(2020年4月現在)   注意:変更されている可能性があります
科目名   中国文学Ⅰ  
担当教員   三野 豊浩  
対象学年     クラス      
講義室   624教室   開講学期   春学期  
曜日・時限   月3   単位区分    
科目種別   講義   単位数  
準備事項    
備考    
テーマ Theme 中国古典作品講読  
概要 Synopsis 中国清代の文人蒲松齢(ほしょうれい)が書いた怪談話集『聊斎志異(りょうさいしい)』の概要および主な作品について学習する。  
到達目標 Aim 蒲松齢という作者および『聊斎志異』という作品の詩歌の概要を理解し,代表的な作品を精読することで,中国の古典文芸への理解を深める。同時に,テキストの読解を通じて言語能力を向上させる。  
授業形態 Class style 演習形式で行う。教員が一方的に話すのではなく,毎回テキストを学生諸君に音読していただく。  
使用言語 Language(s) 1.【〇】 日本語のみ  Japanese only
2.【 】 日本語と外国語  Japanese and foreign language(s)
3.【 】 外国語(日本語以外)のみ Foreign language(s) other than Japanese  
アクティブ・ラーニング Active Learning 1.【  】 PBL(課題解決型学習)  Project-based learning
2.【 】 ディスカッション、ディベート Discussion , Debate
3.【 】 グループワーク Group work
4.【◯】 プレゼンテーション Presentation
5.【 】 実習、フィールドワーク Applied practice , Fieldwork  
内容・スケジュール Contents, schedule 第1回 導入 シラバスの説明 はしがきに替えて他
第2回 3 魑魅魍魎の世界に逃避(陸判 労山道士)
第3回 3 魑魅魍魎の世界に逃避(偸桃)
    4 幽鬼、狐との共存も夢か(聶小倩)
第4回 4 幽鬼、狐との共存も夢か(王成、絳妃)
第5回 5 愛のためなら生き返る(連瑣、連城)
第6回 6 幽鬼の「誘惑」 愛への試練(小謝)
第7回 7 美女 雰囲気で描き出す(細侯、蓮香)
第8回 8 幽霊だって纏足美人(阿宝、緑衣服女)
第9回 9 本妻奮起 美の特訓(房文淑、西湖主)
第10回 9 本妻奮起 美の特訓(恒娘)
    10 あの世にも司法制度(考城隍)
第11回 10 あの世にも司法制度(席方平)
    11 時の流れ 天地で異なる(雲蘿公主)
第12回 11 時の流れ 天地で異なる(蓮花公主)
    12 鄧小平のスローガンの原典(酒虫)
第13回 12 鄧小平のスローガンの原典(竹青、駆怪)
第14回 参考 狐嫁女、黄英                 
第15回 訳者あとがき 授業のまとめ

以上はおおよその目安であり,状況によっては多少前後したり,内容が変更になったりする可能性もある。  
準備学習・事後学習 Preparation, review 準備学習 毎回の授業の前に,あらかじめテキストを読んでおくこと(45分)。
事後学習 授業の後では,その日の学習内容を整理し,復習すること(45分)。
特に授業時間内に読み切れなかった作品は,必ず各自で確認しておくこと。  
学外授業 Outside activities なし。  
成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria 総合評価で評価する。
平常点(テキストの読解力,出席状況,履修態度など)および学期末レポートによって評価を行う。おおよそ平 常点40%,期末試験60%と考えてほしい。平常点は,授業に対する取り組みがどの程度真剣であるか,期末レポートは,授業の内容を理解した上で,学生 個々人がどの程度自分自身のテーマを追究できているかを,それぞれ主な判断の基準とする。なお4回以上無断欠席した場合は単位を認めない。  
定期試験期間中の試験実施方法 Exam period 1. 【◯】 定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.  
2. 【 】 定期試験期間中に単位レポートを課す。A report must be submitted during the exam period.
3. 【 】 定期試験期間中には筆記試験・単位レポートを実施しない。No exams or report are required during the exam period.  
テキスト Textbooks テキスト 楊逸 著、黒田真美子 現代語訳『楊逸が読む聊斎志異』(明治書院) 
サブテキスト 蒲松齢 作 立間祥介 編訳『聊斎志異』(岩波少年文庫)
 
参考図書 References 授業時間中に随時紹介する。  
関連する科目、履修者への要望など Requests,etc. 関連する科目 秋学期の中国文学Ⅱ。
履修者への要望 やむを得ない事情のない限り,毎回必ず出席すること。
テキストは必ず全員購入し,日頃からよく学習すること。また毎回必ず持参すること。テキストなしでは授業は成立しない。
サブテキストの購入は任意とするが、できればあわせて購入することが望ましい。
わからないことがあれば遠慮なく質問してほしい。なるべく活気のある授業にしたいと考えている。  
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