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地域文化コース

地域文化コース

地域文化の保全と観光の振興、異文化の共生の実現をめざします。

人々と自然環境との共生の中で長い時間をかけて構築された地域文化は、そこに住む人の誇りや情熱、アイデンティティを生み出す根源であり、近年は観光資源としても期待が集まっています。
この地域文化の振興を担う人材を育成するため、本コースでは人類学や民俗学における調査法を習得し、フィールドワークでの交渉力を養います。
また地域文化のグローバル化の問題についても、コミュニケーション能力と外国語の実践的能力をベースとした多文化共生の有り方の探究を行います。

科目ピックアップ

地域文化論

複雑な概念を持つ地域文化を多彩な視点から考察します。

地域とは、自然や歴史、行政、社会など、人々が長い時間をかけて作り出した概念です。このように複雑な背景を持つ地域文化を理解し、ふるさとというイメージが生み出される経緯、地域文化が形成される仕組み、行政と公共施設のあり方、住民の生活の意味など、地域文化について幅広く考察していきます。

フィールドワーク方法論

現場を調査する方法を身につけ、実際に各自がミニ調査を行います。

フィールドワークとは、現場で起きたことを見聞きし、記録しながら考えるという調査方法。研究に限らず、身近な問題を解決する上で有効な手法です。この授業では、オムニバス方式の講義によってフィールドワークに必要な技術を学び、その成果を生かして一人ひとりが実際にミニフィールドワークを行います。

地域の食文化

地産地消のビジネスを検証して、地域の食文化を考えます。

現代社会を考える上で重要なキーワードである「食文化」について、産業・栄養・共同飲食・日本型食文化といった視点から読み解きます。また三河を中心とする「地産地消」の食文化に関しても、名古屋めし、海山のタンパク、野菜、調味料などのキーワードを通して考察し、背景にある地域文化を明らかにします。

グリーン・ツーリズム論

三遠南信地区をフィールドに、新しい観光ビジネスを学びます。

近年、画一化されたリゾート開発ではなく、山間部での農林業体験や自然体験学習など、地域の個性を生かした観光に人気が集まっています。本学が位置する三遠南信地区も、飯田・下伊那郡が南信州グリーン・ツーリズム特区に指定されました。こうした新しい観光ビジネスを、中山間地域振興と結びつけて学びます。

めざす将来

  • 教員
  • 博物館学芸員
  • マスコミ関連企業
  • 観光業界企業など

地域の新たな公共サービスと新たな地域産業の実現を支えるため、地域の歴史の理解や文化の伝承と創造ができる教員や博物館学芸員、マスコミ関連企業や観光業界企業などでの活躍をめざします。また、どの業種・分野で就職するとしても、今後ますます地域の政策が重要になっていくため、地域文化を学んだ学生の活躍の場はさらに広がっていきます。

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