卒業旅行 in Thailand

 

03E2355 河本 裕樹(7期生)

 

2007年2月20 日、僕と、ゼミ同期生の美濃羽翼君と同じく同期生の石川高広君の三人で卒業旅行へタイへ行ってきた。本来は原田大輔君も行くはずだったのだけど当日に風邪をひいてしまい急遽欠席となった。そもそも何故タイに決めたかというと、僕達はこの旅行を最大限に満喫したいと考え、観光とリゾート両方楽しめる国を探していた。大学の生協でパンフレットを集めたり、HISに行ったりと探し回った結果、タイにはバンコク、アユタヤなど王宮や寺院が多く、世界遺産になっている所があるため勉強にもなるし、ムエタイやニューハーフショーといったタイ独自の文化を肌で感じることができる。さらにプーケットには欧米人を中心に人気のある世界屈指のリゾートがあり両方楽しめる国ということでタイ旅行が決定した。

 

初日

当日は13時発の便で中部国際空港を発つため、僕は10時の電車でセントレアに向かい、そこで美濃羽君、石川君と合流した。まず僕は初めてセントレアに行ったので、その大きさやキレイさに驚いた。そして様々な手続きを済ませ、搭乗を待った。コーヒーを飲みながらまっているとアナウンスで「おまたせいたしました」との声。僕達はエコノミークラスで最も早く搭乗した。  席に着き、まず思ったのが狭いという事。足が伸ばせない。うわーこれで六時間はきついなーと思ったが仕方ないので映画を観たり、音楽を聴いたりして時間をつぶした。二人も同様に音楽を聴いたりしながら、フライトの時間を過ごした。

そして機内食を食べて、軽く寝ていると段々地上が見えてきた。と同時に僕の耳に異変が。明らかに痛い。つばを飲んでも治らず結構辛かった。そんなこんなで無事バンコクに到着し、入国審査を済ませて荷物を取りHISの添乗員が待つ所へ。ちなみに石川君のスーツケースだけ異常の重かった。一体中には何が…僕と美濃羽君一緒に苦笑い。

そして外に出ると「あちー」何だこれは。分かってはいたけどあまりの暑さに三人ともびっくりしながら添乗員と合流して今日泊まるホテルへと車で向かう。そしてまたびっくり。車のスピードが速い速い。120キロはでていた。他の車はそれ以上。大丈夫か、タイ。と少し不安があったが何とかホテルに到着した。そしてまず外に出て散歩することに。外は中心街から離れた場所だったのであまり活気は無かったが歩道には屋台が並び現地の人がわいわいと食べていた。僕らは屋台は辞めてホテルに戻って食事を済ませた。何を食べたか忘れたが味はイマイチだった。それでも雑食の美濃羽くんは、うまいうまいと言って食べていた。さすがだ。遅い夕食を済ませると部屋に戻り、シャワーを浴びゆっくりした。ホテルはまぁそこそこの中級ホテルといった感じだった。1時を過ぎ疲れもありみんな就寝。

 

二日目

この日は七時にホテル前に集合して王宮などの観光だった。のだが、三人が起きたのは七時五分。外を見るとバスが待っている。やばいと思っている所に部屋に電話が。気まずくて出れないと思いキャンセルしようと思ったが、まだタイの経験が無い僕らは自由に行動していいと言われても困難なため30分遅刻して外に行ったがもうバスはいなかった。

しかしたまたま、HISの添乗員に会い、事情を説明してバスに連絡をしてもらい、途中までタクシーで行き合流した。まず観たのは、ワットプラケーオという王宮。いざ入ろうという時にハプニング発生。なんと石川君のズボンが穴が開いていたため入れないと言われた。なんでも神聖な場所なのでそーいった服装はNGらしい。それでもなんとか入り口でズボンをレンタルできたのでレンタルして入れた。すごくかっこいい?ズボンでかなり笑えた。

