村上陽介=中国TNC研修報告3  投稿者:  投稿日:1220()002136

 

 

 

3-5 信頼感は、海を越えて結ばれないのか 〜労務管理における日本人と中国人〜
様々なテナント企業をヒヤリングした際、私がとても戸惑ったことは、日本の経営システムを、進出先に植え付けようと困惑している姿。現在のグローバリゼーション時代において、中国に生産拠点を移転させた各テナントは、とりわけ、労務管理に気を遣っていたのだ。各テナント企業が口をそろえて「中国人工員の管理が難しい」というのは、日本の経営システムに慣れすぎてしまった日本人が、十分に中国人を認識していないからだと思う。「日本の企業は、現地に馴染むことができない」「中国人幹部を登用しない」など、日本の企業の現地化について色々な意見がいわれているが、これは事実であると思った。
しかし、そんな状況の中でも、TNCのテナント企業は、世界が認める中国人の素晴らしいポテンシャルを認識していたし、最大限出すために、日々試行錯誤していた。例えば、生産ラインの改善などについては、大多数のテナント企業が、毎月末に日本人と中国人管理職と中国人工員の各ラインのリーダー、中国人技術者で会議の場を設けており、積極的に中国人の意見を取り入れていた。
製造工程においては、例えば、「一人屋台生産方式」を採用し、中国人工員に責任を与えて意欲を促進し、仕事の出来不出来の差別化を図り、職能給を実現していた。また、そのほかにも、各中国人工員に対して1星2星3星4星と仕事の成績をつけ、その成績表を工場に表示したり、中国人工員がつけている三角巾の色を仕事の能力によって分けたりしていた。これにより、工員の差別化を図り、仕事に対しての競争心を駆り立てていた。全体の製造工程において、生産研磨検査梱包というような各工程をできるかぎり完結化し、各工程で誰が何に従事したかを明確にし、工員に対して責任感を与えていた。また、そのほかにも、中国人工員の雇用確保のため、また会社への求心性を高めるため、定期的に、誕生日会やカラオケ大会を催すなど、労務管理に対して大変な神経を使い工夫を凝らしていた。
しかし、製造工程の作業を見るかぎり、決してハイテク技術を必要とするものはなく、まだまだ日本人と中国人が仕事上で、信頼し合っているようには感じられなかった。勿論、工員を仕事の能力によって差別し、賃金に付加価値をつけることや、様々な催しを行ったりすることは、仕事に対しての意欲を促進させていたが、経営のリスク回避が最大の目的であると強く見受けられた。私は、現実として多くの中国進出した日系企業は、まだまだ本当の現地化を実現していないと思った。また、日本人と中国人の間に、本当の信頼感はまだないと思った。
確かに勤務時間においても勤務時間以外の時においても、TNCの日本人と中国人は、お互いを尊重し合った仲のいい関係が形成されていた。しかし、会社に対する求心性、帰属性が日本人と中国人の大きな相違点だった。これは、経営自体に問題があると思うが、中国人は「時間給」で、日本人より遙かに出世することが困難であり、仕事の能力があっても会社に認めてもらえないという事実があるから生まれる。私が実習に参加した生産ラインでは、納期に間に合わせようと必死に仕事をこなす日本人の隣で、何食わぬ顔でマイペースに仕事をこなしている中国人工員がいた。また、休憩時間になると、真っ先に椅子に座り、机にうつ伏せになって寝てしまう工員や、仕事の終わりを告げるチャイムが鳴った途端、一斉に仕事をストップさせてしまう工員がいた。中国人工員の行動は、「時間給」なので当たり前かもしれないが、製品を搬出するまでに3、4回の検査をしているテナント企業もあり、仕事上でのミスの多さを物語っており、とても責任感のある行動とは思えなかった。

3-6
 帰属意識とコミットメントの必要性 〜中国の公衆衛生は解決できる〜
各テナント企業の工場は、内陸部の農村から出稼ぎに深圳に出てきた工員にとって、飛び抜けたスキルを要求する現場ではない。彼女たちに要求されているのは素晴らしい視力と根気、そして農村出身者が生まれながらにして習得している「決まりきった作業」に対する疲れを知らない持続性のみである。つまり、各テナント企業とも、中国人に対して責任の重い仕事を与えていることは極めて少なく、仕事上において中国人工員は、モチベーションのコントロールが大変難しいのだ。私は、以前中国での留学経験もあり、中国人のポテンシャルの高さを知っている。つまり、農村出身の工員に対しても、かなりの裁量権と技術を委ねることが可能であるし、また可能にするためのしっかりと「躾」、「教育」をすることが重要である。いまのような状況のままでは、中国人工員がTNCに対して帰属意識が低いのは当たり前である。
しかし、TNCの各テナント企業に対する求心力も低いのだ。TNCは、現在日本人従業員が少なく、テナント企業に対する相談役の不足が決定的である。また、次世代を担う中堅世代の日本人従業員もいないのだ。つまり、現在、TNCの各テナント企業へのコンサルティング能力は、日々の業務に忙殺され、対応しきれない状態である。そして、TNC、中国人工員、各テナン企業の間の協調性の低さは、TNC内で起きている様々な問題に影響を及ぼしている。つまり、仕事に対する態度、日常施設の使い方(寮食堂生活道路など)、ゴミのポイ捨てなど、現在、TNCで起きている中国人工員に関する問題は帰属意識の低さが関係している。
私の意見としては、まず改善点として、各テナント企業とTNCとのコミットメントを更に強めることが重要である。つまり、TNCの求心力を高め、各テナント企業がTNCを好きになることが問題解決するための条件であり、テナント企業が中国人ワーカーの生活管理に対して、当事者意識を持つようにしなければならないのだ。全体的な波及順序をいえば、TNC各テナント中国人ワーカーと、帰属意識を段階的に高めていくようにするのだ。
具体案として、各テナント企業が寮の一部を借りる形態をとり、テナント同士で衛生面を義務づけ、必ず管理させるようにする。そうすることにより、寮などの管理がテナントにより自主的に行われるようになり、本来TNCのあるべき姿、中小企業の中国進出サポート「中小企業の駆け込み寺」が完成される。また、各テナントと中国人ワーカーの間に共通の問題意識が生まれる。各テナントは、自らの企業努力で寮の管理の創意工夫をし、中国人工員が自主的に解決するようになり、これが結果的に責任の意識を与えていることになるのだ。

