発表資料  投稿者:若山  投稿日:2007 930()16028

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BRICのプレゼンス
05e2324
若山一朗

第1章 BRICの光
1-1 GDP
世界経済に占める地位
GDP
のウェイトを購買力平価で換算すると24%と大きく上昇し、アメリカ(21%)、EU20%)を既に上回っている。
これまでの成長実績および今後の成長見込
ここ10年の間に新興工業国の経済成長が失速したのとは対照的にこの4カ国は平均で年6%の成長を遂げており、(特にインドとブラジルは)今後も比較的高い成長率を達成していくものと見られている。その結果、現在G615%に過ぎないその経済規模は、2025年には約半分の大きさに、2040年頃には先進国を上回り、2050年の時点ではBRICsG61.5倍の規模になるとされている。

1-2 人口
中国が約128000万人(世界1位)、インドが約102000万人(世界2位)、ブラジルが約17000万人(世界5位)、ロシアが約14000万人(世界7位)となっており、4カ国合計で261000万人、世界の人口の約45%を占めている。今後もロシアを除く3カ国では人口が増加し、2050年には326000万人にまで膨れ上がるとされている。ただし、ブラジルとインドでは将来的にも人口が増え続ける一方でロシアは現在人口が減少する傾向にあり、人口が多いため一人っ子政策を取る中国でも将来的には人口が減少すると予測される

1-3 国土面積
国土面積はロシアが世界1位、中国が世界3位、ブラジルが世界5位、インドが世界7位。面積でいえば4カ国で世界の約29%を占めている。

第2章 BRICの影
2-1 中国・インドのエネルギーにおける共通した特徴
(
) 中国・インドの石油需要
世界で人口第1 位と2 位の両国は、国内での石油生産はあるものの、輸入量は将来的に急速な高まりを見せると予測されており、BRICs の中では共通の性格を有している。
両国の石油需要の伸びは、図表2-79 に示した。2030 年での世界全体での比率は、図表2-91 に示した如く、中国が11%、インドが5%である。これは現状での比率(2004 年で各8.2%と3.2%)をある程度上回るものであるが、両国の需要の増大は巷間で言われるような世界のエネルギー構造を変更させるほど突出した規模にまでは成長するという訳ではない。世界全体のエネルギー需要の増大自体が問題である。
(
) 天然ガスに関する問題
中国、インドとも石炭が豊富かつ安価であり、現在も1 次エネルギーの約70%を石炭が負っている。両国とも石油需要の伸びは厳然とあるものの、天然ガスへのシフトをいかに進めるかが、環境問題の解決も併せて重要なポイントである。両国は長期的にはLNG輸入大国となる見通しで、ガス市場に与える影響は大きい。
但し、LNG 価格が高騰した場合、日本、韓国、台湾などはそれでも輸入を継続せざるを得ないが、両国には代替となる石炭エネルギーがあり、こちらへ回帰する誘惑は大きい。エネルギー価格と環境問題の関係を考慮する際に、石炭への回帰という逃げ道をどうするかという問題がある。

2-2 中国のエネルギー問題
(
) 中国の石油事情
図表2-92 に建国(1949 )以来の中国の石油生産量の推移を示した。大慶(Daqing)油田の生産量は、27 年間、年産5,000 万トンを超えていたが、2003 年にはこの大台を割り、急速に減退している。一方で、海洋と、ジュンガル、大港、吉林、オルドス、タリム等の陸域(図表2-94)が生産を伸ばしているが、2010 年以降は漸減傾向に入ると見られる。
一方、石油需要の伸びは図表2-79 に示す通り堅調であり、2004 年の中国の石油輸入量は1 2,282 万トンで石油依存度は41.3%であったが、IEA(2004)の予測では、2030 年には石油輸入量は5 5,000 万トン(1,100 万バレル/)で、石油依存度は74%に達する(図表2-93)。中国はこれを市場で調達するよりも、油田権益の取得や、パイプライン敷設など、直接引き取りで進めようとしている。



(
) 中国におけるガス事業の展開
中国における天然ガスの比率は、一次エネルギーの3%、発電源の1%弱に過ぎず、環境問題を考慮した天然ガスへのシフトは十分でない。政府は「クリーン・エネルギー政策」を掲げてはいるが、消費者には強い価格志向があり、石炭から「高いガス」への転換が容易に進まない事情がある。中国がガス供給を増加する場合、(イ)国産ガスの開発推進(国内パイプライン網の整備)、(ロ)中期的にはパイプラインガス輸入(ロシア、中央アジアから)、(ハ)沿岸域ではLNG の導入、という選択肢がある。オルドス、タリムでの国産ガスの開発は順調に進み、2004 年には総延長4,000kmの「西気東輸」パイプラインが完成して、タリムの天然ガスは上海に到着した。更に、国内ガス・パイプライン網は、南部沿岸域にも延びようとしている(図表2-94)。しかし、石油と同様に、国内生産には自ずと限界があり、LNG 価格は高止まっていて普及が遅れている。隣接国からのパイプライン輸入を行うためには、国内価格をより高めに誘導する必要があり、ガス・シフトには多くの問題が依然として未解決である。

2-3 インドのエネルギー事情
(
) インドの石油事情
インドの石油生産量は、2004 年は81.9 万バレル/日で、輸入依存度は70%に上る。国内探鉱はONGCを中心に進められているが、増産は見込めず長期的には漸減傾向にある。
最大の油田は1974 年に発見されたMumbai High 油田である。最近の成果としては、Reliance によるベンガル湾側でのDhirubhai ガス田の発見がある。ONGC Videsh, IOC,OIL 等が海外探鉱を展開しており、中でも大きな権益としては、サハリン-1 20%がある。図表2-95 に見るごとく、2030 年には石油の輸入依存率は90%に上ると見られる。
政府は、国内エネルギーの市場価格化を進めたいとしているが、高い比率の貧困層を抱え、国民会議派を主体とする現政権も共産党などの左翼政党との閣外協力を仰ぐ必要があり、灯油、LPG(家庭用厨房燃料)、ガスなどは実質的に統制価格といってよい。特に灯油は、国、原油供給者(ONGC)、製品販売業者の負担による補助金によって安価に設定されている。このため、専業の精製・販売業者は2005 年以降、赤字に陥っている。インドは世界最大の民主主義国家でもあり、政権は貧困層への配慮が欠かせないが、このためエネルギーの市場価格化は長期的な視野の基に進めざるを得ない。

(
) インドにおけるガス事業の展開
インドにおけるガス比率は、一次エネルギーの6%、発電源の12%と、中国よりは高い。西部地域では、ムンバイ沖合いからの国産ガス利用の長い歴史がある。東部では、石炭を産出するが、西部への輸送手段が劣悪なため、ガス利用が進んだ面もある。増大するガス需要に対応するために、インドはLNG の輸入を促進する政策を採っており、中長期的には数多くのLNG、パイプラインガスの輸入計画がある。始動しているのは、(イ)2004 1 月操業開始のダヘジLNGPetronet 社、カタールのRasGas から年間500 t)、次いで(ロ)2005 4 月操業開始のハジラLNG(Shell 社、シェルのエクイティからLNG カーゴを年間250 万トン、スポットで調達)の2 件で、ともにインド西部に位置する(図表2-96)
但し、前述のごとく、国産ガス価格は、安価に設定されており、一方でLNG 価格は、これまで$3-4/MMBtu(百万英国熱量単位)であったものが、近年急速に高騰し$7-8/
MMBtu
という水準となっているため、ハジラ基地は2006 1 月から操業停止になるなど、国内価格を抑えているため事業遂行に多くの問題を抱えている。


第3章 戦略資源 ロシア、ブラジル

3-1 ロシアの戦略資源
(
)ロシアの原油生産の動向
2005
年のロシアの石油生産は940 万バレル/日でサウジアラビアに次いで世界第2 位、対前年比2.5%増であった。2004 年における世界の石油生産量を図表2-82 に示す(BP,2005)。ロシアは世界の12%、中国は5%の石油を生産しており、大きな存在である。

(
) ロシアの石油生産の見通し
図表2-84 2003年にロシア政府の発表した「2020 年までのロシアのエネルギー戦略」での石油生産見通し(単位:100 万トン/)を示す。ここでは2020 年に向けて、生産量がレベルオフする見通しで、適正ケースでは2020 年に450 万トン/年(900 万バレル/日)であるが、現状はこれを既に超えており、楽観ケースを上回って推移している。図下部の棒グラフは地域別(図表2-85 参照)を表しており、約70%を生産して来た西シベリアは漸減し、替わりに東シベリア・極東(サハリン等)の生産量が徐々に伸びて、2020 年には17%に達すると見込まれている。但し、2020 年においても西シベリアは依然65%のシェアを有し、石油生産の中心的存在であり続ける。



3-2 ブラジルの戦略資源
(1)
石油生産の概況
ブラジルの2005 年の国内原油生産は、前年比13%増の168 万バレル/日であった。2006年には日量18 万バレルとなるAlbacora Leste 油田(図表2-88)P50 プラットフォームの稼動開始が予定されており、生産目標としては、191 万バレル/日を見込んでいる。一方、国内需要は180 万バレル/日程度であることから、ブラジルは2006 年には自給を達成し、石油の純輸出国になると予測される(日経、2006/2/21)
ブラジルにおける石油生産量と消費量の伸びを図表2-88 に示す。この10 年間で、需要が横ばいになる一方で、石油の生産量が急速な伸びを示し、今年の自給達成となった。


3-3 エネルギーにおけるBRIC の位置付け

 


10周年記念パーティの幹事たちへ  投稿者:  投稿日:2007 929()23126

  返信・引用

 

 

先日、ここに詳しく書いたので、
名前があがった歴代の幹事たちはまずは一度ここに返事してください。
総幹事の内藤・星野君あてに。

特に現役の2学年は昨年のことを知らなかったので、集計を早めに進めてください。
1
期生の内藤君から連絡があり、近いうちに打ち合わせに来るので、
そのための材料が必要です。

 


ゼミ募集の面接日11月17日(土)場所:53A教室(5号館)  投稿者:  投稿日:2007 929()224355

  返信・引用

 

 

経済学部 李先生
いつもお世話になっております。
ゼミ募集の面接日11月17日(土)の使用教室の件なのですが、
53A教室と連絡しておりましたが、そこは24名のゼミ室です。
隣の教室も空いているようですので、当日の状況でうまくご使用いただければと思います。

よろしくお願いいたします。
              二瓶

*********************
441-8522
愛知県豊橋市町畑町1-1
愛知大学豊橋教学課 二瓶 和哉
TEL0532-47-4117(
内線 1253)
FAX0532-47-4136
*********************

ゼミの面接は全員参加を要求します。
早めに時間調整をしてきてください。
集合時間は100です。

鈴木さん:5号館の面接会場は何階か確認してもらえますか。
となりは待合室になります。

 


坂本ゼミ長+鈴木里沙さんへ  投稿者:  投稿日:2007 929()22398

  返信・引用

 

 

新しいゼミ生の募集が始まりました。
まず、例年と同じ2年生向けの「ゼミガイダンス」(説明会)が行われます。
ゼミからは二人にゼミのPRをしてもらいたいです。

10
18日(木)1320から321教室で行われます。
その前の1012日(金)1240から610教室で本番前の打ち合わせ会が行われる。
いすれも教務課主催です。
二人はぜひよく準備してPRし、新ゼミ生を多く集めてきてください。
田中ゼミ長に相談してみてください。

募集の内容はこの前BBSに貼っておきました。活用して。

 


火曜日の発表者へ  投稿者:  投稿日:2007 929()223238

  返信・引用

 

 

新しいレジュメと本文全文を発表前までに貼ってください。
発表2回目資料と題して。
公式なタイトルなどつけて。
これからの人も全員同じです。

 


BRICS資料  投稿者:  投稿日:2007 928()011918

  返信・引用

 

 

鈴木さん

投稿ありがとう!ゼミHPにまた1本名文が残ります。

BRICs
グループへ:
日経ビジネス 200612.18号特集【ブラジル:魅惑の大国 現地総力取材ー中国、インドに匹敵する潜在力】

2007.1.22号特集【エタノールメジャー トウモロコシを黄色いダイヤに変える錬金術】

いずれも図書館カウンターで借り出しできる。ほかにインド、ロシアの同雑誌のHPバックナンバーをチェックすれば資料を入手できるはず。

ほかに雑誌エコノミスト、東洋経済、ダイヤモンドなども図書館にある。1年以上前のものは図書館書庫にあるので、カウンターに聞けば分かる。活用するように。調べ方は同じ。

 


続きです・・  投稿者:鈴木里沙  投稿日:2007 926()003151

  返信・引用

 

 

全部一度に入りきりませんでした・・この一つ前の投稿から読んで下さい。

続き・・

 でもそんなことも言っていられない。NYシティから飛行機に乗り込み、車で次に向かう先はカナダのナイアガラの滝。Anitaの家と今回利用したバッファロー・ナイアガラインターナショナル空港の間にナイアガラの滝は位置しているので、帰りに寄ろうと計画していたのだ。疲れたなんて言っていられない、初めて見るナイアガラの滝は有名なだけあって迫力満点。そしてその凄さには大興奮。しかしここで、残念な話が一つ。ナイアガラの滝のすぐ近くまで行くことが出来る有名な遊覧船がある。水しぶきで全身ずぶ濡れになるのは当たり前で、このシーンもよくテレビに映る。だから私も遊覧船に乗ることを楽しみにしていた。やっぱり自分で実際に体験してみないと、その本当の凄さというのは分からないと思うから。しかしここに着いたのは夕方5時ごろ。遊覧船に乗るのにも時間がかかり、更に家まで帰るのに車をまた3時間走らせないといけない。このような諸々な事情があったため、遊覧船に乗ることを断念せざるを得なかった・・これだけが後悔。でも次にカナダへ来た時は絶対リベンジ。ワイナリー巡りしてワインを試飲して、ナイアガラの滝で遊覧船に乗る・・楽しみがまた増えた。
 NYシティ旅行を通して見た美しい風景や目新しい街並みも印象に残っているが、私の中で最も強く印象に残っているのは、カナダで見た朝日。これは今までに見たことがないようなキレイなものだった。イギリスで見た朝日以上のものだった。大袈裟かもしれないが、この朝日を見ることが出来ただけでも、カナダに行った価値はあったような気がした。でも私はそれだけではなく、愛情もいっぱいもらいながら、新しいことをたくさん経験させてもらえた。私が出会ったカナダの人たちはすごく温かくて愛情を持って接してくれるステキな人たちばかりだった。Anitaのお母さんは私に初めて会った時に満面の笑みで『Momと呼びなさい』と言ってくれた。これは私の中では凄く大きかった。どんな人たちだろう・・という不安がその一言で全て解消した。家族のように接してくれる証拠だと思うから。DadMomGrandmaと呼べることがすごく嬉しかった。そして今回、何より実感したのは私の名前『里沙(リサ)』がいかに国際的で、彼らにとって親しみやすさを持っているか。最初の頃は『あなたの名前、外国名はリサで、日本名は何て言うの?』と聞かれたりもしたが。確かに日本人らしくない名前だ。だからこそカナダにとってコモンな名前を持っている、黒髪で背の低い東洋人の私をすぐに皆は覚えてくれた。これは日本の両親に感謝。だって外国人と結婚したって全然変じゃないもの。
 カナダでの3週間はあっという間に過ぎて、この地での思い出はトランクにも詰めきれないほどあったのに、感謝しても感謝しきれないのに、最後の最後でもっと胸がいっぱいになった。日本へ帰国する前日にサプライズで誕生日までお祝いしてくれたのだ。何故か皆ソワソワしているなと思ったら、AnitaWarrenがバースデイケーキを持って現れて、DadMomGrandmaも皆そろって大合唱・・私は突然のことでビックリして状況がしばらく掴めず、そのあと嬉しさの余り号泣・・20歳の1年間は自分の好きなこと、憧れていてずっとやりたかったこと、初めてのことをたくさん経験出来たからこそ、今までで一番充実していて忘れられない1年間でその20歳最後の日も、21歳の1年の始まりの日もカナダで大好きな人たちと過ごせて幸せでした。だからこそ最後の別れはつらかった。Grandmaの『カナダで仕事を見付けてこっちでずっと暮らしなさい』っていう言葉は嬉しかった。出会いがあれば別れもある。分かっているはずなのに、やっぱり私は別れが苦手で涙、涙・・になってしまう。でも心にいい栄養分をたくさん与えてもらって帰って来た。生きていくためにとても大切なことを心がたくさん感じた。物質第一主義のこの日本では、得られない『心の感じ』だと思っている。凄く心が穏やかになる。カナダに行って本当に良かった。そして今でも不思議に思ってしまう、Anitaと出会えたこと。思い切って彼女に話し掛けてみて本当に良かった。あの時に私がアクションを起こさなかったら、カナダに来ることもなかっただろうし、今はなかったから。人との出会いは一期一会。これからも大切にしていきたいと思う。来年、今度はまた日本でAnitaWarren3人で再会する約束をした。だけど絶対またカナダに帰るって決めた。そしてGrandmaに会ってギュってまたハグしてもらうんだ。以上、これが私のカナダ滞在記。

