「李ゼミ第3回就職セミナー就職活動のHOW TO?」

編集 加藤 幹正

はじめに

2006年は、僕たち7期生の就職活動の年です。もちろん僕らにとって就職活動は初体験なわけで、個々それぞれが手探り状態で活動をしてきました。そんな状態での活動ではもちろん非効率、そのうえ自分がしていることが正しいのかもわからず不安を抱えながらの就活となっていました。

 そこで「実際、企業に勤めている人に教えを乞おうじゃないか!」というゼミ長の一声から今回の「就職活動のHOW TO?」が企画されることになりました。

 

開催日時は、20051220日火曜日15時から。

講師の方は、愛知大学、李春利ゼミOBで、綜合警備保障株式会社、人事部東海採用センター担当の天野健太郎氏をお招きしました。

当日は、就職活動の心得に関することを懇談会という形となりました。

 

 

天野さんとゼミ生、一問一答。(質問が重複しているところは削らせてもらいました)

Q、いろいろな合同説明会に参加しているうちに前に一度参加したことのある企業がでてくるようになりました、熱意を伝えるという点で同じ企業のブースを訪問すべきでしょうか?
A、2~3月に会社説明会に行ってください(2,3回まで)。興味持ってくれたかな?程度に思います。あと説明会ではどんどん質問してください。印象に残ることが大切です。

Q、内定を得るためには「いっしょに働きたい」がキーワードだと思っています。人事の人に「この学生と働きたい!」と思わせる秘訣のようなものがあったら教えてください。
A、部下として使えるか否か。あと元気なやつ。


Q、僕は、自分と企業風土の相性が大切だと思っています。企業のブースの説明会だけで、ホントにその会社の風土が自分とあっているのかわかりません。企業の具体的なイメージをわかせるためにできることを教えてください。

A、OB、OG訪問がベスト。あとは社訓とかです。

Q、せっかくの機会なので普段は聞きにくい質問をさせてください。面接でなにを基準で学生を落としていきますか?
A,元気がない。ハッキリしない言葉。見た目(雰囲気)


Q、天野さんが就職活動を行う際に気をつけていたこと、重点を置いていたことを実体験に沿って教えてもらいたいです。

A、企業の下見は必ずすること。会社の情報を知らないと、興味がないと思われる。

 

Q、僕は学校の勉強は卒業できる程度しかしていませんが、部活とゼミの編集だけは胸を張ってやったといい切れます!こんな人を面接した場合どう思いますか?僕はあまり自己分析したくありません。だから会社のホームページみて採用したい人間像とかが書いてあって自分にあっていればその会社にいきたい!自分の必要としているとこで働きたいからです!もちろんどの業界でもいいという意味ではありませんが。

A、胸を張ってやったといえることがあるのはとてもよいこと。 こだわりは入り口を狭めることになります。使いにくいイメージがつかないように。

 

Q、ここ数年、日本の企業もキャリア採用だとか中途採用に力を入れる趨勢にあると思います。私は、新卒採用で新人研修などの制度がしっかりとしている企業に就職し、社会人としての礎をしっかり築きたいと思っています。ここで質問ですが、新人研修とは、具体的にどのようなことをしているのですか?また、新人研修と現場での仕事から得られるモノにはどのような違いがありますか?中途採用と新卒採用とでは入社後の流れは、どのような違いがありますか?

A、それぞれの会社の業務を、社会で使えるよう短期間で詰め込みます。現場では応用と実践を磨きます。

Q、私は、魅力的な良い上司に恵まれた企業に就職したいと思っております。なぜなら、やはり社会人1年目に経験したことは、その後の社会人生活にとても大きな影響を及ぼすと思うからです。ここで、私が質問したいことは、良い上司がいる企業を見つけ出すためにはどのような行動を取るべきですか?社会人から見て、良い上司とはどのような上司を指しますか?入社後に伸びている人物の人物像、価値観、周りの環境などはどのようなものですか?

A、仕事にマッチした人間はよく伸びます。

 

Q,就活をするにあたって面接がありますがそこで嘘をつくとやっぱり面接官には分かるものなのですか?根本が本当なら多少話を大きくする程度ならいいのですか?

A、いい嘘、悪い嘘があります。根本的な嘘はもちろんだめ、だけどバカ真面目もよくなくて、例えば何番目の志望かを聞かれたとき第2志望といえば絶対落ちる。


Q、よく先輩などは勉強はどうせ入ってからやるから必要ないと言いますが実際はどうなのですか?

A,主に出回る知識くらいはしっかり抑えておきましょう。

 

Q、今、そしてこれから私たち学生は何をするべきなのか?(就活するにあたって)
A、普通の人に乗り遅れない。情報はどんどん。年初めからエントリー開始。

 

Q、就職氷河期は終わったと言われているが、実際どうなのか?
A、2極化が進んだ。ハードルを越えられない人間は落とす。

以上

 

さいごに

天野さんにはお忙しい中、貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました。今日の天野さんのご指導を参考にこれからの就職活動を頑張っていきたいと思います。

 また、就職セミナーの後には、ボーリング大会や飲み会などにも参加いただきありがとうございました。ボーリング大会や飲み会は、ゼミ8期生と現役ゼミ生が打ち解けあう良い機会となり、就職セミナー同様、成功に終わったことをうれしく感じております。