4 インターンシップ研修を終えて 〜自分が成長できる「場」に身を投じることの大切さ〜

「中国ビジネス、中国でのモノづくりに精通したプロになる。」
「将来、自分が就職した企業が中国事業を進める際に、必ず力になれる人間になる。」
これらは、いまに始まったわけではないが、今回のインターンシップ研修を通じて、初めて企業の中国進出、現地化の問題などに直面し、以前より問題意識を高く持てるようになったため、より勉強の目的が定まった。また、将来、私は中国とビジネスで関わっていきたいし、中国とのビジネスは、自分のキャリアにとても大きな影響を及ぼすと痛感した。中国という国は、自分自身にとっても日本にとっても、まだまだ未知の可能性やチャンスがたくさんあると思った。また、将来グローバルな視野で仕事をしたければ、香港人のような感覚を身につける必要があると感じた。香港人に対して、私は、彼らの国際感覚は日本人以上に身についていると感じた。香港は、歴史的な経緯もあり、教育も英語で行われ、海外の大学で勉強したことのある人も多い。これからグローバル化がますます進む中で、香港人が持っている感覚や立ち振る舞いは、重要度が増していくと思った。
世界の工場である深圳で働いている社長の目が輝いていた。彼のまっすぐな姿勢がとても印象的で、将来、自分も仕事のできる「ヤレル人間」になりたければ、自分から積極的にビジネスを仕掛けていかなければならないと実感した。つまり、志やアイデアを持っていたら、実際に動かなければいけない。例えば、最初に具体的に「何々やります」と公言してしまい、成功するために、「我武者羅」な努力をするといったような有言実行は、大変プレッシャーがかかるが、成功すれば周りに認められる。もちろん、その過程の中で多くの壁に直面するが、その場その場で常に全力を尽くす信念を持ち、頑張るだけだし、頑張るしかない。
深圳テクノセンターでの研修を通じて、私は、結果を得る以前に、過程全般において、やらなければならない環境に自分を追い込む機会が得られるような、自分が成長できる「場」に身を投じることを大切にすべきだと思った。良い結果というものは、そういう「我武者羅」な努力が自然に運んでくれるものなのだ。また、そうした考え方が、これからさらに自分の行動を大胆にさせ、自分自身が、どんな挑戦に対しても一歩を踏み出すのがまったく怖くないと思う。何に対しても身構えする必要がまったくない。自分のやりたいこと、自分の成長させたいことに対して、飾りたてることなく、素の自分を頑と前に押し出して突き進む。そのことが、すなわち自らキャリアを積み重ねていく努力と勇気を持っていることの現れであり、人生を切り開く上できわめて重要なことであると、TNCでの研修を通じて初めて自覚したのである。
最後に、私はTNCで働いている日本人を見て思ったことは、積極的な行動がさらに行動力をつけ、キャリアを積み、たくさんの人たちとの出会いを通じて、ビジネスチャンスがさらに広がっていくということである。いままでの人生を振り返って思うことは、厳しい状態に追い込まれても、挑戦を続けていけるような気持ちを持てたのは、多くの人たちの支えであり、そこで認めてもらえた自信は、いまでもなんらかの形で自分を再度突き動かしている、ということである。だから、私はこれから知り合う多くの方々、また、私の周りにいるいままでお世話になった方々に対して、これからさらに親交を深めていきたいと思う。このような考えにたどりついたのは、インターンシップ研修中に、人が人生を生きていく上で、一人でなにかをすることよりも、大勢の人たちと協力して成し遂げる機会のほうが、ずっと多いし、また大切であり、人間同士の信頼関係がなにより重要であるということを、改めて実感したからだろう。 (完)

 


村上陽介=中国TNC研修報告2  投稿者:  投稿日:1220()00209

 

 

 

