― 相談室だより ―

 


 

 

 

 

 

 

 

憧れの病気

 

 

2017.08.07

 

今年もまた暑い夏がやって来た。暑いのが苦手な私にとっては嫌な季節である。しかも、気象庁の発表によると、今年は猛暑とのことである。もっとも、昨年も一昨年も「今年は猛暑」と発表しており、もはやこの暑さが平年並みといった方がいいくらいである。そういえば、明治時代の東京は、熱帯夜が年間1日か2日程度だったと聞いたことがある。これだけみても、いかに今が暑いかが分かる。

 この暑さを乗り切るため、この時期は扇風機がフル稼働である。もちろん、夜寝ている間も扇風機は回り続けている。扇風機をつけたまま寝ると死亡するという噂があるようだが、これだと私はこれまで何回死亡したのか分からない。それどころか、既に今年も何回か死亡している。エアコンをつければいいではないかと思うかもしれないが、部屋にはそもそもエアコンがない。

 しかし、エアコン無しの生活でも、一つメリットがある。エアコンの効いた部屋で一日中過ごすと体がだるくなる、いわゆる冷房病にかからなくてすむことである。最近のエアコンは性能がいいからなのか、昔ほど冷房病というのを聞かなくなったが、それでも、快適な部屋の中に居続けて汗を全くかかないのは汗腺機能の低下につながり、健康に良くない。

 世の中には、がんや心臓病、風邪など実に様々な病気が存在しており、人間誰しも病気にはなりたくない。むろん、私も同じである。しかし、ただ一つ私がかかってみたい病気がある。それがこの冷房病だ。大学院生時代に住んでいた下宿は土地のくぼんだ所に建っているうえ、周りを大きな建物で囲まれていたため風の流れが悪く、おまけに下宿の部屋には窓が一つしかなかったため、部屋の中に全く風が入って来ず、夏には深夜0時でも室温が30度もあるほどであった。当然、寝むれるはずがない。そこで、扇風機を窓の外において、外気を部屋に送り込んだり、体に水滴をつけて扇風機の前に立ち、気化熱を利用して涼を求めるなど、貧乏人なりに様々な工夫をこらしてきた。そのため、「冷房の当たりすぎは体によくない」という記事を目にするたび、うらやましくて仕方なかった。私にとって冷房病とは、エアコンを買うお金があり、電気代も気にしなくて済む人たちがかかる贅沢病である。

 大学教員となり、毎月給料が入るようになったにもかかわらず、根っからの貧乏性からか、電気代のことを考えると、エアコンを買うのを躊躇してしまう。今年もまた憧れの病気にかかることなく夏をやり過ごしそうな気がする。一度はこの病気にかかりたいものである。

 

法学部 前嶋匠                                                               

 

 

 

キャンパス植物園

 

 

2017.07.24

 

アガパンサス、キンシバイ、ゼラニウム、ヒルザキツキミソウ、早春から夏にかけて色とりどりの花咲くキャンパスを歩くのは毎日植物園を訪れているようで楽しい。

研究館前のスペースには、廃材の白いパイプを合掌式に組んだ支柱に、荷造り紐を縦横に通した網が置かれ、フウセンカズラがそこに勢いよく蔓を這わせている。少し前に種を巻いたばかりだと思っていたら、あっという間に風船状の緑の実がいくつも膨らみ、支柱の白との対比が涼やかだ。グリーンカーテンは2号館の学生ラウンジ前にもある。こちらはフウセンカズラより少し遅れて朝顔が蔓を伸ばしている。前期はあと1週残すのみとなったが、もしかすると一番成長の早いものは試験期間中に初花の咲くのが見られるかもしれない。

学生の皆さんは暑さや試験勉強に疲れたら、外を眺め朝顔で涼をとってみては。さて、後期はどんな花が咲くだろうか。

 

文学部 吉岡昌子                                                               

 

 

 

 

言い訳しないこと(立派な事なの?)

 

 

2017.06.02

 

仕事柄、学生が問題を起こしたときに面談、その後、指導ということをします。あまり気持ちの良い仕事でもなく、役目上、仕方なし(こういったらなんですが)にやる仕事というのが正直な所です。他人を高見から「あーだ、こーだ」と論評するのはそんなに気持ちのよい仕事ではありません。だってそんな立派なのことを自分が言えるのかと自分で自分を問うてしまうからです。「僕も仕事だから言うけどね。。。」と言い訳してから、ご高説をたれるわけです。すなわち言い訳ですね。

 

この言い訳ですが、問題を起こした学生、特に男子学生を指導していると次のような言葉をよく聞きます。

 

「申し訳ありません。悪いのは私です。言い訳はしません。」

 

大変に男らしい、立派な言葉だと思いますが、これを言われると困ってしまいます。ある問題が起きた場合に、なぜその問題が起きたのか、その問題を再発させないためにどうすれば良いのかを考える事ができなくなるからです。でもこのような言葉をいう学生は、どことなく誇らしげに、こういうことをいえる自分は立派だというかのようにいいます。

 

なぜそんな風になってしまうのか、私のは「屁理屈をいうな」教育(しつけ)があるのだと思います。小さい頃から親や先生に言われませんでしたか? 

 

「屁理屈言うな、よそはよそ、うちはうち、人のせいにするな」

 

たとえ、小学生であってもきちんと論理だって原因と結果を考え、悪いこと良いことの原因を見つめ、失敗を繰りかえさない工夫をする、自分を責めすぎずに社会や環境の原因要因を指摘して未来を見据えて少しずつ改善を目指すことが大事だと思います。自信をもって言い訳をして、その後ゆっくり少しずつ改善していきましょう。

 

(ちなみに我が家ではお父さんは言い訳が人並み外れて多いと指摘されております。) 

 

経済学部 岡田圭二                                                               

 

 

 

 

 

 

 

ごあんない

相談員紹介

学生相談室の様子

相談室だより

 

 

 

2016年度の相談室だより