 


海外遠征記~イギリス・カナダ篇  投稿者:鈴木里沙  投稿日:2007 926()00269

  返信・引用

 

 

2007年海外遠征記~イギリス・カナダ篇~

李ゼミ9期生 05E2364 鈴木里沙

So lovely!!!イギリス生活

 ホストファザーの歓迎のハグとキスから始まった私のイギリス生活・・今思い返すと、本当にあっという間のものだった。しかしこれだけははっきりと断言できる、毎日がキラキラして輝いていた5週間。ドキドキの連続ではあったが、目にするもの全てがとても新鮮で、外国に憧れが強かったせいだろうか、何をとっても私には宝石のように見えた。
イギリスには25日の午後4時頃到着した。12時間にも及ぶ長いフライトを経て、それから大学があるエクセターまでバスで4時間・・ホストファミリー全員と対面したのは夜の9時半を回っていた。イギリス人は節約家が多いらしく、私のホームステイ先も一概ではなく、リビングの明かりも電気スタンドとテレビのみ。そんな暗がりのもとで迎えてくれたのは、ホストマザーとその息子さん。そして彼の年齢は32歳だと家に着いてから知ることになる。この時点でビックリ仰天。外国では家を出ていても不思議ではない年齢なのにどうして一緒に暮らしているのだろう・・何か問題でもあるのだろうか・・??という変な疑問と、電気が暗いために顔の堀が余計に深く感じるため、笑った表情が不気味に思えてきて、私の恐怖感はピークに達していた。これは今ではもう笑い話なのだが、この時は真剣だった。そしてホームステイ一日目、時差ボケも手伝ってか不安をたくさん抱えたまま、泣きながら眠れぬ夜を過ごすことになった。しかしそんな私に次の日、イギリスはステキな贈り物をくれた。それは真っ赤な色をした朝日だった。日の出の時間は遅く、だいたい朝の8時くらい。私は朝日の美しさに感動し、今自分が憧れの地である、イギリスにいることを実感した。そしてその贈り物は、私に出発前夜に母がくれた言葉を思い出させ、一日一日を精一杯楽しもうと思わせてくれた。こうしてホームシックは一晩で直ったのだった。きっかけを与えてくれたのが、この朝日だったことは間違いない。
 一つ問題は解決したものの、『初めて』が多過ぎて戸惑ったことはたくさんあった。初日はホストファザーが家から学校まで車で送って行ってくれたが、授業が終わって家に帰るのはバスを使って一人で帰らなければならなかった。大学からバスに乗ってハイストリートという大きな通りで乗り換えなければならない。万が一、間違ったバスに乗ってしまって、家に帰れなくなると思うとシャレにならない。手に汗握る思いで必死だった。
最初に完全マスターした言葉はこれである。“Please let me know where we get there.”バスの運転手さんに地図を見せながら、ここに行きたいと伝えて、何処で下りればいいかも分からないので、極め付けにそこに着いたら教えて下さいという意味のこの台詞。ホストファザーが地図を貸してくれた。下りる場所を記憶してしまったら言う必要はなくなったが、この言葉は知らない場所に出掛ける度に重宝した。その時、運転手さんはいいよと簡単に答えてくれたが、バスの乗客が段々減っていっても、私が下りるはずのバス停になかなか着かない。私に下りる場所を教えるのを忘れているのではないかと心配になって、地図を片手にずっとキョロキョロしていた。周りから見たら落ち着きの無い変な東洋人だっただろう。不安の余り思わず立ち上がると、運転手さんに「きみの下りるバス停は次だよ」と教えてもらえた。時計を見るとちょうどハイストリートから家まで15分。ホストファザーが教えてくれた通りだったが、こんなにハラハラした15分間は今までで初めてだった。エクセターではほぼ毎日バスを利用していた。そのためにウィークリーメガライダーを購入した。このチケットを乗るときに見せると、バスの乗り降りが自由になり運賃も度々出す必要がなくなるという優れものだ。バスを利用するという決まりきった行動の中でも、日本とは違った習慣を垣間見ることが出来た。バスに乗って運転手さんに“Hello.”と一声掛けてチケットを見せる。すると運転手さんは“Lovely”“Fantastic”といった様々なポジティブな表現で返してくれる。これらは日本とはまた違ったステキな感情表現であり、これを聞いただけで気持ちがちょっと明るくなるような気がしたのは私だけだろうか。この“Lovely”という表現はイギリスで頻繁に使われる。生活している間に何度耳にしたか分からない。Love=愛のイメージからちょっと照れ臭い感じがしていたが、いつの間にかイギリス人と同じように自然に使う自分がそこには居た。
 ここで日本とイギリスでの生活の違いをいくつか上げたいと思う。まず雨が降っても傘を差さない。その代わりにコートに付いているフードをかぶる。これはエクセターに住む人に限定するが。イギリスの天気は変わりやすいということで有名である。久々に朝から晴れているかと思えば、突然雨が降ってきてまたすぐに止む・・・その繰り返し。晴れている方が珍しいくらいだ。イギリス生活が始まって間もなくの頃、私は雨の日には日本から持って行った折り畳み傘を、日本にいるとき同様に差していた。そして雨の中、傘も差さずフードをかぶってスタスタと歩く人たちを見て、何故傘を使わずにフードなのだろう・・?と不思議に思っていたのだが、差さない理由がすぐに分かった。単純な理由だ。風が強いために傘が壊れる。2日目にして私の傘も骨が1本折れた。それ以降、ちょっとやそっとの雨では傘を差さない、そして代わりにフードをかぶるという習慣を身に付けたのだった。それからバスタオルは一週間同じものを使う。バスタオルを使用した後は、オイルヒーターの前に掛けておいて乾かして、一週間後に新しいものに取り替える。また食事のあとの食器洗いは日本同様に洗剤を使うが、洗い流さないで布巾で拭いて終わりという習慣があった。洗剤に関してだが、別に体に良いものを使っているというわけではない。イギリス人は洗剤を洗い流さない方が消毒の役目になって、より良いと考えているようだ。この考え方には驚きである。しかし慣れてしまえば何てことない。抵抗を持つこともなく、郷に従え、体当たりでイギリスの生活を楽しんでいた。随分タフになって帰ってきたことは自分でも実感している。それから食事についてである。イギリスの食事は質素で不味い・・・そんな風に聞いていたが、私は環境にとても恵まれていた。ホストファザーの趣味が料理というだけのことはあり、食べた事がないような料理が食卓に並んだ。4週間の間で同じ料理が出てきたことは一度もなかった。しかし悩まされたのは量の多さ。何食分だろう・・??と思わせるような量だった。
出発する前に私の中で決めていたことがあった。それは「『No』と言える日本人になる」ことである。何でも最初が肝心だと思い、量が多過ぎることを伝え無事 () に量を減らしてもらえた。友達はきちんとホストファミリーに伝えることが出来ず量の多さに最後まで悩まされていたようだが、人間とは凄いもので、段々その量をペロリと食べきることが出来るようになっていった。彼女は食べるスピードが速くなり、食べる量が増えたことは間違いない。またパックと呼ばれているお弁当も面白かった。週末何処かに出掛けるときには必ず作ってくれたパックは、日本の母が作ってくれるお弁当とは随分違っていた。フランスパンに野菜やハム、チーズなどが隙間無く挟まれたサンドウィッチが2個に、洋ナシやリンゴなどのフルーツが毎回2個ずつ、ヨーグルトに極め付けはポテトチップス。もちろんフルーツは皮がついたままで、服で拭いてからかじる。街を歩きながら洋ナシやリンゴにかじりつくという習慣は、やはり外国ならではだと感じた。でもそんなワイルドな習慣が私は好きだったが、それはイギリスではありふれた光景だった。ちなみに私のお気に入りはプラム。今までに一度も食べたことがなかったがホストマザーに勧められ食べて以来、あの何とも言えない甘酸っぱさにはまった。今回の留学には一切日本食を持って行かなかった。イギリスの生活にどっぷり浸かりたかったからである。でもこれは正解だったと思う。実際に体験することで知らなかったことをたくさん知ることが出来るし、新しく吸収することや面白い発見も数多い。郷に従う、この考え方が私はやっぱり好きだし、この考えを持っていれば人生はより楽しいものになる、そう実感出来た。
 週末になると旅行に出掛けた。ソールズベリー、バース、ポーツマス、ロンドン・・この中でも、バースとロンドンは自分たちで全て計画した。電車とコーチ(長距離バス)どちらを利用するか・・というところから始まって、直接駅まで行って、つたない英語で聞きまくった。事前に得ていた情報ではバースまで電車は一人当たり往復25ポンド(約6250円)、一方コーチは一人当たり往復21ポンド(約5250円)ということだったが、電車では人数が4人だとグループ割引というものがあり、ちょうど私達は4人だったため、なんと一人当たり往復12.50ポンド(約3125円)で行けることになった。直接行って聞きまくならければ、手に入らなかった情報である。この時に私は学んだことがあった。英語に自信が無くてモジモジしているよりも、とにかく知っている単語を使って話しかけたほうが断然良い。相手に伝えることが出来ればそれが何より自信につながり、もっと積極的に行動出来るようになる。とにかく自分から何か伝えようとする姿勢が大切で、相手はこのようなポジティブな姿勢を評価してくれるし、応えようとしてくれる。カッコイイところを見せようとして、なかなか一歩前に出られないよりも、カッコ悪くても全然良い、恥だと思うほうが変だ、一歩前に出ることが次の一歩につながり、自分にプラスになって必ず返ってくるのだと思った。そして旅行の中ででも一番印象に残っているのは、最後の一週間まるまる使って満喫してきたロンドンである。エクセターで鍛えられたせいだろうか?ロンドンのありとあらゆる場所を走っている2階建てバスを、まるで地元人かのようにスムーズに乗りこなしていた。ロンドンの観光名所である、ビックベン、ウェストミンスター寺院、ロンドン塔、タワーブリッジ、ナショナルギャラリー・・などを次々と制覇した。毎日クタクタになるまで歩いた。しかしそれだけでは満足しない。私はロンドンでどうしても観たい舞台があった。それはライオンキング。日本でも一度観た舞台だったが、イギリスという場所でもう一度観たいと思ったからだ。チケットを買いに当日の朝出掛けた。学生割引を見せたら、通常50ポンド近くする一階席の前から6列目くらいの席をたった20ポンドで購入することが出来て、嬉しさのあまり思わず『Lovely!!』と感嘆の声を上げてしまった。学生とは本当にステキな職業だ。舞台は日本で観たものとは全然違うもののように見えて、感動し過ぎてしまい、ただ凄いとしか言えなかった。悲しいことだが、日本語では言い表せない。しかし日本を出発する前から、持っていたプランだったので、また一つ目標を達成出来て大満足だった。
 また旅行先やステイ先、この5週間でシャッターを切りまくった。ざっと600枚近くある。私の周りを取り囲んでいるもの、全てがイギリスそのものだった。私の趣味はカメラ。今まで日本で撮ってきたものとは一味違った写真の出来上がりになった。これまで以上に写真を撮ることが好きになったし、写真についてももっと勉強したいと思った。大学卒業前に、個展を開くことも密かな私の目標なのだが、その想いも一層強くなった。
 私の紀行文からも分かるだろうが、今回の体験は私にとってカケガエのないもの。しかし5週間の生活は正直大変だった。それはイギリスの物価の高さからである。世界の中で日本は物価が凄く高いのだろうなぁ・・と思っていたが、その予想をはるかに越えてイギリスが存在していた。『イギリスは生きているだけでお金がかかる』これは名言だと言える。日本では学校帰りに、友達とカフェに寄ってお茶したりするのも、わずか数百円で済むが、イギリスでは下手をすると千円を越えてしまう。そんな中でも特別なことがあった時には、スターバックスに友達と行ってホットチョコレートでCheers!とお疲れ会。イギリス文化の一つであるパブにも行ってCheers!と懇親会・・それ以外では節約を繰り返していた。特にホームステイを終えてからのロンドンでの生活が大変だった。朝は見るのも嫌になってきたシリアル。昼はマック、そしてマック、極め付けにまたマックダーナル・・夜は値段の安いものを求めて、日本でいうジャスコのようなスーパー、テスコに毎日通った。マックとテスコには大変お世話になった。ロンドンはただでさえ物価が高い。最終日にはチップスを見るのも嫌になっていた。生きていくのって大変だね・・旅を共にした仲間と、何度この台詞を口にしたか分からない。ここで少しパブについて話したいと思う。パブは街の至るところに存在していて、イギリスの人達は昼夜関係なく利用していて、昼間でもビールを流し込んでいる。日本では考えられない、これは文化の違いだろう。そしてパブでも学生割引が効く。学生の利用も奨励しているのだろうか。私のホストブラザーが通っていたパブにはカラオケがあった。彼は『僕はカリオキーが大好きだ』といつも言っていた。カラオケがイギリスの若者の間で熱いらしい。若者はカラオケが好き・・国境なんて全く関係ないようだ。
今の私を知っている人からしたら可笑しな話かもしれないが、幼い頃、私は外国の人を見て怖がっていた。幼稚園の時のことである。両親と私の三人で食事をしに出掛けたら、偶然私の真向かいに外国の人が座って食事をしていて、それを見た私は怖くてご飯が食べられなくて、車に母と二人で戻った記憶がある。付き合わされた母は気の毒だが。そんな私がどこでどう変わって、海外に興味を持つようになって、今に至るのかは自分でもよく分からないのだが、すごくステキな経験がたくさん出来たことをとても嬉しく思っている。面白い発見や感動の連続だったカケガエのない5週間。そしてハプニングも含め、全てが思い出でプライスレス。そしてイギリスに行くために、様々なカタチの努力をしてきた私を温かく見守って来てくれた日本の家族や友達に感謝している。それから私を今回受け入れてくれた、イギリスの家族に感謝。親切にしてくれた人たちに感謝。エクセター大学の先生達に感謝。感謝の気持ちでいっぱい。この気持ちをいつまでも忘れないようにしたい。どこまで自分自身が成長出来たのかは分からない。しかし私の旅はこれで終わりなのではなく、始まったばかりだと思っている。これからも自分の興味のあること、好きなことは満足がいくまでやっていきたい。以上、これが私の最初の留学体験記。