肝心の王宮はというと…忘れた。暑さでくたくたになり歩いていたからなのか。あまり覚えていない。

次はバンコクのどこかのホテルで昼食。バイキングだった。バイキングだけに美味しそうなものだけを食べた。昼食を終えて次に案内されたのが宝石屋。僕と美濃羽君は見ただけだったが石川君は彼女?のためにしっかりとネックレスを購入した。ここでの収穫はタイの美人なお姉さんと記念撮影できたことだ。次は、免税店。三人とも興味無くすぐに店を後にした。ここで解散だったため僕らはトゥクトゥクという三輪タクシーにのり駅に行きバンコクを色々回った。夕食は僕の希望で日本食レストランへ行った。カレーや刺身、たこ焼きを食べた。味は日本とあんまり変わらなかったかな。そしてトゥクトゥクを使ってホテルまで帰ったのだが何とここでぼったくりにあった。普通は20バーツ位なんやけど要求は100バーツ。本当は乗る前に値段交渉するんやけどそれを忘れてたのが原因。ま、仕方ないか、いい経験をしたということにしておいた。そんな感じで今日も30度以上の暑さのなか、歩き回り疲れたためスパに行き就寝した。

 

三日目

今日はアユタヤへ行くため、八時半にホテル前集合。しかし起きたのは八時十五分。なんとか間に合ったのだが、朝食を取れなかった。二日続けての寝坊。まったく馬鹿な三人である。

バスに乗り向かったのが、バン・パイン宮殿、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンという寺院、日本人町などである。どこがどうとかっていうのは忘れてしまったが、アユタヤという所はバンコクと違い、田舎ですごくほのぼのしていた。あと、ここはやはり観光地なので日本人に多く会った。また、観光の最後には像に乗ることができた。乗った時間は十分ほどだったが始めての経験に興奮した。

そしてホテルに帰り、少しゆっくりした後、バンコクの中心街へと繰り出した。近辺のホテルでタイスキという独特の料理を食べた。これは日本のしゃぶしゃぶみたいな味で美味しかった。三人とも食べ放題とあってがっつりと食べた。その後は、街をぶらぶらしてからバーへ行った。

いざその地へ着くとびっくり。夜なのに凄く明るく活気がある。派手な衣装の女の子がいっぱい。必然と三人のテンションはあがった。これは真面目なゼミ論集なのでそこがどういう所かは書くのはやめておくかな。でも楽しい夜だったのは間違いない。帰りは昨日の教訓から安全で安心な普通のタクシーを使って帰った。この日は疲れたが楽しい一日だった。

 

四日目

この日はバンコクからプーケットへ移動のため昼頃に空港へ向かった。これでバンコクともさよならかと思うと寂しかった。それにしても海外の空港はよく分からない。こういう時に頼りになるのがゼミきっての行動派石川君。アドリブで英語を話しながら僕らを引っ張ってくれた。この旅行がスムーズにいったのも彼のおかげという部分が大きかった。

一時間半のフライトを経てプーケットに到着。HISの添乗員と合流し、ホテルに向かった。僕は風邪をこじらせ、このときは体がだるかった。ホテルに到着するともう前は海。興奮しきった美濃羽君に引き連れられすぐに海に行った。石川君はお疲れでホテルで留守番。

海はあまりキレイではなかったが日本のどこより広かった。周りはほぼ欧米人。日本は今冬なのに海に入るのは不思議な感覚がした。海に入ったときの美濃羽君の目は輝いていた。暗くなり海を出てホテルに戻り、街に出た。ほとんど日本人は居なかったのにここで愛大生発見。なんか微妙な感じ。あとここはブランドの偽物がたくさん売っていた。僕はグッチのサングラスを買ったのだが、なんと1000円。笑えた。夕食はピザを食べた。僕達はまだ、ムエタイもニューハーフショーもタイ式マッサージも経験してなかったのでどれか行こうとしたが、バンコクにあった例のバーを発見し足はそっちに向いて行った。この三人の中の一人がテンションマックスになっていた。誰とは言わないけどね。そこで軽く飲んだ後ホテルに帰りトランプをやり普通に寝た。この旅行で何故かブラックジャックが流行った。

 

五日目

この日は近くのコーラル島という小さい島に行くということで僕と美濃羽君は朝から楽しみにしていた。しっかりと寝坊もせず朝食もしっかりとった。船で20分ほどした所にその島はあった。人が少ない。海がキレイ。そこでかなり感動した。到着して椅子に座ると日系タイ人らしき人がマリンスポーツをやらないか?と聞いてきた。僕と美濃羽君はバナナボートとパラセイリング、スキューバダイビングをやることにした。石川君は何もやらなかった。どうやら彼は浜でゆっくりと何もしないことが好きなようだ。ま、それもなかなかできない贅沢だからね。楽しみ方はひとそれぞれ。