3 頼もしく光り輝く日本企業 〜「世界の工場」から見えたモノ〜

3-1
 TNCは誰の寺子屋なのか 〜経営理念から考える〜
TNCの経営理念は3つある。
@
進出企業の工場運営をサポートすることにより、企業の国際化、活性化及び技術力の維持発展に貢献する。
A
技術移転、雇用の創出並びに地域製品や生産物等の購入のより、中国経済発展及び社会資本の充実にも貢献する。
B
適正利潤を確保することを旨とし、株主、従業員、地域社会に対して、適正な利潤還元を図る。
TNCは日本企業にとっても、日本人中国人にとっても「寺子屋」である。つまり、日本の中小企業のスムーズな中国進出をサポートし、それに必要な安定したインフラストラクチャーを提供している。また、ここで働いている日本人中国人の技術や生活水準の向上に貢献し、中国全土の技術水準を高度で上質なものにするため日々努力している企業である。

3-2
 「広東式委託加工」の秘密=「転廠」制度
中国の広東省では、世界の常識、日本人の感覚では想像もつかないような特殊な委託加工システム(転廠)で取引をしており、また実際の通関手続きは非常に複雑で、転廠をするための条件も厳しいものがあるため、TNCとの間にしっかりとした意志の疎通が必要不可欠である。この仕組みを中国国内のほかの地域で真似することは事実上不可能である。広東式委託加工システムには法的根拠は一切なく、中央政府の志向を無視できてしまう広東省のみで事実上行うことが可能である。また、中国では非常に厳しい戸籍管理を行っており、基本的に農民は自由に移動ができないが、広東省のように農村から無限大の出稼ぎ工員を調達することが比較的楽であることも、転廠で取引を可能にする要因の一つである。
この転廠システムを最大限活用しているTNCは、各テナント企業の転廠手続きを一括して代行しており、TNCの手続きノウハウに不安はないし、通関手続きの代行こそがTNCの最大のメリットであるといっても過言ではない。つまり、TNCの持つ通関ノウハウは、各テナントに信頼感を与えており、また非常に重要であることがわかる。
また、TNCテナント企業の1社でもある、(株)ヒサダの久田泰社長を例に挙げると、TNCの石井次郎社長と関係が非常強く、TNCに進出したことによって、様々な人たちからの力強いバックアップ(経営ノウハウメディア顧客の紹介など)を得られたことが成功に結びついている。久田泰社長と話をしていると、TNCや石井次郎社長への感謝の気持ちが非常に伝わり、私はこれこそ本来TNCが目指す形ではないかと思い、久田香港有限公司に焦点を当て研修した。つまり、私が言いたいのは、TNCとテナント企業の間にしっかりとした信頼関係が形成されていれば、ビジネスをするうえで必ずメリットが多くなるということだ。

<転廠とは. . .
「転廠」制度とは、加工貿易形式で輸出入を行う生産企業(外資系を含む)間の国内取引に対する特別の関税免除制度をいう。「転廠」制度は、税関総署(中央税関)の規定に基づくものであるが、実態としては広東省でのみ行われている。
加工貿易形式による輸出入は、原材料部品の有償輸入(進料加工)と無償輸入(来料加工)2つの方法があり、いずれも対外貿易部門の認可を必要とする。製品は原則として全量輸出が義務付けられ、輸出入の原材料部品は免税扱いとなる。下図のように、(c)〜 D 〜(c)の取引が最も単純な形態。しかし、現実には単純な加工貿易取引は少なく、省内の一次加工メーカーからも原材料部品を仕入れる例が多い。上図のA( A')BCの取引は本来、国内取引であり、免税の対象とはならないが、定められた手続きを行うことにより、免税扱いとなる。


