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授業のテーマ・目標 |
比較文学の分野ではさまざまな異文化形態に基づいて多様な研究がなされてきているが,本講義ではヨーロッパにおける文学や芸術に表われた花の文学的表現の
差異について,各国別に,あるいは時代別に比較検討していきながら,底流に流れている各国の民族性あるいは時代精神について講義してゆく。 |
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授業の形態 | 講義形式が中心だが,適宜DVDやVTRあるいはスライドなどの映像資料を用いる。 |
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授業の内容・スケジュール | 第1回 オリエンテーション 第2回 中世における花①南仏抒情詩人たちとサンザシ 第
3回 中世における花②クリスチーヌ・ピザンとすずらん,おだまき 第4回 中世における花③騎士道恋愛と宮廷恋愛 第
5回 中世における花④トリスタンとイズーの花すいかずら 第6回 中世における花⑤「薔薇物語」と愛のトポロジー 第
7回 ルネサンスにおける花①ベルリの泉と月桂樹の輝き 第8回 ルネサンスにおける花②ギリシアの薔薇,青春の薔薇 第
9回 ルネサンスにおける花③宮廷の花撫子とマーガレット 第10回ルネサンスにおける花④リヨンの恋,神秘的宇宙の花 第11
回バロックの花①花と髑髏,グロテスクとエロテック 第12回バロックの花②殉教の花薔薇とチュウリップ 第13回
燈心草の水影 第14回総括と質疑応答 |
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評価方法・試験実施方法 | 〈評価方法〉 学期末試験期間中に実施する筆記試験で評価する。 〈試
験実施方法〉 筆記試験を実施する。 |
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テキスト・参考図書 | テキスト 山中哲夫「花の詩史」大修館書店 |
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その他(履修者への要望など) | 講義の対象は多岐にわたるので授業以外にも各自文献などを調べておいてほしい。 |
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