『初めてのファームステイinカナダ』

 カナダ行きを考え始めたのは、イギリスセミナーから帰国してから間もなくのことであったが、その時は私の中で幾つか迷いもあったのでカナダ行きをためらっていた。しかし振り返るとカナダ行きを選んだ私の選択は正しかった。今まで一人きりで飛行機に乗ったことがなかったので、カナダまでは空の一人旅・・メインのカナダで3週間のファームステイを体験し、そしてお隣のアメリカまで足を延ばしてNYシティも満喫して来た。カナダでの思い出話の前に、今ワーキングホリデーなどで人気上昇中のファームステイをすることに何故なったのかを書こうと思う。それは偶然ではない必然的な出会いがきっかけだった。去年の3月に豊橋駅のホームで一人のカナダ人の女の子に出会った。それが今回お世話になったカナダの家族の娘さん、Anitaである。彼女はベンチに座って『やさしい日本語』というタイトルの本を読んでいた。そして私は彼女に話し掛け、同じ電車に乗り、アドレスを交換し、連絡を取り合って行き来するようになり・・カナダにある彼女の家まで行ってしまうことになる。何て無用心な・・と思う人もいるかもしれない、しかし2人の間には不思議な縁がたくさんあった。彼女が電車に乗って行こうとしていた新城、そこで彼女は英語を教える仕事をしていた。その仕事先は私の高校時代の友人の実家。また彼女がホームステイしていた豊橋の家は、私が小学校時代にお世話になった先生の家。それも出会った後から分かったのだが。私には必然的な出会いとしか思えなかった。そしてファームステイをすることになった理由は単純である。Anitaの実家がカナダの牧場だったから。
 8月16日の夕方の便で日本を出国することになっていたのだが、私は前日までアルバイトに明け暮れていた。これは海外進出のための資金づくり。しかし『一人で』カナダまで行くというプレッシャーもあって、精神面で弱い私は緊張モードで準備もギリギリまでしなかった。準備をしないことで現実逃避()…情けない。しかも出発当日からハプニングが。豊橋駅でまずスーツケースのコロが一つ取れた。おいおい、大丈夫か私の一人旅。幸先不安。直すことも出来ず、思うように引けない重荷のスーツケースを預けて、カナダ行きの飛行機に乗り込んだ。旅にはハプニングは付きもの・・今はこうしてネタにもなっているというわけ。約12時間半の長いフライトを経てやっとカナダ、トロントのピアソン国際空港に到着。そこで約1年振りにAnitaと再会することが出来た。彼女の家はトロントから車で2時間走ったところにあるWoodvilleという小さな町にあった。見渡す限り大自然・・リスやスカンクも普通にいて、30分近く走らないとスーパーも何もないところだったが、私はすぐにこの場所が好きになった。日本では私が感じたことのないゆっくりとした時間が流れていて、違う世界がそこにはあったからだ。そして今までに牧場という場所にあまり行ったことがなかったのだが、とても魅力があふれる、また命の大切さを学ぶことが出来る場所なのだと感じた。ファームステイするくらいだから私がかなりの動物好き・・と思った人も居たのではないだろうか?自信を持ってはっきり言える、それは大間違い。小学校時代などにあった交代でやる飼育当番。実はすごく苦手でウサギ小屋に入るのもためらってしまうレベル。日本では動物も全然触ったり出来なかったのだけど・・カナダでは何故か平気で何でも触ったり出来て、体当たりで牧場生活を満喫していた。対応出来てしまうことに驚くが・・これぞ郷に従え、私の海外生活スタイル。
 ここでAnitaの家の牧場を紹介しようと思う。彼女のDadが経営している牧場は180頭以上もの乳牛を飼育している大きな牧場で、一日に2回(早朝4時から8時までと夕方4時から8時まで)搾乳をして牛乳を出荷し生計を立てている。そしてAnitaが私にくれた仕事は子牛にミルクを与える仕事である。子牛に大きな哺乳瓶でミルクを与えるのだが、これが思ったよりも難しかった。すごい力でミルクを吸うため、本当にしっかり哺乳瓶を持っていなければならないほどだ。また飲み終わった後でもまだ飲み足らない子牛は、もっとミルクをくれと言わんばかりに擦り寄って来て、私のあとをずっと付いて来る。この姿がとても可愛くて仕方が無かった。しかしそんな可愛い子牛ばかりではなく、中にはタックルしてくるのもいて、これは本当に痛い。生後3日の子牛も手強かった。でもミルクをあげながら『生きる』とはこういうことなんだなぁと実感した。子牛が一生懸命ミルクを飲む姿に何か考えさせられるものがあった。人間の中には自ら自分の命を終わりにしてしまう者もいるけれど、他の動物はそんなことは決してなくて、必死に生きようとしていた。そして新しい命が生まれる瞬間にも立ち会うことが出来た。日本のテレビ番組などで、牛が出産をする時、必ずと言っていいほど人間が手伝うシーンを目にすると思うが、ここでは人間が手伝うことはしなかった。牛が自分自身の力で、子供を産む。感動のあまり自然と涙がこぼれた。青空教室で命の授業を受けてきたような気分。またAnitaの仕事をしている姿を見ていて、私も自分にあった仕事をしっかりと見付けたいと強く思った。牧場の仕事は生き物を相手にしているために、朝早くから夜遅くまですごく大変な仕事。でも彼女は牧場での自分の仕事を凄く愛していて、働く姿は生き生きとしていてすごくカッコ良かったから。Anitaだけではなくて、私がカナダで出会った人たちは本当に働き者ばかりで、国際結婚するならカナダ人って思ったくらい。また子牛の世話以外に毎日手伝ったのは搾乳の作業である。一度に16頭の搾乳が可能で、180頭全部の牛の搾乳を行う。これが一番時間のかかる仕事だったが、初めて経験する搾乳は楽しかった。これらの仕事も特別なものだったけど、他にもトラクターを運転したり、自分で運転する芝刈り機に乗って芝を刈ってみたり、180頭の放牧してある牛を牛舎に戻したり・・牧場の仕事を専門にしている人を除いて、私と同じ歳くらいの日本人の女の子の中で一体誰がこれらの仕事を体験したことがあるだろうか。思い出すだけでにやけてしまう。面白いことをいっぱい経験出来たのではないかと思って。『初めて』で溢れていた牧場での生活が大好きになり、そして毎日があっという間で、充実した日々を過ごしていた。
 仕事以外での『初めて』について話そうと思う。まずはブライダル・シャワー。まず日本では体験出来ないイベントの一つだろう。Anitaは9月29日に7歳年上のWarrenと結婚する。そのため行われるのがこのイベント。簡単に説明すると、花嫁にプレゼントをあげるためのパーティー。プレゼントにはどんなものが贈られるのかというと、食器やグラス、タオルなどの新婚家庭にとって必要なものである。またシャワーを浴びせかけるようにたくさんのプレゼントが贈られることからこの名前が付いたらしい。明日からでもすぐに新婚生活が始められるだろうと思うほど、たくさんのプレゼントが贈られていた。そしてパーティーに欠かせないのは料理とケーキ。ケーキはユニークなものが多かった。でもその甘さときたらもう・・砂糖が完全に残っていて、ジャリジャリいう。甘いものがあまり得意ではない私は苦労した。でも私はGrandmaの作ったパイとスコーン(カナダではティービスケットと呼ばれていた)は凄く好きだったので、Grandmaの家に行ってこれらの作り方を教えてもらい一緒に作らせてもらった。これも『初めて』のうちの一つである。Grandmaはとてもステキな人で、私を孫の一人のように想って接してくれた。そして料理が上手で、どんな料理でもお手のものだった。日本に帰って来てから私が料理に目覚めたのも、Grandmaの影響である事は言うまでもない。私がGrandmaと一緒に作ったのは、ピーチパイ・チョコレートパイ・バナナパイ・ブルーベリーパイの4種類とレーズンのスコーン。Grandmaの料理教室以外でも、いつも優しく話しかけてくれたし、また色んな場所に連れて行ってくれて、私はGrandmaが大好きで何より時間を共に過ごせたことが嬉しかった。旅行ではなくて、滞在だから出来たのだろうなと思うことが多々あった。そしてやはり実際住んでみなければ分からないことはたくさんあると感じた。
 冒頭でも少し触れたのだが、私は今回カナダ以外にもアメリカにも行って来た。イギリス、カナダに続いてアメリカ・・これで今年3カ国目。カナダへ出発のちょっと前に決まった3泊4日でのNYシティの旅。一緒に行ったのはAnitaと彼女のMomの3人。海外旅行を外国人と一緒にするなんて今までになかったことなのでワクワクしていた。34日で短い間だったがセントラルパーク、自由の女神、エンパイア・ステート・ビルディングを始めとして、NYシティの至るところに行って多くのものを実際に見て、独特の雰囲気を感じて楽しんできた。でも私は同じ都会だったら、NYシティよりもイギリスのロンドンの方が好きだなぁ・・あくまで私の受けた印象に過ぎないが、NYシティが日本でいう大阪ならば、ロンドンは京都のイメージ。歴史をたくさん感じることが出来るのはロンドンの方だろう。そしてまた慌しいNYシティでは私は暮らしていけそうもない。カナダでスローライフを送っていたから余計にそう感じるのかもしれないが。時間の流れるのも速くて疲れもピーク、3泊4日の旅はあっという間に終わった。

 


外書購読  投稿者:  投稿日:2007 925()23423

  返信・引用

 

 

田中君、出す必要がある。明日、研究室のドアにぶら下げておきます。それをなるべく早く教務課に提出して(ぼくが許可済み)。

 


李先生へ  投稿者:田中  投稿日:2007 925()233322

  返信・引用

 

 

今日(立岩、鈴木、周)の発表は有意義だったと思います!
久しぶりにゼミ生の元気な顔が見られてとても嬉しく思いました。

話が変わりますが、単位があと1つ足らなかったので、水曜2限の先生の外国語講読08を履修することにしました。宜しくお願いします!!
明日は、家庭の用事で欠席させていただきますが、来週からは頑張ります。
履修に関して何か登録用紙とか出さなくてもよかったですか?

 


鈴木さんへ  投稿者:  投稿日:2007 925()221158

  返信・引用

 

 

今日、イギリスとカナダの滞在記をいただき、ありがとうございました。ぜひ先にBBSに載せてください。

なお、写真も一緒に貼るようにと言いましたが、いまのBBS投稿は半年も保存していないので、重くなったら使えなくなる心配があります(昔一回あった)。とりあえずまず文字だけ先にお願いします。

 


レジュメ  投稿者:周 てい  投稿日:2007 925()095322

  返信・引用

 

 

テーマ: 少子高齢化と社会福祉の日中比較
 高齢人口の増加一方、年少人口の減少が同時並行的に進んでおり、二つの現象を合わせて少子高齢化と呼ぶことも多い。長寿と低出産数は直接の原因として世界に少子高齢化を及ぼした。19世紀には、多くの国家は平均寿命が40歳前後だったが、20世紀末には、既に60歳、70歳に達して、ある国は80歳を超えた。平均寿命が伸びることによって、高齢者の数は増加し、出産率の低下は総人口数を減少させた。それゆえ、少子高齢化は一層注目されてきた。
(文章は四節から構成したいと思う。それぞれ少子高齢化の原因、影響、対策及び「健康寿命」の提出から述べたいと思う。)
第一節 少子高齢化の原因
  1-1 日本の少子高齢化の原因(四つに分けられる)
    女性の人口自体が減少しているのである。
    出生率が低下した大きな理由は、晩婚化が進んでいることである。晩婚化は晩産化を招く。
    日本では、子供の98%が結婚しているカップルから生まれているから、独身者が増えることは、そのまま出生数の低下につながっている。
    平均寿命の伸びは食生活の改善、医療の発達など、敗戦国となった日本は急速な経済発展や社会保障制度の整備によって、世界でもトップクラスの豊かな国になった。

  1-2 中国の少子高齢化の原因
 近年、経済成長が著しいわが国では、「一人っ子政策」と呼ばれる独特の政策を実施してきた。
 2007223日、中国「高齢事務所」が『中国人口高齢化発展趨勢を予測する研究報告』を発表した。21世紀は人口高齢化の時代である。中国はすでに1999年に高齢社会になり、発展途上国のであるにもかかわらず、高齢社会になる国の一員である。
 特徴:中国は世界中で高齢者が一番多い国で、高齢者増加のスピードも速い。人口移動で、農村の人口高齢化現象が厳しい。男女性別比はバランスが悪くなる。

第二節 少子高齢化の影響
  2-1  人口減少がもたらしたマイナス成長
    労働力が減少することで、「規模の経済効果」が失われるという意見がある。
    貯蓄率が低下し、資本投入量が減るという意見がある。
    労働力が減少することで、技術進歩の速度が低下し、人間の能力の向上が阻害されるという意見がある。
    高齢化社会の到来は社会保障給付費の増大を招く。
    企業にとって、「2007年問題」とよばれるさまざまな問題が生じた。
      1、退職者の増加によって、企業の退職金の負担が増加する
      2、企業における技術やノウハウの継承が途絶えることである
      3、淘汰される企業が増えている。

   2-2 人口減少がもたらしたプラス成長
 人口が減少していくなかで一定の経済成長率を維持していくためには、一人当たりの労働生産性を高めるとともに、高付加価値を生み出す分野に「ヒト、モノ、カネ」を集中させていくことや、女性や高齢者の社会参加を進めること、人間の質の向上をはかることも重要である。財政や年金、医療、介護などの社会保障システムを持続可能なものに改めなければならない。これら構造改革に取り組むとともに、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型社会から、循環型社会へ移行することで、限りある資源の有効に利用することを図る。

第三節 少子高齢化への対策(日本と中国を分けて論じたい)
  3-1 日本は少子高齢化への対策
    年金制度は、現役の勤労世代が退職した高齢世代を養う仕組みである。年金は引き下げる必要があるが、では、どれだけカットすればよいか
    財政的手段による少子化対策も当然必要である。
       1、補助金給付などの子育て支援策の拡大
       2、所得税における思い切った税額控除
       3、所得控除対象範囲の拡大
    健康・医療
  
   ☆★介護保険法案の改正

  3-2 中国は少子高齢化への対策
    わが国の社会経済水準を全面的に発展すること。活力を保って、国家経済実力を強めること。
    さらに中国国情に符合する社会保障制度の整備。特に、農村の養老年金制度。
    「社区」を中心として高齢者面倒サービス体系を整備すること。
    高齢者法規体系を確立して、高齢者の権利を維持すること。
    中国国情に符合する三つの「安全網」を打ち立てる。
      家庭保障安全網  社区養老サービス安全網  社会養老保障制度と政策安全網
    高齢事業は国民経済と社会発展の計画に入れて、高齢事業の「第10番目の5年計画」と「2015年の計画」を制定して、真剣に実施すること。
    ☆★すでに長い基本的国策の「一人っ子政策」が調整することを実施する

第四節 健康寿命
 この数年来、「健康高齢化」はますます国際社会に注目されるところとなった。高齢者の多くが社会参加し、自立し、健康に生活出来ることがより重要で、「健康寿命」なる概念の提唱が世界保健機関WHO よりなされた。

 


遅くなりました  投稿者:竹内  投稿日:2007 924()21449

  返信・引用

 

 

京都議定書について

05E2254
 竹内大樹

1節 京都議定書の限界 ここまでのプロセス
・ 気候変動枠組条約
大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタン等)の増大が地球を温暖化し自然の生態系等に悪影響を及ぼすおそれがあることを背景に、
大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的として、1992年の地球環境サミットで署名のため開放された条約。1994年に発効された。

・ 共通のルール
先進国等に対し、温室効果ガスを1990年比で、2008年~2012年に一定数値(日本6%、米7%、EU8%)を削減することを義務づけている。
世界全体での温室効果ガス排出量は依然増加傾向にあり、中・長期的な地球温暖化対策の実効性を確保するためには、
米国や開発途上国を含む全ての国が排出削減を約束する共通ルールを構築することが重要である。

・ 結果
京都議定書の成果は意見が分かれる。ただ世界各国が環境問題を意識するようになったのがプラスの面。
マイナスの面はアメリカの脱退や途上国の協力が無かったので成果が出なかった。
京都議定書上、第一約束期間(20082012年)終了後の2013年以降の先進国の削減約束ついて今後の方針が現在進行で決められている。


2節 ポスト議定書の始動

2-1
 ドイツのハイリゲンダムサミットでのポイント
狙い・・・基本的に排出量が多い米国、中国、ドイツを京都議定書に参加させるか
その3国を含めたEU諸国などが入りやすい枠組を作らなければいけない。

温暖化ガス削減への具体化となる3つの焦点

・ 基準年
いつ時点の排出量に比べて削減するかという出発点の年。07年頃を基本に検討されている。
日本は既に京都議定書の基準年である、1990年に比べて排出量が増えてしまっているので現状である07年の方が削減が楽。
この基準年ならばEUでも削減量が楽にでき、米国や中国が参加しやすい柔軟な枠組が作れる。

・ 目標年
50
年などの長期だと着実に進まない恐れがあるため、2020年頃を途中の目標年にする。
各国の出方を見て柔軟に判断するため複数のシナリオを用意。


・各国の削減分担
先進国、新興国、途上国3グループに分け、それぞれ異なる削減負担を課す。

先進国・・・国全体の排出量の上限を決める。
新興国・・・中国、インド、ブラジルを主に想定。省エネ技術の導入を促す方針。
途上国・・・排出量の削減は義務ではなく努力目標にとどめる予定。