(出所)日中投資促進機構HP http://www.jcipo.org/shiryou/gdkakous.html#2より引用

3-3
 「日本を向いて事をするな」 〜社長が駐在しているところが本社だ〜
私は、このインターンシップ研修の中で、様々な日本の中小企業の中国進出、現地化を見てきた。
1990年代の中頃まで、日本の中小企業は、中国に「安い豊富な労働力」を求めて輸出生産拠点の形成のため進出してきた。しかし、21世紀に入ってからは、中国国内のマーケットを視野に入れて、中国にやってくる日系中小企業も多くなってきている。
中国進出といっても様々なケースがあり、日本の中小企業の場合、経営者は日本に在住して、従業員が中国に駐在するというケースがほとんどである。現在の中国経済は、活動のスピードが非常に早い。つまり、このような国に進出し現地化を進めるためには、迅速な判断が必要とされる。日本の中小企業の場合、経営者と従業員の間には意思決定の能力に大きな差があり、そのため現地に経営者が不在の場合、判断スピードが遅く、致命的な問題に遭遇する可能性が非常に高いのである。これはTNC関係者が言っていたが、中国進出する際に台湾や韓国と日本の中小企業の大きな違いは、台湾、韓国の中小企業経営者は家族帯同で中国に駐在しているケースが多いことである。
日本の中小企業が、中国進出した最大の理由は、受注先の大企業が中国進出したからだ。TNCのテナントを視察した際のことだが、私は、ある工場長が「自分達の企業には、自分達にしかない技術を持って製品を製造している」と言ったほんの矢先に、「自分達の受注先の大企業が中国に来たから、我が社も中国進出した」と言ったことを今でも鮮明に頭の中に残っている。日本の支店経済構造においては、大企業より中小企業のほうが、経済変化のしわ寄せ的な影響を受けやすく、常に「現実」を冷静に見つめ、迅速かつ柔軟に対応し、実践する必要があると思った。つまり、経済が急激に変化していく中国においては、経営者自らが、中国に駐在する必要性が非常に高いのである。
ここで、久田香港有限公司を例に挙げる。この会社の日本名は、(株)ヒサダで1928年に名古屋で創業以来、金属プレス加工を手がけ、現在では中小プレス加工業として頑張っている。久田泰社長は、2002年TNCに進出する際、特に仕事(受注先)の見当もないまま、60トンプレス1台で飛び込んできた。つまり、「日本でやっていては良くはならない」、「中国に進出すれば絶対に大きなチャンスがある」と考え、日本の仕事を捨て、何もないゼロの状態で中国進出をスタートさせたのである。
ここで注目したいことは、リスクを負いながらも積極的に中国進出したことにより、新たな顧客もつき、失った受注先を取り戻せ、瞬く間に自社の製造キャパシティーを超える仕事を受注できたこと。そして、中国進出は、大企業だけではなく、中小企業にもビジネスチャンスが増える。また、これに関して経営者が駐在していることが大きく影響していることだ。
久田泰社長のヒヤリングで最も印象的だったのは、「社長の駐在しているところが本社だ」という言葉。私は、この言葉を聞いた時、この人(久田泰社長)は、中国進出に対して本気で取り組んでいると強く感じた。また、現地化についても、「中国は、自社の最大の生産拠点であり、満ちあふれたチャンスがある」と言っており、社長自ら主体性を持ち一生懸命押し進めていた。
また、家族帯同で中国に駐在し生活していることもあり、社長自身がとても生き生きしていた。
久田泰社長を一言で表すと、「元気な人」である。私たちの研修期間中、仕事が特に忙しく社長とあまりお話をする機会がなかったが、私は、久田泰社長の背中をしっかりと目に焼き付けてきた。久田泰社長の元気な背中からは、「自信」「志」と「本気」「充実」を感じ、そして、「情熱」「感謝」と「責任」「厳しさ」も感じた。また、社長は、よく工場の現場を見ており、率先して工員たちとコミュニケーションをとり、仕事を手伝っていた。従業員に対して上から物を言うような偉そうな態度はなく、同じ目線で気持を言葉に表し、社内会議では、従業員に対して「言いたいこと」を言わせ、考えを押しつけることは絶対にしていなかった。また、中国人に対しては、「中国人の従業員は、教育すればすぐに覚え、仕事をきちんとしてくれる。日本で若い人を教えるより、こちらで教えるほうが気持ちいい」と言っており、中国との共存共栄をとても強く感じた。

3-4
 「世界の工場」の礎=「日本人にはできない中国人労働力の質」
 1970年代末以来、中国経済は改革開放の道を歩み、その結果、リカードのいう比較優位性を発揮し、「豊富な労働力=安い人件費」に沿って国際分業に組み込まれてきた。しかし、私は工場長や社長のヒヤリングをしていくたびに、「人件費が安いから」という理由だけで、日系企業が中国深圳に進出してきたわけではないことに気づいた。もちろん、豊富な労働力は非常に強みだが、その労働力の質に、魅力や強みを感じている企業のほうが多かった。
久田香港有限公司でライン実習をしていた時、久田泰社長が私に、じっと立ち作業をしているラインを示して、「あの子たち(中国人女子工員)の目は輝いている」といった。さらに続けて、「あの子たちは、1日中、食事とトイレ以外の時間はあのままの姿勢で作業を続けている。今の日本の若者じゃ10分も持たない。彼女たちはみな内陸からの出稼ぎで、親にも仕送りしている。これほどまでの集中力と忍耐力を持った労働力は、世界に広東省だけだ」と言い放った。私は前から、中国の中でもこの広東省の出稼ぎ女性たちは、特によく働くと聞いたことがあるが、中国に進出した日系企業が、人件費の安さから労働力の質に関心の焦点がシフトしていたことに、「世界の工場」の礎の頑丈さを実感した。ここ深圳においては、「人件費が安いから」ではなくて、「日本人には、できないから」という中国人労働力の質が、肝心の要点になっていた。
労働力の質という部分で、私がさらに驚いたことは、工場内は非常に清潔で整理整頓されており、5S(整理整頓清潔清掃習慣化=しつけ)を中国人工員がきちんと守っていたことだ。私は、以前中国に留学していたので、中国の公衆衛生の悪さは十分理解していた。しかし、工場内は、使いたい物品がすぐに出せる状態にあり、清潔に保たれていて、組織としてこれらの活動が定着していることを実感した。私は、無意識のうちに、埋め込まれた中国に対するイメージ、先入観、複雑な心境を見直す必要があると強く思った。
また、このインターンシップ研修で、私はテクノアカデミー日本語教室の見学、手伝いをさせてもらえる機会を得た。中国人工員達は、1日中働いて疲れ切っている状態でも、自分の給料から学費を払い、日本語を一生懸命勉強していた。見学の日、私が教室に入るなり、中国人工員達は、「日本人が来たわよ、あなた日本語でしゃべりかけなさいよ」とお互いを感化し合っていた。私が参加した中級クラスの工員達は、まだわずか1年ぐらいしか勉強していないにもかかわらず、大変すばらしい日本語能力を持っていた。授業中の中国人工員の態度は、充実した楽しそうな表情で、非常に真剣であり、またとても礼儀があり、先生を尊敬の眼差しで見ていた。さらに、私に対しても積極的に日本語で質問してくるなど、非常に大きなパワーとポテンシャルの高さを感じることができた。

