拙政園・蘭雪堂 (2006年9月) 拙政園を入るとすぐ目の前にあるのが蘭雪堂でした。 今まで拙政園に何度も来ましたのに、気づかなかったようです。 |
当ホームページ「蘭雪書屋」の命名(縁起参照)をする時、「蘭雪」ということばの見える 李白の「別魯頌」(注1)は見ましたが、特にそれに基づいている訳ではありません。 たまたま『拙政園』(注2)という本を読んでいたところ、蘭雪堂という建物が出てきました。 それによると、蘭雪堂は明代に建てられ、、 清代には沈徳潜が「蘭雪堂図記」を書いているということです。 注1 安旗(主編) 『李白全集編年注釈』、巴蜀出版社、2000年、362-363頁。 注2 徐文涛(主編)『拙政園』、蘇州大学出版社、1998年、18-19頁。(拙政園で購入) 王宋拭『拙政園』、古呉軒出版社、1998年、7-9頁。 蘇州を初めて訪れたのは二十代の時友好訪中団で、その後上海で勉強していた時は、蘇州へは列車で行き、蘇州市内はバスと徒歩で主に園林巡りをしていました。2000年と2006年には安直な方法で行きました。地図を見てのんびり見物など、変化の激しい中国では私にはもうできそうにありません |
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拙政園は中国四大古典名園(頤和園・避暑山荘・拙政園・留園)の一つ。 蘇州の駅から歩いて行けないこともありません。 この写真では、影のように写っている北寺塔が借景になっています。 この時は、遠香堂(香りとは蓮の花のもの)、聴雨軒など、ガイドさんの説明をしっかり聞いて来ました。 十年前・二十数前年の私は、ただ園内をそぞろ歩いていただけでした。 蘭雪堂には気づかなかったようですが、それはそれで良い散歩でした。 |
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Since 9 July 2002 Last updated: 2020/12/23 |
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