2-2
 アメリカの変化、先進国の対応
・国内事情・・・アメリカの、石油をエネルギー源とした経済活動が原因。アメリカの経済活動は石油によって支えられている。
・国際事情・・・米国は世界全体の25%の排出を行っている。これに対し8%の削減を求められている。(日本の全体の排出量程度)
中国、インドなどの途上発展国が大量の排出をしているのに対し削減義務が無く、先進国だけが削減義務があるのは不等だと主張。
これに対しポスト京都議定書では、アメリカも納得し、実行しやすい柔軟な提案が必要となる。


2-3
 中国、インド途上国の対応
・ 中国、インド共通の国内事情・・・発展途上国であるため削減義務はない。
「先進国側の一方的な言い分で途上国に負担を強いるのはおかしい」という主張。

・ 国際事情・・・排出量が世界第2位である中国が発展途上国であるという理由で削減義務が無いのは変だと批判の声も
中国の今後の経済発展を考えると、この2国をポスト京都に参加させることが最大の課題。


3節 中国をどう取り込むか

3-1
 中国の環境政策の変化と限界
・ 京都議定書以降、中国での環境関係の法律
①1994
3月 「中国アジェンダ21」を作成、2000年までに国内で取り組むべき計画と行動内容を規定。
中国の持続的発展は環境保全が前提になるとの認識が国の政策の中に盛り込まれた画期的指針。
③2001
12月 「国家環境保護十五計画」発表
④2002
6月 「クリーン生産促進法」発布。環境汚染の発生の源で汚染を制御・削減する。グリーン調達開始の契機に。
⑤2004
年 「清潔生産審査暫定弁法」施行。企業に環境負荷の少ない生産方法を採用することを促す。
同 「固体廃棄物環境汚染防止対策法」(リサイクル促進法)改定。

・ 変化
温家宝首相はエネルギー資源の節約と資源の利用効率を高め、廃棄物を再利用する循環型経済を発展させて環境保護を強化する方針を取っている。


・ 限界
地方では経済発展が優先で必ずしも中央政府の指導が守られていないこと、地域格差が顕著で都市対農村、
沿海部対内陸部という構図などにより、汚染対策がなかなか行われにくい状況となっている。

3-2
 モータリゼーションの対策
・ 先進国からの技術提供が不可欠
環境とエネルギーの問題からエコカーの技術進歩と普及を図る。
世界の注目を集める北京オリンピックまでに間に合わせたい。


3-3
 水、砂漠化、黄砂
・ 水質汚濁
地下水も中国全土にわたって水位の減少が見られ、特に華北、華東、東北地域など工業化が急速に進んだ人口密集地域で汚染が急速に進んでいる。
東海・渤海の沿岸地域の海水汚染は、特に上海市、浙江省、江蘇省、天津市の沿海部で深刻な影響をもたらしており、
窒素やリン、油類の顕著な増加で赤潮発生回数が増え、漁業への影響が心配されている。

・ 中国の砂漠化、黄砂
中国北西部の砂漠化が急速に進み、大量の黄砂の供給源になっている
ゴビ砂漠など中国北西部には砂漠化した土地が174万平方キロメートルあり、5年前と比べて年平均で3436平方キロメートル広がっている

砂漠化の主な原因は
森林の乱伐採
土地の乱開発(草原の畑地への転用等)
水資源の乱用
家畜の乱放牧

・ 砂漠化、黄砂対策
中国政府は砂漠化防止のため、法律に基づいて、むやみな伐採を禁止し、自然の植生を回復させていく
中国は砂漠化の防止と緑の再生のため、国際協力を強め、外国からの資金や技術を導入していく


先生のアドバイスも受けているのでいくつか訂正していく予定です。

 


レジュメ  投稿者:服部  投稿日:2007 924()18386

  返信・引用

 

 

遅くなってすいません!

ソウルオリンピックがもたらす課題と発展
05E2376  
服部寛之

1.韓国における経済発展と課題
~激動の時代を乗り越え高度成長時代へ~
ソウルオリンピック国民全員が希望に燃えて一丸となって頑張る目標に
・開催後の7年間で年平均GDP成長率は約9%を達成、26億米ドル(当時のレートで3400億円)の経済効果があった
・施設建設建設需要が出て観光客の消費需要が生まれる
・サムスンスポンサーになって以来、世界市場におけるシェアが急速に拡大した

 オリンピックの翌年は景気が悪化
オリンピック終わる需要なくなる企業の注文減る景気悪化
・オリンピック=巨大な公共工事?
不要になった巨大施設や必要以上に立派な道路、財政赤字が残りかねない
 オリンピックの巨大化は開催都市や住民に大きな負担となる

2.反日を背景とした関係性
 韓国人の反日感情意識
・日本選手(団)が登場すると観客がブーイングを行う、あるいは日本選手(団)の対戦相手を熱狂的に応援するという異常事態が起きた
・また、観客のみならず、多くの関係者の対応も日本人に対する敵愾心をむき出しにした

<補足> 2004年サッカーアジアカップ中国大会にて起きた観戦マナーの問題
・中国人サポーターが日本の国歌演奏時にブーイングを行なったり、ゴミを投げつけたりする事件が発生

3.その後の日韓関係
 日韓ワールドカップ
両国のサポーター、国民は双方のチームにエールを送り、良いライバル関係を印象付けた  戦後最も両国の国民感情が良かった時期

 「韓流」ブーム
韓国の俳優や、韓国文化全般に対する人気が高まってブームが形成

 


発表レジュメ  投稿者:立岩  投稿日:2007 924()102151

  返信・引用

 

 

BRICs ~ブラジル編~
裏の隣国・ブラジル:バイオ・エタノールの資源大国と日系ブラジル人()
05E2194
 立岩紗知

*前置きとして
・バイオエタノールとは?
サトウキビ、トウモロコシなど植物を原料とした合成エタノール。
カーボンニュートラル(気候変動枠組条約より)という考え方から、排出される二酸化炭素はもともと植物が光合成で吸収した二酸化炭素とするため、大気中全体で考えれば±0とされる。
化石燃料の代替燃料として期待される。

第一節 バイオエタノール先進国ブラジル
1-1 主な原料サトウキビ(糖質原料)
バイオエタノール唯一の輸出可能国。
サトウキビの作付面積はまだ全耕地の10%、農地利用可能面積の1%に満たない。

1-2 農業
16
世紀・・・サトウキビ
サトウキビを作る時はアフリカから連れてこられた奴隷を働かせた。
18
世紀・・・コーヒー
1888
年に奴隷制が廃止になり、栽培の主流もサトウキビからコーヒーへと移った。そこで今度は日本人を働かせるため、1908年に第一回目の日本人移民が行われた。
近年・・・アグリビジネスの推進
1980
年代から農業の生産性を向上する政策が図られ、非伝統的農業産品の生産が拡大。
大豆、オレンジなど輸出額世界第一位に躍進したものもある。
人口移動、人口増加が食糧需要をもたらし、農地開発のための森林伐採へとつながる。
産業発展の歴史は環境破壊の歴史ともいえる。

1-3 バイオエタノールの利用状況
フレックス車(ガソリンおよび含水アルコールのいかなる含有率でも走行可能な車)の市場導入(30%を占める)
混合ガソリンの普及にもつながる

第二節 バイオエタノールin世界
2-1 アメリカ
主な原料トウモロコシ(デンプン原料)
政府の開発支援
バイオディーゼル

2-2 日本
・バイオマス・ニッポン総合戦略(20063月閣議決定)
生物系資源の持続的活用を目指したわが国のバイオマス活用の国家戦略
・揮発油等の品質の確保に関する法律(品確法)改正(2003)
エタノールはゴムの劣化や金属を腐食させる懸念があるため使用が規制されていたが、E3(エタノール3%の混合ガソリン)の使用が認められた。
3
%であれば既存車両でも影響がない。

2-3 エネルギーか?食糧か?
オレンジジュースやマヨネーズの値段が上がったのはバイオエタノールが原因?
『バイオ燃料と食糧の関係』
*実際は表を貼り付けます
【出典】http://sugar.lin.go.jp/japan/fromalic/fa_0612b.htm#9

第三節 ブラジルの中の日本・日本の中のブラジル
3-1 2008年 日伯交流100周年
笠戸丸出港から100

3-2 ブラジルの中の日本
世界最大の日系社会(140万人)
日系人の今

3-3 日本の中のブラジル
「デカセギ」日系人の諸問題、出入国管理法改正(19906)は間違い?
在日ブラジル人集住県・・・第1位 愛知県、第2位 静岡県

【参考文献】
・循環資源大国ブラジルビジネス入門
著/小野瀬由一 監修/川上オズワルド 高崎ルイス・アントニオ
・環境技術情報ネットワーク
http://e-tech.eic.or.jp/libra/lib_36/lib36.html
alic独立行政法人農畜産業振興機構「米国の農業に抜本的な変化をもたらすバイオエタノール生産~ブラジルとの比較、バイオ燃料と食料の関連についての考察を含む~」
http://sugar.lin.go.jp/japan/fromalic/fa_0612b.htm
・ウィキペディア『バイオマスエタノール』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB#.E3.82.B5.E3.83.88.E3.82.A6.E3.82.AD.E3.83.93.E3.82.92.E5.8E.9F.E6.96.99.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.9 F.E8.A3.BD.E9.80.A0.E5.B7.A5.E7.A8.8B
・外務省:ブラジル連邦共和国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/brazil/


全部プリントするとレジュメのページ数がかさんでしまうので、参考文献についてはここに載せるだけとさせていただきます。
もう少し詳しく調べたいところについては、図書館に購入希望を出したりと調査中の段階です。

投稿が遅くなってすみませんでした。

 


李先生へ  投稿者:楊佳  投稿日:2007 924()02353

  返信・引用

 

 

竹内君と連絡を取ったけど、繋がりなくて、月曜の昼、まだ連絡を取るつもりで、ゼミの前に何とかしますので、ご安心ください。
~そして、名大のシンポは、とても行きたいですが、私、予定があるので、残念です。まだ、今度、何がチャンスがあれば、是非、教えてください。

 


名大で日中の格差に関する国際シンポ  投稿者:  投稿日:2007 924()012935

  返信・引用

 

 

格差問題に関する世界の代表的な学者がそろいます。関係者は見逃しなく。
申し込みは早めに。
----------------------------------

中国経済学会会員の皆様

 本学会会員の薛進軍教授が主催する国際シンポジウム「中国の経済発展と所得格差」に関するお知らせが送られましたので、転送いたします。ご関心のある方はご参加ください。

                                  中国経済学会事務局


中国経済学会の先生各位、関係者の皆様、

 いつも大変お世話になっております。

 さて、1056日名古屋大学で「中国の経済発展と所得格差」というシンポジウムが開催されますので、会議のプログラムとポスターを皆さんに添付ファイルで送ります。
今回の会議ではこの分野での著名な学者は講演・報告に来ますので学術交流のいいチャンスと思います。是非ご参加に来てください。ちなみに周りの方に宣伝、お知らせもお願いします。

 なお、5日の講演会の募集人数は200人、6日の分は50人です。参加したい方は、お手数ですが、下記のホームページにより申し込みをお願いします。http://www.soec.nagoya-u.ac.jp/

 どうぞ宜しくお願いします。
******************************
461-8601名古屋市千種区不老町
名古屋大学経済学研究科
附属国際経済政策研究センター
薛 進軍 教授
Tel. & Fax. 052-789-2385
E-mail. setsu@soec.nagoya-u.ac.jp
******************************

 


ご参考  投稿者:  投稿日:2007 924()012615

  返信・引用

 

 

中国経済学会会員の皆様

 国際交流基金が主催する2007年度第2期「異文化理解講座(中南米・アジア・中東)」の一つとして「アジアの人口問題」が以下の日程で開催されますので、ご関心のある方はご参加ください。

会場: ジャパンファウンデーション国際会議場(港区赤坂1-12-32 アーク森ビル20)

開催期間:2007928日から、毎週1回(金曜日)
毎回:19時~20時半

1.アジアの人口問題概論        早瀬 保子 (元アジア経済研究所) 928

2.韓国・台湾の少子高齢化       鈴木 透  (国立社会保障・人口問題研究所

国際関係部主任研究員)  10月5日

3.中国の人口問題:一人っ子政策の功罪 早瀬 保子 (元アジア経済研究所)1012

4.アジア諸国の国際人口移動      渡辺真知子  (明海大学教授)     1019

5.アジア諸国の都市化と都市の変容   中川 聡史  (神戸大学大学院准教授)1026

6.インドの人口:変遷過程と地域格差  西川由比子  (城西大学助教授)    11月2日

7.アジアの感染症           林  謙治  (国立保健医療科学院) 11月9日

8.世界の人口開発問題とアジア     佐藤龍三郎  (国立社会保障・人口問題研究所

国際関係部部長)     1116

9.アジア女性の就業と家事・家族役割   永瀬伸子 (お茶の水女子大学大学院教授)

 1130

10
.アジアの宗教と人口         小島 宏 (早稲田大学教授)       12月7日


詳細・お申し込みについては以下のWebサイトをご覧ください。

アジア理解講座:
金曜日 「アジアの人口問題」(9/2812/7  10回)
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/asiarikai/index.html

お問合せ
(
)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)
異文化理解講座事務局 (http://www.acejapan.or.jp/)
Tel:03-5562-0756
 / Fax:03-5562-4423
受付時間10時~1230 / 1330分~1730(土日祝除く)

元アジア経済研究所 早瀬保子

 


中部経済同友会共催 愛知大学中国公開講座のご案内  投稿者:  投稿日:2007 924()010120

  返信・引用

 

 

愛大HPから申し込み。先着順。
--------------------------
中部経済同友会共催 愛知大学中国公開講座のご案内

中部経済同友会共催 愛知大学中国公開講座
日中経済関係の新段階と日本企業の対応

 この秋、中国では5年に一度の共産党大会が開催され、胡錦濤体制の確立という新しい段階を迎えます。「調和社会」の現実を唱え、経済構造の改革や外資導入政策の転換を図ろうとしています。そうした中で、「市場としての中国」に取り組む日本企業は、何が課題でどのような対応を取るのか、まさに「経営」が問われています。
 多くの皆様のご来場をお待ち申し上げております。

日時:
2007
1026() 14001630
場所:
愛知大学車道校舎3F コンベンションホール
(地下鉄桜通線「車道」駅下車番出口から徒歩2分)
プログラム:
1
)学長挨拶 武田 信照
2
)パネリスト紹介
3
)パネルディスカッション
  パネリスト:
嶋原 信治 氏(日中投資促進機構事務局長、前トヨタ自動車北京事務所総代表)
平田 信正 氏(㈱東芝 中国担当顧問、前㈱東芝 中国総代表)
桑田 良望 氏(みずほ総合研究所㈱調査本部理事、明海大学特任教授)
金    堅敏 氏(㈱富士通総研経済研究所 上席主任研究員)
コーディネーター:
服部 健治 (愛知大学現代中国学部 教授)
定員:350
入場無料・要申込
お申し込み方法:


 下記お申し込みフォームよりお申し込みいただくか、FAXまたは往復はがきにお名前ご住所(受講証送付先)③お電話番号/FAX④e-mailアドレス所属団体名をご記入の上 、下記宛先までお申し込み下さい。後日、受講証を発行いたします。
 チラシ裏面はFAX用の申し込み用紙になっています。


【申し込み・問い合せ先】
461-8641 名古屋市東区筒井2-10-31
愛知大学 企画・広報課 中国公開講座係
TEL
052-937-6762
FAX
052-937-4816

お申し込み締切:1011() 消印有効。申し込み受付順、定員になり次第終了とさせていただきます。
主催:中部経済同友会、愛知大学
後援:東海日中貿易センター、愛知県日本中国友好協会、愛知大学同窓会
中部経済同友会共催 愛知大学中国公開講座のご案内



中部経済同友会共催 愛知大学中国公開講座
日中経済関係の新段階と日本企業の対応


 この秋、中国では5年に一度の共産党大会が開催され、胡錦濤体制の確立という新しい段階を迎えます。「調和社会」の現実を唱え、経済構造の改革や外資導入政策の転換を図ろうとしています。そうした中で、「市場としての中国」に取り組む日本企業は、何が課題でどのような対応を取るのか、まさに「経営」が問われています。
 多くの皆様のご来場をお待ち申し上げております。
 日時:
2007
1026() 14001630
場所:
愛知大学車道校舎3F コンベンションホール
(地下鉄桜通線「車道」駅下車番出口から徒歩2分)
プログラム:
1
)学長挨拶 武田 信照
2
)パネリスト紹介
3
)パネルディスカッション
  パネリスト:
嶋原 信治 氏(日中投資促進機構事務局長、前トヨタ自動車北京事務所総代表)
平田 信正 氏(㈱東芝 中国担当顧問、前㈱東芝 中国総代表)
桑田 良望 氏(みずほ総合研究所㈱調査本部理事、明海大学特任教授)
金    堅敏 氏(㈱富士通総研経済研究所 上席主任研究員)
コーディネーター:
服部 健治 (愛知大学現代中国学部 教授)
定員:350
入場無料・要申込
お申し込み方法:


 下記お申し込みフォームよりお申し込みいただくか、FAXまたは往復はがきにお名前ご住所(受講証送付先)③お電話番号/FAX④e-mailアドレス所属団体名をご記入の上 、下記宛先までお申し込み下さい。後日、受講証を発行いたします。
 チラシ裏面はFAX用の申し込み用紙になっています。


【申し込み・問い合せ先】
461-8641 名古屋市東区筒井2-10-31
愛知大学 企画・広報課 中国公開講座係
TEL
052-937-6762
FAX
052-937-4816

お申し込み締切:1011() 消印有効。申し込み受付順、定員になり次第終了とさせていただきます。
主催:中部経済同友会、愛知大学
後援:東海日中貿易センター、愛知県日本中国友好協会、愛知大学同窓会

 


10周年記念パーティー  投稿者:1期生 内藤  投稿日:2007 924()002610

  返信・引用

 

 

おひさしぶりです。

やっと暑さも落ち着き始めましたね。みなさん、体調など崩したりしていないでしょうか?