 


村上陽介=中国TNC研修報告1  投稿者:  投稿日:1220()001820

 

 

 

村上陽介君の研修報告は大変よく出ているので、今度、僕の担当している講義で昼夜1回ずつ話をしてもらうことになっている。参考までに先にここに貼っておく。

中国深圳テクノセンターでのインターンシップ研修報告
〜世界の工場見聞録:「自分からやれ!見ろ!感じろ!」〜

愛知大学経済学部経済学科 村上陽介

<推薦の言葉>
 村上陽介君はいま私のゼミで勉強している学生である。2005年夏、中国深圳テクノセンター(TNC)でインターンシップ研修をしたいとの相談を受けて、その依頼で推薦状を書いた。推薦状を書くにあたって、ひとつの条件をつけておいた。つまり、研修先TNCが要求される研修レポートとは別に、自分の実体験と率直な感想を研修報告にまとめてもらい、後輩たちを励むためにも、「形にして」残しておくということだ。彼は見事にその期待に応えてくれたと思う。
中国深圳テクノセンターでのインターンシップ研修は、かつてNHKの人気番組「クローズアップ現代」にも特集の形で取り上げられた有名なプログラムである。愛知大学関係者では、2003年に経済学部の近藤誠君(いまは卒業生で中国関連のビジネスに従事している)を推薦し、研修を受けてもらったことがあり、村上君は2人目になる。ところが、関東では一橋大学、関西では関西大学からの積極的な参加に比べて、日本の「製造業のメッカ」とよばれる東海地方からの参加は、まだ不十分といわざるをえない。
村上レポートの最後に書かれたように、「自分が成長できる『場』に身を投じることが大切であり」、実際、世界の工場の現場で体験を積むことが、学生の将来の人生設計にとっては、大学での一般教育に勝るとも劣らないぐらい重要な教育である。若者たちに日本で通用していた価値観がすべてではないことを悟らせ、多元的なものの見方を身につけてもらうには、海外でのインターンシップは重要な教育手段なのである。今後、そうした「やる気」のある学生たちを、一層組織的なバックアップを強化していくことが望まれることである。村上君の体験はなんらかの形で参考になり、関心をもつ人たちの「共同知」として共有されれば幸いである。

愛知大学経済学部教授 李 春利



はじめに
2005
年夏、私は中国深圳テクノセンター(TNC)にてインターンシップ研修に参加でき、大変光栄に思っている。研修中、大変お世話になった石井次郎TNC社長を始め、神谷誠一氏、川副哲氏、立石瀧雄氏、久田泰氏、西村三砂氏、またテクノセンターに関わるすべての方々に対して、厚く御礼申し上げる。
私は中国深圳で経験したことが、これから更に自分自身を飛躍させる価値のあるものだと確信している。

1 新たな自分探しに
私は今現在、大学生として勉学に励んでいるが、学校の枠組みに閉じ困りすぎると、どうしても企業の実情、実社会というものを理解することは難しく、就職をする際に必要となる情報が少なすぎるのではないかと以前から感じていた。それゆえ、実際に企業に入り、実社会では何が起きており、自分に何が必要なのか、しっかりと理解したかったのである。また、大学では、「製造工程における日中間の分業」をテーマに経済学を勉強しており、日系企業の中国進出、生産拠点のグローバル化に伴う現地化の問題について大変興味がある。
2003年9月より1年間、私は中国南開大学に留学していたこともあり、将来ビジネスで中国と関わっていきたいし、将来自分のキャリアに中国とのビジネスが大きな影響を与えると確信している。私は、このインターンシップ研修を通じて、自分の見聞を更に広め、より充実した見解を持ちたいと思い参加を決意した。

2 中身の濃い体験型インターンシップ
2-1
 Wonderful intercultural internship TNC
私が参加した日程(2005年8月18日〜9月1日)には、日本から16名、中国から2名、また今回初めて香港から4名の大学生が参加した。このようなメンバー編成はTNCにとって初めての経験であった。このインターンシップ研修は海外で行っているため、普段日本で生活する上では得ることのできない様々なものを見る機会、聞く機会、感じる機会を得ることができ、大変有意義なものである。私が参加した日程は、幸いにも日本中国香港と3つの地域から学生が参加し、言葉や文化、風習などが異なる関係でお互いの価値観に触れ合い、情報、知識の交換などを通じて、お互いを理解し合ったり、協力し合ったりすることができた。また、その過程において、とても多くの困難に遭遇したが、結果的にコミュニケーションを深めることができた。お互いの文化や風習の違いを肌で感じ、視野を広げることができたため、自分自身を再度見直すいい機会でもあった。
勿論、TNCは一つの利益を追求した企業であり、実社会で働いている方々と、実際に会社の中で研修できるため、必ず良い影響を受ける。また、実社会の現実に触れ、今現在世界で起きている社会問題、例えば、生産拠点のグローバル化に伴う現地化の問題などに対して、当事者意識を高めることもできる。そして、インターンシップ研修を通じて得たものを、将来のキャリアのための準備として蓄え、自己を更に飛躍させることができるのだ。
ここでインターンシップ研修のプログラムについて説明すると、特に決められたプログラムはない。プログラムは、各自興味のある研修内容をもとに各自で組み立てる。研修1日目に2週間の行動計画表を作成し、テクノセンター事務局に提出する。その後の研修期間は、各人の行動計画表に基づき各自で行動する。勿論、テナントの工場視察や、工場長、社長ヒヤリング等のアポイントメントも各自で行う。

