編集長手記

「論集第五号を製作して」

アジア・太平洋の中の日本と中国:パートナーかライバルか

〜日中国交正常化30周年記念号〜

論集第五号編集長 山本光太郎

 

まず、この李ゼミ論集第五号の製本にあたって先生、ゼミ論集編集委員会のみなさん、印刷会社「プリンテック」のみなさまと多くの方々にご協力いただき完成に至りましたことを大変感謝しています。

 

 ところで、我々のゼミでは毎年定期的にゼミ論集を製作して今回で5回目を数えることになりました。近年激動する中国をターゲットに毎年テーマを変えて論集製作活動に取り組んで参りました。つまりは、歴代のゼミ論集を振り返ってのぞいてみれば、近年の中国の変動の歴史をたどることができるという大変意味の大きいい論集だと私は自負しています。私たちが取り組んできたゼミでの研究活動のひとつの節目となるものですので、様々な形でお役立ていただければ幸いです。

 

 編集長手記を書くにあたって、何を書こうか考えてみましたが、ここでは私なりに「李ゼミと私」について書き進めていきたいと思います。

 私は愛知からは離れた群馬から愛知大学進学のためやってきました。豊橋は私の父親の出身地でもあり、これまでたびたび訪れたことのある土地ではありましたが、初めて一人暮らしをはじめてみると、右も左もわからず大学一年生の当初は不安の毎日でした。二年生後半に専門ゼミの選択があり、先生・研究テーマ・ゼミ活動を要綱からみて熟慮し、ここでなら同じ志を持っている人にたくさん出会える、自分のやりたい事はココにあると思って志望してみました。実際に、多くの良き仲間、先生と出会うことができ、このゼミを選んでホントによかったと思っています。年度も変わり、後輩にあたる新ゼミ生が我々のゼミに入ってきます。この新しい風を取り入れて、より良いゼミ作りができたらいいなと新ゼミ生に期待しています。

 

 これから学年も変わり、ゼミからの巣立ちをむかえますが、私の大学時代の思い出がほぼイコール、ゼミの思い出となることと思っています。この気持ちを胸に、ゼミ最後の年を有意義に取り組んでいきたいです。

 最後に、ゼミの今後のますますの発展を期待しながら、次期編集長にたすきをわたして役目を終えたいと思います。