先生の書き込み拝見しました。
3
期生の出欠の希望については肥田さんより連絡を受けましたので、出欠希望がまとまり次第、書き込みします。

また、星野君と連絡を取り事を進めていきたいと思います。
打ち合わせの内容は随時、書き込みしていきたいと思います。

12
月以降ということで少し時間があるように思いますが、もうすぐ9月も終り、忘年会シーズンも近くなってきます。
まだ、日程は決まってないとはいえ大人数での予約というのは結構やっかいで、事を進めるのもなかなか大変なので、極力柔軟な対応はしていきますが、みなさんのご理解とご協力は必要不可欠となります。みんなでこの会を作り上げ、また、成功させましょう!!

最後に、今年も残すところあと約3ヶ月となりました。お互いに体調には気を付け、日々を楽しくなるように過ごしていきましょう!!

 


第2週目の発表者  投稿者:  投稿日:2007 923()231143

  返信・引用

 

 

みなさんの進展ぐらいがよく分からないが、流れからしてBRICsの話を聞きたいね。
候補として若山(BRICs総括)君、大威君(インド)、中島君(ロシア)の3人でどうかね。
とにかく終わりまでまず先へ進めてほしい。調整はあとでいい。
時間は同じ。
発表前にレジュメを貼ってもらって、関連の村上君や立岩さんのコメントも聞きたい。
若山君にBRICsグループの音頭をとってほしい。アドバイザーは村上君(最近おとなしいね)

3
週目はオリンピックの3人はどうかな。坂本君に音頭をとってほしい。
アドバイザーはシー君。

各グループの関係者は互いに事前に意見調整をしてほしい。
オーバーラップを避け、棲み分けするように。

4
週目は国際比較?日中比較?1回は3人。
最後の発表かもしれない(そのつもりで)ので、ぜひ問題点を出してほしい。

4
年生の卒論発表は3年生第1ラウンドの後。6回目から。
チャンスは1回のみなので、形だけの発表は聞きたくないから(昨年のような発表)、
とにかく終わりまで先へ進めてほしい。13人。

 


発表レジュメ  投稿者:鈴木里沙  投稿日:2007 923()225128

  返信・引用

 

 

遅くなって申し訳ありません。今同時に『カナダ滞在記』も書いています。

モビリティーの国際比較と交通システムの選択
05E2364 鈴木 里沙

第1節 ヨーロッパにおけるモビリティー
1-1 イギリス
・ロンドン市内で発達している地下鉄、バス
・道路混雑税;ロンドン市内中心部で自動車を運転する場合、車両1台につき1日£8支払わ なければならない。自動車交通量を減らし、その他の移動手段にシフトさせることが目的
地下鉄やバスを発達させる背景にもなる
1-2 ドイツ
・環境先進国と呼ばれているドイツの交通システム;トラム(路面電車)
・トランジットモール、カーシェアリング
・環境対策をとって大きな成果をあげている都市;フライブルグ市、カールスルーエ市
1-3 オランダ
・自転車大国;国民一人に対して一台という非常に高い割合、もちろん世界一の普及率
        世界で一番自転車政策が行き届いた国、つまり世界最高の自転車先進国
・自転車利用促進策の効果をあげている都市;デルフト市

第2節 アジアにおけるモビリティー
2-1 交通手段の選択が豊かな日本
2-2 人々の大量輸送を目指す中国
 ・リニアモーターカー;世界で初めて磁気浮上式のリニアモーターカー営業運転を開始
 ・ターニングポイントとなる上海万博
  会場にリニアモーターカーを開通させる
  上海万博の開催期間中、集客数はおよそ7500万人を超え
   1日あたりの平均乗客数は40万人、多いときでは80万人と予測
 ・北京市の交通量と空気浄化の関係を測定する交通規制実験
  原則として奇数日はナンバープレートが奇数、偶数日は偶数の車両に走行を制限
2-3 台湾・韓国・シンガポール
 台湾
  台湾高速鉄道
  日本だけでなく台湾でも『台湾新幹線』と呼ばれるが、システムが一部異なる。
  しかし、一般利用者にとって最大の接点である車両自体が700系の改良型となる700T型  なので『新幹線』と見なすことも出来る。
 韓国
 シンガポール
  ハイレベルな公共交通システム
 国土が狭いため将来的に人口と車の比を101に抑制
したがって車を持てない人々をも満足させる交通システムが必要不可欠
MRT(都市型電車)、LRT(MRT網の支線)
バス(MRT-LRT網を補完)
バス・プラス(座席をゆったり配置し快適性をアップさせたもの)

第3節 交通システムの選択
3-1 『宇沢弘文』理論 著書;自動車の社会的費用
 ・日本における自動車
 ・自動車の社会的費用
3-2 弱者に優しいシステム
 ・トラムの復活
 ・バリアフリー化
 ・タウンモビリティー
3-3 各国の対策・目標


2-1の日本についてと2-3韓国については何を書こうかまだ悩んでいます。
日本の方は選択肢が多過ぎるため、どの交通システムについて取り上げようか迷っていて
韓国についてはまだ調べもイマイチなので、私の中でホットな話題が掴めきれていないためです。その他の国についてはどのようなことを書きたいのか少しずつハッキリしていますが。火曜日はその辺りを踏まえてアドバイスして頂きたいと思っています。

 


楊さんへ  投稿者:  投稿日:2007 922()22218

  返信・引用

 

 

レジュメは、残りは竹内君と服部君だけですね。
3度目の正直で再度二人に連絡してもらえるとありがたいです。
二人はまったくBBSチェックしていないね。

 


レジュメの件について  投稿者:黄セン  投稿日:2007 921()225124

  返信・引用

 

 

遅くなって、本当にすみません。発表のレジュメです。

繊維産業、アパレル産業の国際比較
                      05E2423  黄セン
1、 中国繊維産業の発展と現状
1-1中国繊維産業の発展 (例:華源)
フルセット型繊維産業の形成と問題点
1-2中国繊維産業の現状
繊維業界の構造変化
大企業への集中
地域では沿海部への集中が更に進行
民営企業の生産能力とシェアの増
問題点
設備投資
原料価格
インフラ

2、 日本の繊維産業の空洞化と対中直接投資(例:トレー)
2-1、日本繊維産業の空洞化と海外進出
2-2、集中豪雨な対中進出
2-3、中国繊維産業の高騰化と日本企業

3、 国際比較で見た中国繊維産業の課題
3-1、世界的な繊維産業
インド繊維産業の強み
綿を中心に各種繊維の国内調達が可能
垂直統合
安価な労働力
大規模国内市場の存在
韓国の繊維産業
デザインの強み
③ EU
の繊維産業
アパレルの高級化
3-2、中国繊維産業の貿易摩擦
    セーフカード
    アンチ
3-3、中国繊維産業の課題

結び

 


レジュメの件について  投稿者:王碩  投稿日:2007 921()161857

  返信・引用

 

 

家のインターネットの前に使ったyahooの回線が止めちゃたが、新しく接続したNTTのやつはまだ工事してないので、夏休みに貼り付けなかった、遅くなったので、申し訳ないです!!

    テーマ:中国発の世界同時株安

第一節:世界同時株安
 1-1 同時株安の原因
 雷管を引いたのは中国だが、核爆弾級に爆発した真の要因は、米国株にあるという指摘もある。・・・
 (朝鮮日報online http://www.chosunonline.com/article/

「上海発」世界同時株安 (http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070315/121110/
・・・省略
  1-2 世界同時株安の状況

http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q1/528510/
 1-3 中国上海株式市場暴落の背景 (田代秀敏:「国際化」目指す中国経済の課題)

第2節 中国株式市場の発展
 2-1 株式市場の発展は中国の改革過程を反映
http://j.peopledaily.com.cn/cehua/20040309/home.htm
 2-2 中国株式市場の動向
中国B株市場
国有株問題
③CDR
とは
④QFII
とは
⑤QDII
とは
http://www.best-investor.com/china/trend.html
2-3 経済情勢と乖離する中国株式市場
  経済の全体規模に比べて小さい株式市場の規模
過去数年の高すぎる株価と段階的調整の必要
(人民網:http://j.people.com.cn/cehua/20050329/home.htm

第3節 株式市場の国際化
3-1米国発の比較
3-2証券市場の国際化を推進
3-3中国株式市場の限界
http://www.bjreview.cn/JP/2002-2/china1.htm

 


趙君へ  投稿者:  投稿日:2007 921()16083

  返信・引用

 

 

ふたつお願いがあります。

1つはこのBBSの投稿をHPに保存してほしいです。
写真のあるページはPDF、ないものはword
羅君に聞いてください。
もう半年保存していないので、消えるともったいないです。

2つは25日にPCとプロジェクターを借りてきてください(3・4時限とも)。
4時限は65Bでテストやってみてください。

 


火曜日3・4時限の教室  投稿者:  投稿日:2007 921()16052

  返信・引用

 

 

4時限の学部ゼミは610教室になりました。発表者の3人はレジュメのコピーを用意してください。

3
時限の大学院はやや複雑ですが、65Bはベースキャンプになります。来週はそこで羅・禰津君の発表があります。その後についてはまた相談しよう。

 


2008年度 「専門演習」ゼミ生採用方法について(回答)と日程(重要)+風鈴会幹事たちへ  投稿者:  投稿日:2007 921()154731

  返信・引用

 

 

ゼミ生各位:

来年のゼミ生募集の詳細と日程が次のとおりです。
重要な日程はメモってください。

特に、面接日は次のようになっています。

・選考試験の日時・場所 第1希望 1117日(土)1330分~場所(ゼミ室)

11
15日(木)は大学創立記念日で休みであるため、いつもの木曜日の面接が不可能になってしまいます。第1希望は土曜にせざるを得ません。土曜日にバイトが入ることはよく承知していますが、やむをえませんね。これには34年全員参加を希望します。

内藤・星野・長濱さんと歴代幹事へ:
また、李ゼミ10周年記念パーティの第1候補日(①1117日(土)、②121日(土)、08年年112日(土))とダブってしまいます。これもやむを得ません。現役生の教務日程を優先せざるを得ません。

OB
たちにご理解いただければ幸いです。第2候補を第1に変えていただければありがたいです。

----------------------------------------------
2008
年度 「専門演習」ゼミ生採用方法について(回答)
                        担当者   李 春利

標記のことについては下記の通り実施します。
なお、2008年度学部変更生のゼミ募集については、学部変更生募集の日程に合わせて行います。

.ゼミ生の募集について
1
.採用予定者数(編入生および学部変更生を含む)      15 名

2
.分割について(3年次と4年次を分割するか否か)
イ 分割する       ロ 分割しない

3
1次申込者数が上記1の採用予定者数に満たなかった場合
イ 全員採用とする    ロ 選考を行う

4
2次募集について
イ かならず行う
ロ 1次採用者が 15  名未満の場合にのみ行う
ハ 行わない

5
.学部変更生の募集について
イ 現2年次生および編入生1次募集で上記1の採用予定者数を満たした場合でも、学部変更生の募集を行う
ロ 学部変更生の募集は行わない
ロを選択した方は、募集を行わない理由を下に具体的にお書きください。(学部変更生については特に支障のない限り募集を行うことと、2001年度第7回教授会(7/19)にて確認されています。)


以下の672次募集を行う予定の方のみご記入ください

6
2次募集の採用予定者数
(「現2年次生および編入生」と「学部変更生」の募集人数を分ける場合には、ロ に記入してください)
イ 上記1の採用予定者数の不足分
ロ 現2年次生および編入生    名、学部変更生    名(員数を具体的にご記入ください)
ハ その他(具体的にご記入ください)

7
2次申込者が上記6の採用予定者数に満たなかった場合
イ 全員採用とする    ロ 選考を行う
.選考方法について

1.現2年次生への選考
A
 1次募集の選考の場合
 イ 成績    ロ 試験    ハ その他
1
)試験を行う場合の内容
イ 筆記試験    ロ 面接    ハ その他

2
)筆記試験の場合の科目名
3
)レポートの論題 「志望動機・私の趣味・旅行体験」       字数1,200字以内
※1999
年度第8回(7/22)教授会ですべてのゼミでレポートの提出を課すことが確認されています。

4
)レポートの提出期日・提出先
イ 登録時に教学課へ提出する    ロ その他


裏面に続く
5
)選考試験の日時・場所 第1希望 1117日(土)1330分~場所(ゼミ室)
2希望 1119日(月)1330分~ 場所(ゼミ室)

※11
16()1121()の期間(日曜日除く)にご設定ください。
上記期間は授業期間であるため、試験日時に学生の履修している授業が重なる場合があります。
できる限り第2希望までご記入ください。

B
 2次募集の選考の場合
イ 成績    ロ 試験    ハ レポート    ニ その他
1
)試験を行う場合の内容
イ 筆記試験    ロ 面接    ハ その他

2
)筆記試験の場合の科目名

3
)レポートの論題・枚数   論題
                枚数 400字詰め原稿用紙 3 枚

4
)レポートの場合の提出期日・提出先
イ 登録時に教学課へ提出    ロ その他

5
)試験の日時・場所 第1希望 1211日(火)1640分 ~  場所(ゼミ室)
2希望  月   日(  )   時   分 ~  場所(       )
※12
月5日()12月11日()の期間(日曜日除く)にご設定ください。
上記期間は授業期間であるため、試験日時に学生の履修している授業が重なる場合があります。
できる限り第2希望までご記入ください。

上記の設問・回答肢にない募集方法を採られる場合は、下にその方法を具体的に書いてください。


2.来年度編入生および学部変更生
 A 1次募集の場合(編入生のみ)
   イ レポート    ロ 成績    ハ その他

1
)レポートの内容について
論題 「志望動機・私の趣味・旅行体験」     字数1,200字以内
提出先   ・登録時に教学課へ提出  ・その他

※1999
年度第8回(7/22)教授会ですべてのゼミでレポートの提出を課すことが確認されています
  2)その他の場合の内容について


B
 2次募集の場合(編入生募集および学部変更生募集を行う予定の方のみご記入ください)

イ レポート    ロ 成績    ハ その他
1
)レポートの場合の内容について
論題  「志望動機・私の趣味・旅行体験」
枚 数   400字詰め原稿用紙 3 枚程度
提出先  ・登録時に教学課へ提出
     ・その他

2
)その他の場合の内容について
(                                            )
なお、編入学予定者は、面接・筆記試験等で呼び出すことはできませんので、その旨ご承知おきください。

.公開ゼミについて(本年度「専門演習」を担当されている方のみご記入ください)
イ 行う    ロ 行わない
行う場合の日時・場所     月   日(  )   時限   場所(        )
※10
19日(金)~1025日(木)の期間にご設定ください。

以上

 


2007年度用李ゼミ演習内容の紹介(9月21日)  投稿者:  投稿日:2007 921()15355

  返信・引用

 

 

ゼミ生各位、

表題の原稿、今日教務課に送りました。これが印刷されて、2年生のゼミ志望者に配られると思います。ゼミ論集第9号のゼミ紹介もこれを使ってください。

特徴は、村上君が提唱したBRICsの研究課題を全面採用、立岩さんが出した論集9号のテーマ案をそのまま踏襲、若山君がBBSに貼ってくれたBRICsの貴重なデータをそのまま転用!!!