<私のインターンシップ研修プログラム>
@
 テクノセンター管理職社員ヒヤリング
A
 テナント工場、会社見学
B
 テナント工場長、社長ヒヤリング
C
 工場ライン実習
D
 テクノアカデミー日本語教室見学、手伝い

2-2
 中国人工員たちと一つ屋根の下で
研修中の現地での生活について、まず宿泊は、シャワー、洗面所、トイレ共同使用の中国人工員宿舎をTNCに用意してもらった。私たちは、1部屋に2段ベッドが8台ある16名が入寮人数の部屋に、工員と同部屋で宿泊した。部屋は、鉄筋コンクリートの壁と床で、大きさは約9畳程度、比較的高い天井には、大きな扇風機が2台備え付けてあった。窓は、部屋の奥に1つしかないため、日当たりが非常に悪い。竹竿が部屋に張り巡らされており、タオルやTシャツなどが干してあった。ベッドは、クッションやマットはなく、裸のベニヤ板に茣蓙(ござ)を敷いただけで、その上にタオルケットをかけて就寝していた。夜通し、窓も扉も開けっ放しの部屋の中に入ってくる蚊を防ぐため、蚊帳で寝床をおおっているベッドが多く見られた。各工員にとって各自1台のベッドの上は、プライベートスペースであり、生活用品、貴重品などすべてを管理していた。また、彼女の写真やスター芸能人のポスターなどを、枕元に飾っているベッドも多く見られ、ベッドの上は、まるで一つ部屋のようだった。
シャワーは水のみであり、お湯は毎日各階に設置してある給湯器でバケツに汲み、シャワー室まで運び、バケツのお湯とシャワーから出る水で体を洗うことができる。しかし、基本的に気温が高いため、工員たちは水のみで、石けんやシャンプーを使用し体を洗っていた。また、シャワー室は、コンクリート剥き出しの壁で、日当たりが悪く薄暗い。ベニヤ板の壁で個室に分けられており、シャワーの蛇口は、ただのホースといった感じだった。
トイレは、男子便所に関していえば、和式というかただ穴が開いてあるだけの水洗便所であった。これも同様にベニヤ板の壁で個室に仕切られていた。
洗濯については、洗面所でバケツと洗剤を使い、手洗い洗濯をしていた。私たちの参加した日程は、雨降りが多く、洗濯物を部屋の至るところに吊るして干していた。しかし、通常の作業服や普段着などの洗濯物は、外の廊下に隙間がないほど干している。
ここで、一つ言いたいことは、中国人工員の共同スペース(シャワートイレ洗面所)の使用の様子は、非常にモラルが欠如しており、大変不衛生であること。TNC社員の説明によると、中国人工員は農村からTNCに出稼ぎに来ており、トイレ、洗面所、シャワーのきちんとした使用方法がわからないらしい。このように、中国人工員の生活環境は、一度生活してみればわかるが、私たちと一緒にインターンシップ研修をしている中国人も認めるくらい決して良くはない。しかし、私の目の前にあった光景には、「中国は、絶対に発展する、良くなる」と信じて働いている工員の姿、さまざまな将来の夢を持っている工員の姿、日本語を一生懸命勉強している工員の姿、毎日一生懸命働き親に仕送りをしている姿があった。私が少し戸惑うくらい彼女たちの目は輝いており、いつも元気一杯だった。
正直な話、私にとってこの生活水準は、衛生面以外それほど驚きもなかったし、生きていくうえでさほど問題ないと思った。私はこの時、自分の固着観念が、自分の生まれて育った日本の普通に捕らわれず、少し多様な社会に順応できるようになってきたのかなと実感した。しかし、このような環境の中で働いている中国人工員の目に輝き、自分の将来に対する希望や期待には、大変戸惑ったし、ものすごく大きな衝撃を受けた。また、工員の逞しい姿、何事に対してもハングリーな姿勢は、もちろん自分自身見習わければならないが、少し切なさを感じたのも事実である。

