsでどうしたこうした、という2〜3年前までに比べると、うんと使いや すくなっている。これならメインマシンとして使おうかな、という気になり始めた。私の場合、フランス語と日本語の混在文書が作りにくかったら仕事にならな いので、それだけがOSの選択基準なのだが、フランス語がはじめてまともに入力できたMacintoshやWindows95の頃と同じレベルに達してき たかな、という気がする。
 たぶん、ここまでたどり着いた人なら、Mandrakeならそこそこ多言語混在文書が作れるよ、という情報だけで大丈夫ではないかと思い、とりあえず、 ここまでにしておくが、気が向いたら、画面写真入りで紹介しようかなあ。何とかがんばってMandrake (Mandriva)をインストールできたら、後はメニューから[システム]→[設定]→[デスクトップの設定]でアクセス補助の[キーボードレイアウ ト]をいじってみてください。

2005年9月12日
 その後のMandrivaだが、CPUがPentium IIIの300MHz(500MHzだったか?)に384MBのRAM程度では、重くて、なかなか使う気になれず(geditを立ち上げるのも「どっこい しょ」、OpenOfficeになると「どぉぉぉっこぉぉぉいしょぉぉぉ」くらい時間がかかる)Linux用のConcordancerもいくつか見つけ たので、はてさて、マシンの工面をどうしようか、悩み中・・・RAMさえもう少し足せば、何とかなるかな。机の引き出しの隅に一つ転がっているのは転がっ ているんだが・・・ 

2006年6月12日
 忙しいときに限ってLinuxをいじりたくなるのはなぜなんだろう。今週中に情報通信学会のシンポジウムのハンドアウト他を提出しなければならないとい うのに……。その後、仕事用のメインマシンは手配がついたので、調子の悪かったAMDのAthlon 64、2GHzにLinuxをインストール。なんで調子悪かったかというと、CPUファンが故障していて、CPUが熱暴走していたからなのだが、CPUファンを取り 替えてからは快調である。しかも、さすがにこれくらいのパワーのCPUならLinuxもさくさく動作する。快調、快調。

  さて、その後いろいろなディストリビューションを試してみたのだが(Mandriva, Turbo, Vine, Fedora Core)、結局、デスクトップ環境がKDEなら比較的多言語環境を作りやすいのだが、ディストリビューションによってなぜか温度差があり(それとも KDEのバージョン等の違い?)、TurboとVineではどうもうまくいかない。Mandriva の設定がなぜかおかしくなってしまったので、再インストールする前に、Fedora Core 5 を試してみた。うまくいった。Linuxのインストールにもそろそろ飽きてきたので、Fedora Coreで行くことにする。お金をかければそれなりに便利だろうけれど、原則としてフリーソフトを中心に環境を構築してみようと思う。そのほうがいろいろと工夫する余地があって楽しい。

  少なくともテキストファイルレベルで、95年頃のMacやWindows95程度の機能さえあれば、とりあえず何とか仕事にはなるので、これからはもう少 しいろいろといじってみる。さしあたっては、Windowsとのデータの互換性かな。たとえばテキストファイルレベルでもWindowsは改行コードが CR+LFだが、LinuxではLFが普通である。かつてMacとWindowsを一緒に使っていたころは、たとえばWindowsで作ったテキストファ イルをマックで読むと、いわゆる豆腐マークと当時は読んだが、Macで使わないLFが□として表示されたり、逆にマックで作ったファイルをWindows で読むと、CRしかないので、途中で改行されず、全部一行に見えたり、いろいろあったが、その後アプリケーションも進化して、とりあえず見た目は同じに なった。ただし、私に言わせると、それは逆に紛らわしい話で、豆腐マークが見えたり、全部一行に見えるほうが、「あぁ、改行コードが違うんだな」とわかっ て、親切なのではないか、という気もする。ただ、たとえばWindowsの秀丸などは、今開いているファイルの文字コードと改行コードが何かを表示できた りするので、それなら別に豆腐マークもいらないかとも思ったりする。Linuxだとどうなのか、そのあたりの調査報告が、半年後になるのかなぁ……。