李ゼミはチームワークだ。やっぱり!
やる気のある人間の仲良し集団だ。

なにかコメントがあれば、ぜひどうぞ。
また、これをもとに広く2年生の後輩たちに呼びかけてほしい。

----------
李春利ゼミ

研究テーマ
BRICs が塗り替える世界地図」

演習の内容

ご存知かもしれないが、Bはブラジル、Rはロシア、Iはインド、Cはチャイナ。21世紀の世界の潮流を左右するかもしれないこの4つの新興大国は、いま世界地図を塗り替えようとしている。

まずは、その人口の多さが際立っている。中国が約13億人(世界1位)、インドが約102000万人(世界2位)、ブラジルが約17000万人(世界5位)、ロシアが約14000万人(世
7位)となっており、4ヶ国合計で263000万人、世界の人口の約45%を占めている。

それから国土面積。ロシアが世界1位、中国が世界3位、ブラジルが世界5位、インドが世界7位。面積でいえば4ヶ国で世界の約29%を占めている。

さらにGDP。ここ10年の間にこの4ヶ国は平均で年6%の成長を遂げており、なかでも中国は10%以上の経済成長、インドも78%の高い成長率を達成している。

“Elephant vs Dragon”
、日本では「巨象対巨龍」とよばれる「中国とインドの比較研究」がいま世界的なブームとなっている。
中国は名目GDPでイギリスを追い抜き、世界4位となり、3位のドイツにキャッチアップしようとしている。インドも世界10位にランクインしている。

その一方で、CO2排出量も中国は米国に次いで世界2位、インドは世界5位となっている。この3ヶ国だけで世界のCO2排出量の半分を占めており、しかもいずれも京都議定書に入っていない。21世紀の地球温暖化問題はこの3ヶ国をぬきにして解決されそうもない。

また、中印両国の石油需要の伸びは、世界全体に占める比率が8.2%と3.2%(2004年)だが、2030 年にはそれぞれ11%5%になると予想されている。

良くも悪しきもBRICs。日本経済の未来もBRICsをぬきにして語れない。近い将来、君もBRICsのどこかで働くかもしれない。そんなBRICsの光と影を、学生諸君とじっくり時間をかけて浮き彫りにしていきたい。


運営方法

この演習は学生主導型の「サークル方式」による自主的なゼミ運営を目指す。履修者が自ら主体性を持ち,発表やゼミ活動を行うことを期待する。在学中になにかをやりたい人,orやる気のある人と一緒にいたい人は歓迎。

ゼミでは,教員はアドバイザー又は水先案内人にすぎない。あくまでも学生が主役,教員は解説者といった役割分担で進めていきたい。ちなみに,李ゼミナールは2003年度愛知大学同窓会奨励賞(団体賞)を受賞した。

演習の内容については,教員の助言のもとでゼミ生がやりたいテーマを選んでもらって,自ら資料収集や調査を進めてもらい,研究発表をしてもらう。

発表にあたっては,ゼミを幾つかのチーム(「三国志方式」との愛称でよばれた「曹操・信長チーム,劉備・秀吉チーム,孫権・家康チーム」の3チーム)に分かれ,「グループ学習」を提唱する。

年末にはこれらのレポートをまとめてゼミ論集を発行する。これまでのゼミの活動内容はすべて李ゼミHPURLhttp://taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi)に掲載してある。PCの腕をもっている人orアップしたい人は大歓迎。

ゼミでは春から新歓餃子パーティやボーリング大会、合宿、コンパなどの親善・交流活動を適度に行う。秋学期に毎年就職セミナーを行う。2005年から3年連続で某社人事部採用担当の先輩を就職セミナーの講師に迎えた。


ゼミの分割
有・


評価方法
イ.平常点  ロ.試験  ハ.レポート  ニ.その他(                


所属していることが望ましいコース
1
.理論・情報
○2
.社会・政策
3
.人間環境
○4
.地域研究
○5
.国際研究
○6
.中国アジア経済


履修した、もしくは履修していることが望ましい科目
問わない。


履修希望者への要望

「やる気」を重視。BRICs 諸国についての予備知識や語学能力は特に要求しない。

参加すればこそ意味がある。ゼミへの参加意識を特に大事にする。
中国の諺にいわく:「不恥下問」。
恥ずかしがらずに質問していくことこそ上達への近道である。

ゼミの中には「ゼミ論集編集委員会」「ホームページ委員会」および「風鈴会」と名づけられたOB会などが設けられている。


テキスト
書名              著者      発行所
BRICs が塗り替える世界地図』(平成19年度内発行予定)李ゼミ論集編集委員会 http://taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi/


参考文献
李ゼミ論集(第1号~第7号)。李ゼミHPhttp://taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi)もしくは愛大豊橋図書館1階雑誌コーナーで閲覧可能。

 


レジュメです  投稿者:山之内  投稿日:2007 920()195332

  返信・引用

 

 

遅くなってすみません。発表のレジュメです。

日本・中国・韓国のFTA戦略
                    05E2021 山之内 悠

初めに

第一節「FTA(自由貿易協定)とは」
1-1 FTAとは
・FTA(自由貿易協定)物品の関税、その他の制限的な通商規則、
サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁を取り除く自由貿易地域の
結成を目的とした、2国間以上の国際協定である。

・EPA(経済連携協定)…FTAの要素を含みつつ、締約国間で経済取引の円滑化、経済制度の調和、協力の促進等市場制度や経済活動の一体化のための取組も含む対象分野の幅広い協定。

・RTA(地域貿易協定)…FTAと関税同盟の双方を含む概念。WTO協定上は、双方とも関税及びその他の通商規則の撤廃とサービス貿易の障壁の除去を内容とする。また関税同盟は参加国間の共通通商政策を前提として、対外的には共通関税を設定することがFTAと異なる。関税同盟の方がFTAより参加国内の統合度は高い。


1-2 FTA締結の具体的メリット
(1)経済上のメリット
     (2)政治外交上のメリット

  1-3 FTA締結の判断基準
      ・経済的基準
      ・地理的基準
      ・政治外交的基準
      ・現実的可能性による基準
      ・時間的基準


第二節「日・中・韓のFTA戦略」
  2-1日本
    ・2002年シンガポールとFTAを締結
     日本初のFTA
    ・FTA締結国:メキシコ・チリ・タイ・フィリピン・マレーシア
    ・FTAの日本にとっての戦略的意義

 2-2中国
    ・中国のFTA動向
    ・FTA戦略の狙い



 2-3韓国
    ・猛スパート型
     FTA後発国だったが2003年以降、猛烈に巻き返した
    ・韓国のFTA推進状況


第三節「今後のFTA戦略」
  3-1FTAの課題
    ・国内産業への影響
    ・WTOの遵守

3-2日本のFTAの取組状況
  経済連携(EPA/FTA)は、日本の経済活性化と国際競争力強化の重要な鍵

  東アジアを中心に、EPA等を7カ国と締結、1カ国と大筋合意済み、5カ国・2地域と交渉中、1カ国2地域と検討中

3-3日中韓のFTA締結


むすび

 


レジュメ  投稿者:中島  投稿日:2007 919()192814

  返信・引用

 

 

遅くなってすいません。 レジュメです。

エネルギー大国ロシアの復権
                        05e2350中島 潤

はじめに
 ・・・

第一節:経済成長を支えた3つのエネルギー
1-1
石油事情
 ・旧ソ連時代
    世界最大の産油国徐々に衰退油田の衰弱・資金不足
    例) モスクワから東に800㌔、タタール自治共和国の油田
        「この井戸から出る石油の85%は水で、石油は15%にすぎない」
     西シベリア油田「ソ連の石油と水の比率は14だが、'95年には16となる」
     '90年代半ばにはソ連は石油輸入国に転じ、調達せざるを得ない事態になる
                    
                 ソ連の石油危機
 ・ロシア時代
  ソ連の崩壊による新たな国造り石油産業の民営化・地域よっては国が指導
  '02年に世界第6位の原油確認埋蔵量国、原油生産・製油所能力では3位、消費量5
  '91年からエリツィン大統領の急速な経済改革ハイパーインフレの誘発
  '97年頃から景気回復、'99年に国際原油価格の上昇により、原油生産の増産

1-2
天然ガス事情
 世界最大の天然ガス保有国(世界の27%)、最も多くを生産(22%)、輸出量も世界天然ガ ス貿易量21%と最大
 ガス産業はロシア天然ガスの90%を生産
 輸送ネットワークの独占、同社は欧州消費量の25%を供給
 周辺国の警戒「天然ガスについて、ロシアの影響力が強まっており、サウジアラビア のような存在になりつつある」

1-3
電力事情
 ・ロシアでは440を超える火力・水力発電所、31基の原子炉が10のサイトで稼動中
 ・原子力への期待と警戒感:期待感化石燃料の輸出・水力と原子力に切り替え
              警戒感→'86年のチェルノブイリ原発の爆発事故
 ・ロシアの周辺国への影響中国・ポーランド・トルコ・フィンランドなどへも電力を輸  出する電力輸出国家へと成長

第二節:極東地域のエネルギー事情
2-1
極東地域のエネルギー
 ロシア極東地域は深刻なエネルギー危機エネルギー埋蔵の存在・・・しかし現状は石  油・石炭の生産量の減少化
                  したがって・・・
 域外の西シベリア・東シベリアから調達しなければならない労働に対する賃金遅配の常 態化・労働力の低下・電力・熱源の不足発生

2-2
サハリンプロジェクト
 サハリン
  '75年に日ソ間で成立した「サハリン大陸棚石油・天然ガス採鉱・開発プロジェクト」
  生産分与契約ではサハリンより遅かったが、着手が早かったためサハリンと呼ばれ  ている・・・埋蔵量は原油23億バーレル、天然ガス17兆立方フィート
 サハリン
  ロシア・サハリン州沖合いで実施される原油・ガス開発プロジェクト
  これら大半が日本向け供給・・・埋蔵量は原油11億バーレル、天然ガス18兆立方フィー  ト

第三節:エネルギー戦略
3-1
対中対日関係
 ・北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大の動きロシア孤立化の懸念ロシアの対中関係
  中国は'97年には前年の30%増の貿易額、ロシアの3番目の相手国
 ・日本とのエネルギー共同開発サハリンプロジェクト

3-2
対欧州関係
 ・NATOとの比較ミサイル防衛(MD)→NATOの東方拡大
 ・ロシアの対応世界最大の天然ガス輸出国として欧州市場の独占を図る
 ・ウクライナ問題

3-3
対米関係
 ・日米同盟とSCOの対抗
 ・第二の冷戦

 


発表のレジュメです  投稿者:松島  投稿日:2007 919()011025

  返信・引用

 

 

遅くなってすいません。発表のレジュメです。

日中のエネルギー問題と日中協力
05E2394  松島 愛

第1節 中国のエネルギー問題
1-1中国のエネルギー事情
・中国の石炭や天然ガスなどのエネルギー資源は、比較的豊富である
・中国のエネルギー消費は、工業化の進展やライフスタイルの高度化などを背景に拡大して おり、現在、消費量は米国に次ぐ第2位である
・中国のエネルギー構造
 石炭:68% 石油:22% 水力:7% その他(天然ガスなど):3

1-2中国のエネルギー問題と影響
・石炭への依存度が高い
 エネルギー効率が低い
  脱硫・脱硝装置が不十分なため、深刻な大気汚染を引き起こす
・自動車の普及などによる石油の需要が増加・・・93年から輸入量が輸出量を上回る
 原油価格の高騰
・電力供給不足が深刻化・・・約3分の2の行政区で停電や電力不足が発生

1-3エネルギー問題解決への取り組み
・省エネルギー技術の開発
・天然ガスを運ぶためのパイプラインの整備
・再生可能エネルギーの発展

第2節 日本のエネルギー問題
2-1日本のエネルギー事情
・エネルギー消費量は世界第4位
・日本のエネルギー構造
 石油:50% 石炭:18% 天然ガス:13% 原子力:13% その他(水力など)6

2-2日本のエネルギー問題と影響
・石油への依存度が高い・・・約50%を石油に依存
 石油の消費によって温室効果ガスの排出が増え、環境汚染が深刻化
・エネルギー資源に乏しく、自給率が低い・・・自給率は20%程度
 多くを輸入に頼っているため、相手国の政治情勢により供給量が左右され価格高騰など  が起こる

2-3エネルギー問題解決への取り組み
・省エネルギー技術の開発
・原子力の推進
・新エネルギー(太陽光などの自然エネルギー)の利用拡大
・エネルギー供給源の多角化

第3節 日中協力~戦略的互恵関係~
3-1戦略的互恵関係
・戦略的互恵関係:日中両国が両国間や国際的な課題の解決に向けて互いに協力をしていく こと
・基本精神:
 平和発展を相互に支持し、政治面の相互信頼を増進する
 互恵協力を深化させ、共同発展を実現する
 防衛面の対話と交流を強化し、地域の安定の維持に共に力を尽くす
 人と文化の交流を強化し、両国民の相互理解と友好感情を増進する
 協調と協力を強化し、地域および地球規模の課題に共に対処する

3-2エネルギー・環境分野での互恵協力
・省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロジェクトを始め、省エネ、石炭、原子力など の分野での両国の協力を強化
・第一回エネルギー閣僚政策対話の開催
・ポスト京都議定書構築の過程に両国が積極的に参加する方針

 


レジュメ  投稿者:若山  投稿日:2007 918()222725

  返信・引用

 

 

遅くなってすいません、発表した時のレジュメを保存していなかったため今書いてる論集の内容を貼っておきます。

BRIC
のプレゼンス
05e2324
若山一朗

第1章 BRICの光

1-1 GDP
世界経済に占める地位
GDP
のウェイトを購買力平価で換算すると24%と大きく上昇し、アメリカ(21%)、EU20%)を既に上回っている。
これまでの成長実績および今後の成長見込
ここ10年の間に新興工業国の経済成長が失速したのとは対照的にこの4カ国は平均で年6%の成長を遂げており、(特にインドとブラジルは)今後も比較的高い成長率を達成していくものと見られている。その結果、現在G615%に過ぎないその経済規模は、2025年には約半分の大きさに、2040年頃には先進国を上回り、2050年の時点ではBRICsG61.5倍の規模になるとされている。

名目GDP
(左:2004年の実績値、右:2050年の予測値)
(単位:10億ドル)
順位 国名 GDP値 国名 GDP
1
アメリカ 11,733 中国 44,453
2
日本 4,668 アメリカ 35,165
3
ドイツ 2,707 インド 27,803
4
イギリス 2,126 日本 6,673
5
フランス 2,018 ブラジル 6,074
6
中国 1,932 ロシア 5,870
7
イタリア 1,681 イギリス 3,782
8
カナダ 996 ドイツ 3,603
1-2 人口
中国が約128000万人(世界1位)、インドが約102000万人(世界2位)、ブラジルが約17000万人(世界5位)、ロシアが約14000万人(世界7位)となっており、4カ国合計で261000万人、世界の人口の約45%を占めている。今後もロシアを除く3カ国では人口が増加し、2050年には326000万人にまで膨れ上がるとされている。ただし、ブラジルとインドでは将来的にも人口が増え続ける一方でロシアは現在人口が減少する傾向にあり、人口が多いため一人っ子政策を取る中国でも将来的には人口が減少すると予測される