2-3
 ミーティングというコミュニケーションの場
私たち学生にとってミーティングは、このインターンシップ研修を通じて、大変重要で非常に有意義なものだった。私たち学生は、事前にE-mailBBSなどを活用し、連絡を取り合っていたが、研修初日に深圳で初めて顔を合わすため、お互いほとんど何も知らないに等しい。また、限られたとても短い期間で行うインターンシップ研修の内容をより充実したものにするためには、学生同士のしっかりとした相互理解が必要不可欠である。ですから、私たちは、いつでも時間があれば積極的にミーティングの時間を設けた。
ミーティングの内容について、始めたばかりのころは、インターンシップ研修に参加した経緯や動機、日本では、どういったことを勉強しているのかなど、自己紹介を交えた雑談の様相だった。しかし、本格的にインターンシップ研修が始まると、各自が研修を通じて得た情報や見聞、見解などをほかの学生と共有し、それに対して議論した。私は、このミーティングを通じて、同世代の大学生が、今現在世界中で起きている経済活動に対して当事者意識が非常に高いことに大変に感銘を受けた。また、私自身も社会構成員の一人であることを自覚し、世界中で起きている問題に対して、まるで自分の身の回りで起きているかのような姿勢で、向き合っていこうという考え方に変わった。
しかし、私たちは、この海外におけるインターンシップ研修を通じて、もっと基本的で重要なことを忘れていた。TNCは日本人、中国人、香港人が、一緒に働いている場所である。そして、私たちの研修グループも日本人学生と中国人学生、香港人学生が協力する場である。私たち特に日本人学生は、ミーティングをしている最中、言葉の障壁や、国際交流の場であるということを考慮せずに議論を進めてしまった。その結果、日本人グループと外国人グループという構図に分離してしまい、コミュニケーション不足の原因になってしまった。食事やミーティング、自由時間など様々な場面において外国人グループを孤立させてしまった。これについては様々な原因があるが、私たち全員の思いやりや積極性が不足していたことはもちろん、価値観や、文化背景の違いから発生してしまった誤解や、お互いを尊重し合う姿勢の足りなさがもたらした結果だった。
私たちは今、グローバリゼーション、国際社会の中で生きている。つまり、私たちは、自分の国だけにとどまっている必要はないし、ビジネスの機会を広げ、視野を広げることが必要なのだ。このインターンシップ研修は、将来のキャリアのための準備であるし、私たちは、目の前で起きている問題としっかり向き合うことにした。そして、解決策としては、ミーティングの場を最大限活用し、コミュニケーションを積極的に取り、他人の立場に身をおいて考えるなど基本的なところの見直しが必要だと思った。また、コミュニケーションをうまくとるためには、通訳を徹底し、それに対してのアフターフォローをしっかりする、また、視覚資料を活用し、話しやすい雰囲気づくりなどをしなければならないと思った。つまり、根本的なスタートは、言語の違いを問題しないことが必要であるのだ。
私たちは、この問題をクリアしてから雰囲気が明るくなったし、何事に対しても積極的になった。また、毎晩夜遅くまで、工員宿舎の前に椅子を並べ茣蓙(ござ)を敷き、インターンシップ研修についてはもちろん、経済政治、歴史問題など様々な話題について意見の交換をしたり、時には、青島ビールを飲んで、トランプや日本のゲームで遊んだり、本当に積極的なコミュニケーションをとることができた。
こうして考えていくと、私たち学生にとってミーティングは、他大学、多国籍の学生と交流、意見の交換ができ、また様々な価値観に触れ合える絶好の機会であった。そして、このミーティングを通じて、自分自身の物事に対する捉え方を考え直し、これから先の人生についてより視野の広い考え方ができるようになったと思う。

 


ゼミ2次募集合格者  投稿者:  投稿日:1220()00144

 

 

 

04e2161 大渓光治
04e2182
 柳原彰臣
04e2278
田中健

以上、3名です。

 


桜井さんへ  投稿者:  投稿日:1219()215944

 

 

 

投稿、ありがとう!

ちょうど明日、天野君がゼミで来るので、偶然だね。2期生同士が。
明日は最後のゼミということで、天野先輩による就職セミナー、
それからボーリング大会と打ち上げだ。

桜井さんの投稿のおかげで、北陸の雪が58年ぶりに名古屋に来たね。
23cmでもうこんなに大騒ぎです。

2
期生やOB/OGたち、集まっているね。
これからなにかあったらぜひ声をかけてください。

また、ゼミ論集編集のシーズンになりました。
編集長たちとがんばってます。
そう、そちらの会合の写真を送ってくれたら(ぼくの大学メールは変わっていない)、
風鈴会之頁にたくさん載せるよ。
まだ間に合います。これから昨年の授賞式の写真を整理するところです。

では、またたまには投稿してください。歓迎!

 


お久しぶりです〜  投稿者:桜井  投稿日:1218()023233

 

 

 

こんにちわ、お久しぶりです。李ゼミ2期生の桜井です。
先程久々に書き込みしたのですが・・・エラーがでて反映されず泣きながら再書き込み中だったりしています(笑)
今年の秋から転勤で大阪で働き、毎月金沢と大阪を行ったり来たりしている状態です。

皆さん就職活動真っ只中のようですね。
私も最近自分の部署の採用の面接を行ったりしますが、やはり面接という短い時間の中で
決定するのはむずかしいことですね。私はほぼ中途採用しか関わりませんがそれが新卒ならより採用する方される方も大変だろうなと思います。この世の中で会社は数え切れないほどあると思いますが「この会社に入ってよかったな」と思える会社にめぐりあえるように祈ってます。

9月くらいに市川さん中村さん馬場さんや他の先輩や後輩とお会いしてきましたが皆さん元気そうでした。

ちなみに今日石川から大阪に戻ってきたのですが今北陸に大寒波がやってきていて12月にしてはありえないくらいに雪が降っていました。降るわ降るわ・・で気づいたら今日の午前中には屋根から落ちる雪も手伝って2階の屋根へ登れるくらいになってました。小さい頃はよく降ったのですが数年ぶりに雪かきなんかもやる羽目になりました。

それでは寒い中ですが皆さん風邪などひかないようにお気をつけて。

 


(無題)  投稿者:石川  投稿日:1216()104926

 

 

 

先日面接した3人の名前が知りたいんですが、誰か知りませんか?