マリンスポーツは順番だからそれまで海に入りシュノーケリングをした。「やべー」って周りが熱帯魚だらけ。こんなの初めてだからすごく感動した。足を岩で削って怪我したけど、そんなのどうでもいいくらい夢中だった。美濃羽君もあちこち泳ぎまくっていた。彼は休むことを知らないくらいだった。石川君は浜でビールを飲んでいた。

順番が回ってきてスキューバをやった。「やべー」ってニモが目の前に。本物初めて見た。インストラクターの人も面白かった。スキューバ最高だね。5000円出した価値ありだった。次はバナナボートだ。ボートに引っ張ってもらってかなり遠くまで行った。一回振り落とされたけどもうちょっとスリルがあれば良かったけど楽しかった。そしてパラセイリング。パラシュートをボートで引っ張って空に上がるんやけど結構楽しかった。眺めが最高だったよ。そしてタイ料理を食べてまた海に入った。いつもは苦手だったタイ料理も何故かこの時だけは美味しく感じた。昼食後は石川君も重い足取りで海へ向かう。三人でシュノーケリングをした。二時半に船が迎えに来て帰ることに。いやー本当に楽しかった。滅多に出来ないことばかりを体験して夢のようだった。

ホテルに戻り明日の計画を立てようとしたとき石川君に異変が。体が真っ赤。日焼けで体中が痛く動けないとのこと。しばらくホテルで休むということで僕らはまた海へ。夕方でほとんど誰も入ってなかったが気にせず入った。夜はまた街へ行った。石川君は身動きがとれずホテルで休養していたので二人でムエタイを観戦してきた。やっぱり生は迫力がある。パンチもキックも本気だから音もすごかった。その横ではニューハーフショーが行われていた。僕らは遠くから見ていたが美濃羽君が執拗に勧誘されていて笑えた。ニューハーフに人気があるってどうなのかなー。そんな感じで満足して帰った。石川君まだ体調不良でお休み中なので静かにトランプやりつつ眠りに入った。

 

六日目

この日はプーケット動物園に行った。クロコダイルショーやエレファントショー、モンキーショーを見た。どれも面白かったが特にクロコダイルショーは迫力満点だった。あんなことは間違ってもやりたくないなと思った。ショー以外は特に何もなかったかな。動物は暑さで全然動かないし僕らも暑さで体力を奪われていた。帰ってまた海に入った。そして最後の夜ということで三人で飲みに行った。オープンバーというところで楽しく飲めたね。これもまたプライスレス。日本では経験できないから。

 

最終日

最終日。夕方までしかないので近くの海に行った。石川君はお土産を買いに行った。その海で泳ぐだけではということで美濃羽君と相談して水上バイクをやることに。「やべー」本当に楽しい。水上で80キロ出るんだよ。しかも自分の運転で。気分爽快で本当に楽しい。最後にあれが出来てよかったなー。と二人で感慨に浸る。

ホテルに戻り石川君と合流して帰りの支度。もう帰るのかーと考えると本当に寂しくなった。美濃羽君に至ってはここに移住したいと言っていたよ。

そしてプーケットからバンコクまで飛びバンコクの空港でお土産を買った。海外の物って何をお土産にしたらいいか本当に迷うね。珍しい物でも実際必要なさそうな物ばかりだし。まー、それぞれ買って手続きを済ませてフライト。この帰りも石川君の行動力には助けられた。帰りの飛行機はほとんど寝た。そして翌日の朝、セントレアに着きタイ旅行無事終了。

 

総括

本当に楽しい旅行であった。バンコクは車とバイクが多くてびっくりしたね。車も軽自動車は一台も無くレクサスやBMWなどの高級車が多く以外だった。屋台なんか見るとすごくタイの人たちの生活観が見れた。欧米人には勝てないと思った。

今振り返ると楽しかった思い出しかない。四年間付き合った友達とこのような旅が学生生活の最後にできて幸せだ。もう社会人になるわけだがもし全員の休みがあえば今度は原田君も一緒にまた旅行に行きたいと思う。そんな日が来ることを楽しみにこれからの人生頑張っていきたい。みんなありがとう。