BRICs4
カ国の予想人口比較
2000年の値は実績 単位:1万人)
2000
2010 2020 2030 2040 2050
中国 127,522 136,488 142,947 145,052 143,893 139,518
インド 101,694 117,381 131,221 141,658 148,572 153,144
ブラジル 17,180 19,288 20,979 22,208 23,014 23,314
ロシア 14,561 13,750 12,902 11,971 11,043 10,146
1-3 国土面積
国土面積はロシアが世界1位、中国が世界3位、ブラジルが世界5位、インドが世界7位。面積でいえば4カ国で世界の約29%を占めている。


第2章 BRICの影
2-1 中国・インドのエネルギーにおける共通した特徴
(
) 中国・インドの石油需要
世界で人口第1 位と2 位の両国は、国内での石油生産はあるものの、輸入量は将来的に急速な高まりを見せると予測されており、BRICs の中では共通の性格を有している。
両国の石油需要の伸びは、図表2-79 に示した。2030 年での世界全体での比率は、図表2-91 に示した如く、中国が11%、インドが5%である。これは現状での比率(2004 年で各8.2%と3.2%)をある程度上回るものであるが、両国の需要の増大は巷間で言われるような世界のエネルギー構造を変更させるほど突出した規模にまでは成長するという訳ではない。世界全体のエネルギー需要の増大自体が問題である。
(
) 天然ガスに関する問題
中国、インドとも石炭が豊富かつ安価であり、現在も1 次エネルギーの約70%を石炭が負っている。両国とも石油需要の伸びは厳然とあるものの、天然ガスへのシフトをいかに進めるかが、環境問題の解決も併せて重要なポイントである。両国は長期的にはLNG輸入大国となる見通しで、ガス市場に与える影響は大きい。
但し、LNG 価格が高騰した場合、日本、韓国、台湾などはそれでも輸入を継続せざるを得ないが、両国には代替となる石炭エネルギーがあり、こちらへ回帰する誘惑は大きい。エネルギー価格と環境問題の関係を考慮する際に、石炭への回帰という逃げ道をどうするかという問題がある。
(
) 中国・インドの国有石油企業の行動の特徴
両国とも産油国であり、その国営石油は国内での特権的地位による強力な財務基盤、即ち大きな資金力を有するという特徴がある。中国は約350 万バレル/日の石油を生産する世界第6 位の産油国であり、インドは約80 B/D生産する。特に中国の国営石油は、埋蔵量、生産量、純利益においてメジャーズに比肩する規模である。
更に両国は対外的には、国策との一体化による外交・資金支援があり、他の世界の石油企業との間に不公平競争を生んでいる。イラン・ベネズエラなど西側企業が入りにくい大産油国との政府間包括的貿易・投資協定に絡めた油・ガス田権益取得便宜供与がなされているし、政府系金融機関や政府機関である親企業による優遇条件による資金支援も得られる。一方で、廉価で豊富な人材・資機材を擁しており、大きなコスト競争力と人的余裕のもとでの不公正競争となっている。産油国での通常技術で取り組める案件にでは競争力を発揮することができる。
この積極攻勢の背景には、採算軽視とも言うべき姿勢がある。最大株主である政府が配当より資源量・持ち込み量確保を優先し、一般投資家への配慮の必要性は低い。このような特質は、今後、他の国際石油企業との間に摩擦を生む要因を孕んでいる。
2-2 中国のエネルギー問題
(
) 中国政府のエネルギー機関
中国には、近年「三荒問題」、即ち電力、石炭、石油製品の供給不足の直面し、これへの対策機関として、2005 5 月に国家能源領導小組(指導グループ、温家宝首相がトップ)を発足させ、次いで同年6 月に、その下部機関として国家能源領導弁公室を設立した。主任は馬凱(国家発展改革委員会NDRC 主任)、副主任は徐錠明(NDRC能源局)及び馬富才(元CNPC 総経理)である。通常の管理業務は、従来どおり国家発展改革委員会能源局が行う。この下で、国営石油3 社が事業を展開する。
(
) 中国の国営石油企業
中国は1993 年から純輸入国に転落したとは言え、国内需要の7 割に当たる約350 万バレル/日の石油を生産する世界第6 位の産油国であり、国営石油はコストが安い大半の大油田権益を特権的に保有している。陸域の西域と、東部では黄河以北の石油開発と精製・販売を中国石油天然気集団公司(CNPC)が、黄河以南の石油開発から精製・販売までを中国石油化工集団公司(SINOPEC)が、海洋油田の開発を中国海洋石油総公司(CNOOC)が行っている。
(
) 中国の石油事情
図表2-92 に建国(1949 )以来の中国の石油生産量の推移を示した。大慶(Daqing)油田の生産量は、27 年間、年産5,000 万トンを超えていたが、2003 年にはこの大台を割り、急速に減退している。一方で、海洋と、ジュンガル、大港、吉林、オルドス、タリム等の陸域(図表2-94)が生産を伸ばしているが、2010 年以降は漸減傾向に入ると見られる。
一方、石油需要の伸びは図表2-79 に示す通り堅調であり、2004 年の中国の石油輸入量は1 2,282 万トンで石油依存度は41.3%であったが、IEA(2004)の予測では、2030 年には石油輸入量は5 5,000 万トン(1,100 万バレル/)で、石油依存度は74%に達する(図表2-93)。中国はこれを市場で調達するよりも、油田権益の取得や、パイプライン敷設など、直接引き取りで進めようとしている。



(
) 中国におけるガス事業の展開
中国における天然ガスの比率は、一次エネルギーの3%、発電源の1%弱に過ぎず、環境問題を考慮した天然ガスへのシフトは十分でない。政府は「クリーン・エネルギー政策」を掲げてはいるが、消費者には強い価格志向があり、石炭から「高いガス」への転換が容易に進まない事情がある。中国がガス供給を増加する場合、(イ)国産ガスの開発推進(国内パイプライン網の整備)、(ロ)中期的にはパイプラインガス輸入(ロシア、中央アジアから)、(ハ)沿岸域ではLNG の導入、という選択肢がある。オルドス、タリムでの国産ガスの開発は順調に進み、2004 年には総延長4,000kmの「西気東輸」パイプラインが完成して、タリムの天然ガスは上海に到着した。更に、国内ガス・パイプライン網は、南部沿岸域にも延びようとしている(図表2-94)。しかし、石油と同様に、国内生産には自ずと限界があり、LNG 価格は高止まっていて普及が遅れている。隣接国からのパイプライン輸入を行うためには、国内価格をより高めに誘導する必要があり、ガス・シフトには多くの問題が依然として未解決である。

2-3 インドのエネルギー事情
(
) インド政府のエネルギー機関
インドの長期的なエネルギー政策は、2000 年に策定された”Indian HydrocarbonVision 2025”に定められているが、これはエネルギーの供給重視を謳ったものである。最近の原油価格の高騰の結果、インドの原油代金支払いの増加を余儀なくされており、市場価格の動向の影響を受けず、一定コストで原油を調達する手段として、海外にエクイティ原油を保有することを最優先に取り組むこととした。政府のエネルギーを所管する部署は、石油天然ガス省で長らく外交官出身のアイヤルが大臣を務めていたが、この1 月、ムルリ・デオラに交代となった。アイヤルはイランからのガス輸入計画を熱心に推進していたが、これには米国は繰り返し反対を唱えて来た。今回の人事には、米国の影響があるとの推測も囁かれている。
(
) インドの国営石油企業
インドの国営石油としては、1956 年に設立されたONGC(Oil & Natural GasCorporation)が、国内の石油・天然ガスの探鉱・開発・輸送を所管する。子会社のONGCVideshは海外における探鉱開発事業を所管する。国営企業としては、他にIOC(Indian OilCorporation), GAIL(Gas Authority of India)があり、両社はONGC と株式を持合い、戦略的提携関係を持っている。その他、インド北東部陸域とベンガル湾での開発を所管するOIL (Oil India Ltd.)がある。
(
) インドの石油事情
インドの石油生産量は、2004 年は81.9 万バレル/日で、輸入依存度は70%に上る。国内探鉱はONGCを中心に進められているが、増産は見込めず長期的には漸減傾向にある。
最大の油田は1974 年に発見されたMumbai High 油田である。最近の成果としては、Reliance によるベンガル湾側でのDhirubhai ガス田の発見がある。ONGC Videsh, IOC,OIL 等が海外探鉱を展開しており、中でも大きな権益としては、サハリン-1 20%がある。図表2-95 に見るごとく、2030 年には石油の輸入依存率は90%に上ると見られる。
政府は、国内エネルギーの市場価格化を進めたいとしているが、高い比率の貧困層を抱え、国民会議派を主体とする現政権も共産党などの左翼政党との閣外協力を仰ぐ必要があり、灯油、LPG(家庭用厨房燃料)、ガスなどは実質的に統制価格といってよい。特に灯油は、国、原油供給者(ONGC)、製品販売業者の負担による補助金によって安価に設定されている。このため、専業の精製・販売業者は2005 年以降、赤字に陥っている。インドは世界最大の民主主義国家でもあり、政権は貧困層への配慮が欠かせないが、このためエネルギーの市場価格化は長期的な視野の基に進めざるを得ない。

(
) インドにおけるガス事業の展開
インドにおけるガス比率は、一次エネルギーの6%、発電源の12%と、中国よりは高い。西部地域では、ムンバイ沖合いからの国産ガス利用の長い歴史がある。東部では、石炭を産出するが、西部への輸送手段が劣悪なため、ガス利用が進んだ面もある。増大するガス需要に対応するために、インドはLNG の輸入を促進する政策を採っており、中長期的には数多くのLNG、パイプラインガスの輸入計画がある。始動しているのは、(イ)2004 1 月操業開始のダヘジLNGPetronet 社、カタールのRasGas から年間500 t)、次いで(ロ)2005 4 月操業開始のハジラLNG(Shell 社、シェルのエクイティからLNG カーゴを年間250 万トン、スポットで調達)の2 件で、ともにインド西部に位置する(図表2-96)
但し、前述のごとく、国産ガス価格は、安価に設定されており、一方でLNG 価格は、これまで$3-4/MMBtu(百万英国熱量単位)であったものが、近年急速に高騰し$7-8/
MMBtu
という水準となっているため、ハジラ基地は2006 1 月から操業停止になるなど、国内価格を抑えているため事業遂行に多くの問題を抱えている。



第3章 戦略資源 ロシア、ブラジル

3-1 ロシアの戦略資源
足元のロシア経済の成長を支える原動力となっているのは、豊富な生産量を誇る原油や天然ガスなどのエネルギー資源で、石油・天然ガス産業はGDP25%、輸出収入の約55%、国家歳入の約35%を占めるまでになっている。原油価格の暴落を警戒する石油輸出国機構各国が石油生産能力の拡大に慎重なスタンスを採り続けてきた中で、近年ロシアは原油生産をさらに強化しており、原油生産量の推移をみると2003年にはアメリカを抜いて世界2位に、2004年にはサウジアラビアを上回り世界1位となった。こうしたロシアの原油生産の拡大は、原油価格の高騰と相俟って景気回復に寄与してきたとみられている。原油価格の動向と貿易収支の関係をみると、原油価格の上昇は貿易収支の大幅な改善に結びついているという構図があり、加えて、石油や石炭に比べて温暖化ガスや硫黄酸化物の排出量が少ない天然ガスに対する世界的な需要が高まるなかで、ロシアの天然ガス埋蔵量は、世界全体の約27%を占めている。また、現在ロシアはサハリン沖を中心とした天然ガスの開発に注力している事から、今後は天然ガス輸出の増加も、ロシア経済の好調を更に後押ししていくものと見込まれている。
(2)
ロシアの原油生産の動向
2005
年のロシアの石油生産は940 万バレル/日でサウジアラビアに次いで世界第2 位、対前年比2.5%増であった。2004 年における世界の石油生産量を図表2-82 に示す(BP,2005)。ロシアは世界の12%、中国は5%の石油を生産しており、大きな存在である。


ソ連時代から、そして1991 年からはロシアと中央アジアの石油生産量の推移を、図表2-83 に示す。縦軸は年産100 万トン(日量2 万バレル)の単位で、1 億トン/年が200 万バレル/日に当たる。1980 年代にソ連は1,200 万バレル/日(年産6 億トン)超を生産して世界最大の産油国であったが、ソ連崩壊に伴う投資の停滞、資機材の供給途絶、操業現場でのモラル低下等の経済的な混乱により、生産量は、約年産3 億トン(600 万バレル/)という半分に近いレベルまで急落した。1999 年からは、経済の回復に伴い活発な油田投資が復活して石油生産も上昇し始め、2003 年には対前年11%2004 年は同9%と目覚しい回復を見せた。石油の生産が投資の関数であることが良く示されている。
但し、2005 年は対前年で2.5%の伸びに止まっており、増産基調はスローダウンして来た。この理由としては、(イ)パイプラインでの輸出量がその能力の限界である約400 万バレル/日に近づいている、(ロ)石油生産税・輸出税が強化され、油価$25/バレル超においては利益の90%が国へ行く政策で、増産インセンティブを喪失している、(ハ)石油生産量に関する政府による石油産業の管理を強化している、という3 点が挙げられる。
(3)
ロシアの石油生産の見通し
図表2-84 2003年にロシア政府の発表した「2020 年までのロシアのエネルギー戦略」での石油生産見通し(単位:100 万トン/)を示す。ここでは2020 年に向けて、生産量がレベルオフする見通しで、適正ケースでは2020 年に450 万トン/年(900 万バレル/日)であるが、現状はこれを既に超えており、楽観ケースを上回って推移している。図下部の棒グラフは地域別(図表2-85 参照)を表しており、約70%を生産して来た西シベリアは漸減し、替わりに東シベリア・極東(サハリン等)の生産量が徐々に伸びて、2020 年には17%に達すると見込まれている。但し、2020 年においても西シベリアは依然65%のシェアを有し、石油生産の中心的存在であり続ける。



3-2 ブラジルの戦略資源
ブラジルの貿易を根幹から支えるものは、南米大陸の約半分を占める広大な大地からの恵みであり、鉱物資源や農畜産物、熱帯雨林に生息する多種多様な生物資源などが挙げられる。2004年の貿易収支に関して言えば、その要因として、輸出量の減少にもかかわらず需要増加に伴う国際取引価格の急騰により金額ベースでは輸出増加という結果になった大豆や、鋼板・建材の生産活動が活発でかつ国内供給能力が不足するなど鉄鉱石の世界最大輸入国となっている中国において、その輸入額が前年比162%増と急伸した事により過去最高水準となった鉄鉱石の伸びが大きく貢献する形となった。特に鉄鉱石は、中国が鉄鉱石の輸入の約30%をブラジルへ依存しており、世界2位の鉄鉱石輸入国である日本もその20%以上をブラジルに依存するなど、ブラジルは世界的な鉄鉱石輸出国となっている。
(1)
石油生産の概況
ブラジルの2005 年の国内原油生産は、前年比13%増の168 万バレル/日であった。2006年には日量18 万バレルとなるAlbacora Leste 油田(図表2-88)P50 プラットフォームの稼動開始が予定されており、生産目標としては、191 万バレル/日を見込んでいる。一方、国内需要は180 万バレル/日程度であることから、ブラジルは2006 年には自給を達成し、石油の純輸出国になると予測される(日経、2006/2/21)
ブラジルにおける石油生産量と消費量の伸びを図表2-88 に示す。この10 年間で、需要が横ばいになる一方で、石油の生産量が急速な伸びを示し、今年の自給達成となった。

(2)
石油政策の経緯
ブラジルの石油法が制定されたのは1941 年で、この時、石油産業への外国資本の進出を禁止した。第二次世界大戦後の1953 年、国営石油Petrobras が設立され、同社がブラジルにおける石油の探鉱、開発、生産、精製、販売、輸出入を独占する体制となった。
当初は、内陸部での石油探鉱が活発であったが、1968 年以降、主にカンポス沖で海洋油田開発が着手され、大水深域での海底仕上げ方式を軸にした油田開発は大きな成果をあげて来た(図表2-89,図表2-90)
政策転換は、1995 年である。ブラジル政府は、海洋石油開発の活性化を目的として、同年Petrobras の独占を廃止する憲法修正を行い、次いで1997 年には新石油法を制定して、石油産業の対外開放は進めることとした。そして翌1998 年に、鉱山エネルギー省の下に国家石油庁(ANP, Agencia Nacional de Petroleo)を設立した。これは、石油産業全般の監督機関という性格を持ち、Petrobras 保有鉱区の92%を同庁に移管し、これらを公開入札にかけることとした。鉱区の第1 回公開入札は1999 年に実施され、以降2005年までに7 回の入札が行われた。但し、新規油田の発見の成果はこれからである。

(3)
石油開発の現況
1997
年時点で、ブラジルの石油埋蔵量は143.7 億バレル、天然ガスは15.89 兆立方フィートである。石油生産はカンポス沖が80%を占め、図表2-90 に見るとおりこれらの多くは水深200 以深のいわゆる大水深での開発であり、Petrobras の海洋石油開発技術は高い評価を受けている。近年では、Marlim Sul 油田などで水深2,000m級の開発が行われている。西隣のSantos 盆地、東隣のEsprito Santo 盆地でも新規発見がある。
日本企業が保有している鉱区としては、国際石油開発()15%で参加しているフラージ(Frade)/BC-4 鉱区があり、油田開発が進行中である。一方で、日本企業によるPetrbrasに対する融資事業があり、これまでにアルバコーラ(Albacora)油田、バラクーダ・カラチンガ(Barracuda/Caratinga)油田、そしてエスパダルテ・マリンバ・ボンドール(Espadarte/Marimba/Vondor)油田などが対象となっている。既発見油田の開発に関しては、投資対象として注目されている。但し外国企業にとっては、新規探鉱においては依然として大きな成果を挙げるに到っていない。

 


レジュメです。  投稿者:大威  投稿日:2007 918()16258

  返信・引用

 

 

 遅れてすみません。レジュメ貼っておきます。

 グローバルプレーイヤーとしてのインド
                        05e2161    大威篤史
はじめに
インドのタタ製鉄をゼミで調べる機会があり、そのときに、いま勢いのあるインドの経済に興味をもち、いろいろと調べてみたいと思い、このテーマに決めました。
 ここでは、インド経済のおおまかな概要、産業構造について、伸びのあるIT産業について、またなぜ、IT産業なのかとまた、そこから見えてくる今後の課題について書きました。

1節 インド経済の概要
1-1 インドの経済成長率
インドの経済成長
2005-2006
年度は連続で9%を超える。
2003
年度からの4年間の平均成長率は8.6%と高成長を維持し、特に、06年度は9.4%と高い伸び。

②BRICs4
カ国
ブラジルを以外は世界平均を上回る経済成長を続けて、インドのこの高成長率は、BRICsの中では中国の次ぐ高さ。それにロシア、ブラジルとつづく。

1-2 インドの産業構造
インド経済を牽引している産業
・サービス業  1990年代、および2000年から2005年の間の伸びは8%台
・製造業    同時期の伸びが67.5
これは、BRICs4カ国の中では、中国がこれと同じかようなたちをとっている。
インドでは、サービス業の割合が1990年時点から2005年時点で41%から54%へ拡大しており、IT産業の台頭を反映しています。

横ばい状態、低下している産業
・鉱工業  GDPに占める割合が1990年時点で28%、2005年時点でも27%で横ばい。
これは世界の工場と言われる中国とは好対照。
・農業   GDPに占める割合は1990年の31%から2005年では18%に低下。
しかし就労人口での農業部門の割合は依然として5割を占めており、モンスーンによる生産状況が経済に影響を与え続けています。


第2節 IT産業の台頭
2-1  インドのIT産業
1991
年のインド政府による経済自由化への新政策の転換以降、急速に発展
インドIT産業の規模は、業界団体のNASSCOMによると、2003年度で196億ドルで、97年度の50億ドルに比べてここ数年の成長速度には目を見張るものがあります。また、2008年度の生産規模は700-800億ドル程度の規模に拡大すると予測されています。

インドのIT産業の特徴
a)
ハードウェアよりソフトウェアが主体の産業構造
b)
ソフトウェアの輸出が中心
国内市場が小さいために輸出が中心となる。1980年代後半、米国企業が高い技術を有しコストを抑えられる優秀なインド人技術者を雇用して成功し注目され、現在でもインドのソフトウェアの最大の輸出先は、米国で全体の6割以上を占めています。
c)
ソフトウェアの開発形態
開発拠点の現場で作業に従事する形態のオンサイトより、開発現場に、国内の拠点からインターネットなどの通信手段を用いて遠隔地から業務に加わるオフショアの形態が圧倒的に多い。
メリット 米国に呼び寄せるよりコストがはるかに安いのと、昼夜の時差を利用して開発スピードを大幅に進めることができるというメリットがある。

第3節
3-1 インドの環境問題
地球温暖化問題
2006
年度の世界全体のCO2排出量に占める割合は、アメリカ、中国、ロシア、日本に次いで第5位になる。このようにインドが地球温暖化という環境に与える影響も大きくなっている。
京都議定書
2007
72日に日本政府は、インド政府にエネルギー協力の共同声明をあきらかにし、2012年にきれる京都議定書の枠組みに入れることを発表した。
今後の課題
更なる経済成長をめざすインドは、今後もCO2排出量が増加するであろうことは、想定される。日本の環境問題への技術支援を受け、積極的な地球温暖化への対応に取り組むことは、国際的に重要な課題である。

 


朝日新聞9月30日記事「世界を拓く 東海の技」  投稿者:  投稿日:2007 917()230225

  返信・引用

 

 

先日、朝日新聞の記者が取材に来ました。
東海地方の経済と中国との関係についてです。

9
30日(日)に記事が掲載される予定です。
東海経済面(愛知・岐阜・三重)。たぶん写真付き。

7
月から始まった東海企業@中国の特集の連載(毎週日曜版)の締めくくりです。
その前に4月から東海企業@欧州の連載も毎週あり、企業のケースがなかなか面白いです。
就職活動には結構役に立ちます。ゼミでやってきたことも一部オーバーラップします。

下記のHPから全部閲覧できます。
http://mytown.asahi.com/aichi/newslist.php?d_id=2400038
ちなみに10月からは米国、その後はASEANです。

--------------------------------
李春利先生

初めまして。
朝日新聞名古屋本社経済グループ記者の冨森ひな子と申します。

さて、弊社では今春から「世界を拓く 東海の技」を、毎週日曜日の東海経済面にて連載しております。
地球規模で活動する東海企業の姿を現地から報告する企画で、第1弾の欧州編に続き、
7月からは中国編がスタートしました。
(ご参考までにホームページをお送りいたします。13からが中国編です)
http://mytown.asahi.com/aichi/newslist.php?d_id=2400038

つきましては、中国編の最終回「展望・課題を聞く」で
ぜひ先生にご登場頂ければと思い、メールさせて頂きました。
(欧州編の最終回インタビューは上記ホームページの12となります)

インタビューでは、東アジアの製造業で進む国際分業、中国に進出した海外企業のうち日本企業の特徴などを
できるだけ東海の企業に引きつけて語って頂ければ、と考えております。

掲載は9月30日(日)付朝刊(掲載エリアは名古屋本社管内の愛知、岐阜、三重県)を予定しておりますので
もしお受け頂けるようであれば、9月中旬ごろまでに、インタビューさせて頂けると幸いです。

時間は写真撮影を含め、1~2時間を予定しております。
突然のお願いでたいへん恐縮ですが、よろしくご検討ください。

なお、お恥ずかしながら冨森は中国語を挨拶程度しか話せませんが
日本語でのインタビューは可能でしょうか?
併せて教えて頂けると幸いです。

不明な点がありましたら、遠慮なくお尋ねください。
それでは、よろしくお願いいたします。

朝日新聞名古屋本社
報道センター経済グループ
記者 冨森ひな子

 


再度レジュメの連絡  投稿者:  投稿日:2007 917()225337

  返信・引用

 

 

合宿参加者と補講の人のなかで、

坂本、許、楊以外にまだだれもBBSに投稿していない。

これはゼミの進行にとって、非常に大事なことですので、再度催促します。
ゼミが始まるまでに自分のレジュメをここに貼りなさい。
でないと入室を拒否します。

未投稿の人:
大威、中島、服部、竹内、若山、王、松島、山之内、黄

一度ここに返事してほしい。
すでにゼミ長を通して2回連絡した。

 


鈴木さん、周さん、立岩さん  投稿者:  投稿日:2007 917()224540

  返信・引用

 

 

鈴木さん

お帰りなさい。日本は暑すぎます。ぜひカナダの涼しい体験記とイギリスセミナーのことをまとめて書いてください。写真入りでよい記録を。

3
人は来週25日(火)の最初のゼミに発表をお願いします。
1
20分前後+質疑5分、時間を守ってください。
事前にレジュメをここに貼ってほしい。

ちなみにゼミ室は変わりました。
当面、なんと610教室になりました。
もし変更あったらここに連絡する。

 


石川君、みのわ君+風鈴会10周年  投稿者:  投稿日:2007 917()224032

  返信・引用

 

 

石川君、

投稿ありがとう!mixiお疲れ!ぜひ引っ張ってください。
現役生では4年生の田中ゼミ長と数人(3年生もいる?)でやっているようです。
どうぞ、石川・田中体制で進めてください。

みのわ君、

先日豊橋に来たようですね。連絡ありがとう!
その日はいなかったので、ごめん!

ところで李ゼミ10周年の件ですが、
7
期生は石川・みのわ・加藤幹体制で開催日のアンケート(星野BBS投稿をみて)をとってみてください。
返事もここにどうぞ。
星野君宛てに。

現役生はどうしよう。
当面、田中・坂本両ゼミ長に4年に岩田・小川君、
3
年に中島君・楊さんに連絡係りをお願いしようか。
ゼミ長はたくさん働いてくれたから、なるべくほかの幹事4人にがんばってほしいね。

4,5,6期生は昨年の風鈴会大集合@名古屋と同じ体制でお願いできるとありがたい。
まずは森田君@神戸に音頭をとってほしいね。
5
期生には川口君と光太郎・石丸君でどうでしょう。
6
期生には野末@東京、伊藤さん、城間さん。

1,2,3期生はいつもとおりでお願いします。
総幹事はやはり内藤・星野・長濱でどうでしょう。

今回はぜひ風鈴会全員の連絡網(名簿)の完成を目指しましょう!
名前が挙がった人はぜひここに返事をよろしく!
BBS
をフルに活用しよう。

同時に、ゼミ論集第9号「風鈴会之頁」に「李ゼミ10周年記念特集」を組みたいと思います。長短を問わず歴代のゼミ生から少なくとも12本(もちろん多いほど)の投稿をお願いします。
内容不問、長さも大丈夫。写真入りでぼく宛に送ってください。
各期の幹事たち、ぜひ原稿の募集も一緒にお願いします。

 


ご報告  投稿者:石川  投稿日:2007 916()225019

  返信・引用

 

 

こんばんわ。

以前書き込みした、mixiの李ゼミのコミュニティーの件ですが、先ほど立ち上げましたので、是非ご参加ください!!

今度は10周年ですか。土曜であれば問題なく参加できると思います。
ただ、10月に僕のいる東京支店が移転するので、10月中は忙しいかも・・・。

 


李先生、ゼミ生の皆さんへ  投稿者:鈴木  投稿日:2007 911()181339

  返信・引用

 

 

お久しぶりです。連絡遅れましたが、7日の夕方に無事帰国しました。カナダでは今まで私が日本で感じたことのないゆっくりとした時間が流れていて、毎日充実した生活を送ってきました。向こうはもう紅葉も始まり秋のような気候になっており、日本に帰って来てからこの暑さと人の多さにバテ気味です。カナダでは毎日牛を相手に仕事していましたから()早く日本での生活のリズムを取り戻さなければ・・と思っています。またゼミの時に色々報告させて下さい。

 


皆へ  投稿者:周てい  投稿日:2007 9 5()233153

  返信・引用

 

 

皆さん、ご存知ですか。今年は豊橋市と南通市友好都市提携20周年です!大変お喜び申し上げます。今日は、私、南通市からの留学生として市役所企画課国際交流課の担当者尾崎さんからインタビューされました。話ながら、この一年間の生活や出来事などがまた脳裏に浮かんできました。本当に感謝と祝福の気持ちで、この二つの都市の友好交流が長年にわたって続けていこうと思います。「平和、交流、共栄」というスローガンを叫んで、微力ながら、自分はこの事業に何か力を入れたいと思います。
このインタビューの内容は後雑誌に載せるから、いただいたら、回します。
残念なことは、もし黄さんの留学感想も聞いて出来れば、よかったと思います。

 


皆へ  投稿者:周 てい  投稿日:2007 9 5()014429

  返信・引用

 

 

今日、黄さんと電話しました。地元の病院で診察して、体の調子はもう大丈夫だって。皆さん安心してください。

 


レジュメです  投稿者:坂本  投稿日:2007 9 4()22031

  返信・引用

 

 

北京オリンピック開催に対しての概要・問題・過去のアジアで行われたオリンピックとの様々な比較

                05e2030  坂本真悟

北京オリンピック開催について
(1) 北京オリンピックの大会概要
「シティー・オブ・ベイジン」・・・IOCサマランチ会長の一声で決定
  →2001713日にモスクワで開かれたIOC委員会の投票で決定
     
   開催候補地:中国・北京、日本:東京、フランス:パリ
         カナダ:トロント、トルコ:イスタンブール
          結果的には中国が勝った
・ 開催日時は200888日~824
・ マスコットの名前はベイベイ、ヂンヂン、フアンフアン、インイン
・ 参加国は世界200国を超える国々が参加予定

(2) 大会の内容(見所)
・夏季オリンピック・・・近代オリンピック(オリンピック競技大会)のうち夏季に行われるもので、4年に1回4で割り切れる西暦年に開催される。正式名称は「オンビアード競技大会」と定められている。

・ 競技数は28302種目ある。・・・競技の中には水泳、陸上、柔道の有名                                                                             種目から、からボクシング、ウエイトリフティング、セーリングなどあまり光が当たらないスポーツも行っている。

  *日本、中国の活躍が期待される種目
日本・・・陸上のフルマラソン、柔道、水泳、レスリングなど

 中国・・・陸上のトラックの長距離(5000m10000mなど)体操など、ほぼ全般に対応している

2 開催に対しての問題
  環境問題、エネルギー問題、交通問題など、開催するには様々な問題が存在している。
    環境問題、エネルギー問題はゼミ論集でシーさんがしっかりと取り上げているのでここでは、交通問題について考えていく。
      
・ 中国の主な交通手段
   北京市内の道路交通は、主に公共バス、ミニバス、トロリーバス、タクシーなどの自動車、自転車、三輪車などの非自動車から構成されている。
・ 経済の飛躍的な発展による自家用車の普及
   →SARS騒動以降自家用車が普及、数年前までは出社時や帰宅時だけであったのが、今では、ほぼ毎日、いつでも渋滞が起こる。

*このような都市交通問題の解決は長期的な課題の解決が必要。そして都市交通問題を解決するためには、以下の問題の解決に力を入れるべき
 軌道(レート)交通の整備に力を入れ、軌道交通時代の到来を呼び込む

 交通中枢の整備、および交通の一体化を強化する。

 交通需要の管理を強化する


また、北京オリンピックへの観戦は自家用車の禁止
都市住民はもちろんのこと、近隣住民も一切禁止

3 過去のオリンピックとの比較
  ここでは、東京、韓国、と北京オリンピックとの比較である。
  東京・・・20種目
   韓国・・・23種目
     北京・・・28種目

  開催に際しての様々な問題
  東京・・・東海道新幹線・東京モノレールの開通、首都高速、名神高速の整備、環七通り、六本木通りの拡幅、整備など
   韓国・・・大韓航空爆破事件で金賢姫らが大韓航空を爆破した事件
   中国・・・環境問題や、インフラの整備

 


大学院禰津君、羅君、楊君+学部ゼミ自動車関連のテーマをもつ人へ  投稿者:  投稿日:2007 9 2()150148

  返信・引用

 

 

日本自動車研究所のHPに豊富な自動車・交通・排ガス・エネルギー・関連政策・国際比較など関連の資料がある。power point資料もダウンロードできる。各自でフルに活用してください。

http://www.jari.or.jp/