 


20日について  投稿者:村上  投稿日:1215()15572

 

 

 

 すいませんが、僕のデジカメは今壊れていて、修理に出しています。
もし、誰かデジカメを持っている人がいたら、貸して下さい。

 


お知らせ  投稿者:  投稿日:1214()225623

 

 

 

Good 情報です。

情報メディアセンターで学生相談員を募集中。枠は10名。110に締め切り。バイト料もいいし、PCのテクニックもいろいろ教えてくれるので、かなりお勧めです。ITの腕アップを考えている人にぜひチャレンジしてみてください。

2
年生のゼミ生たちに伝えてほしいですね。ゼミ長、このメールをかれらに転送してみてください。20日の懇親会のときに再度アナウンスしましょう。村上君、覚えといてください。

 


天野さんからのメールと20日のセミナー懇親会  投稿者:  投稿日:1214()223147

 

 

 

ダブル加藤へ:

天野君から返事が来ました。

Mail
ありがとう御座います。

 当日の予定としては、

@
就職活動全体について
  一般的な事は就職課のセミナー等で聞いていると
  思われますので、少し違った方向から

A
頂いた質問に対する答え

B
弊社の紹介

C
質疑応答

 大体こんな流れにしたいと思います。
3年生対象という事で、大きな要点と
ポイントだけを突きたいと思います。

 宜しくお願いいたします。

+++++++++++++++++++++++++++++++
+ ALSOK
 綜合警備保障株式会社 +
+
人事部 採用室 東海採用C   +
+
天野 健太郎 Kentaro Amano +

お二人にお願いですが、今年せっかくの就職セミナーなので、簡単なまとめを論集に載せたいですね。みなさんの質問と天野さんのアドバイスを簡単にまとめてもらえるとありがたいです。加藤喬はすでにゼミ年表をまとめてくれたので、今度は加藤幹を中心にしてまとめてもらえると助かります。

20
日の活動は石川ゼミ長が中心になっていますが、河本君がサポートしてもらえますか。写真をたくさん撮ってほしいのですが、みのわと村上くんは写真担当でいいですね。それぞれカメラをもってきて。

 


みのわ編集長へ  投稿者:  投稿日:1214()221843

 

 

 

今日、さっそく情報メディアセンターに行ってきた。昨日、ゼミで相談した件について、センターの三浦さんに相談した。その返事がさっそく来ています。

李春利先生

三浦@愛大豊橋情報メディアセンターです。
いつもお世話になっております。

先程ご相談いただきました論集印刷の件ですが、先生のお名前で教室を
確保していただいて印刷機を占有使用することができます。教室の確保
についてはセンターにご連絡下さい。

また、印刷枚数の件につきましては以下のどちらかでご対応をお願い致
します。
  1.
ゼミ生の方々で各自の上限枚数以内(一括大量追加も可)で分担して印刷
  2.
一時利用アカウントで印刷し、のちほど先生の印刷枚数に加算
なお、ゼミ単位で印刷枚数を確保するサービスは、他の利用者と公平で
はなくなるため、行っておりません。悪しからずご了承下さい。

以上ご回答いたします。宜しくお願い致します。

*************************
   知を愛する者が、集う。 愛知大学 
    
   創立60年(2006年)
--------------------------------------------------
 愛知大学 豊橋情報メディアセンター  三浦 文博
    
441-8522 愛知県豊橋市町畑町1-1
     Tel (0532)47-4124
   Fax (0532)47-4125

僕の考えでは、ゼミ生で使う予定がない分を一回集めておいて、それが足りない場合は、ぼくの分を使ってください。李ゼミ代表として、一度センターに行って三浦さんに会って直接進めてください。技術的な相談、バックアップも大丈夫だと思います。

 


石川君へ  投稿者:  投稿日:1214()22122

 

 

 

今回のゼミ論集の編集にあたり、お父さんに大変お世話になります。編集長含め、石川君自身も設備などを自由に使わせてもらっているそうで、本当に感謝しております。そうした親心をばねに、ぜひいい論集を作りましょう。それを就職活動にフルに活用しましょう。ゼミ一同を代表して、お父さんに深く御礼申し上げます。くれぐれも宜しくおえください。

 


就職セミナー 天野さんへの質問  投稿者:加藤幹正  投稿日:1214()003236

 

 

 

初めまして、経済学部の加藤よしまさです。天野さんにいくつか質問させてください。

1、いろいろな合同説明会に参加しているうちに前に一度参加したことのある企業がでてくるようになりました、熱意を伝えるという点で同じ企業のブースを訪問すべきでしょうか?

2、就職活動において自己分析が重要であることを就職セミナーや先輩から耳にたこができるほど聞かされてきました。天野さんが就職活動中にしていた具体的な自己分析方法を教えてもらいたいです。

3、内定を得るためには「いっしょに働きたい」がキーワードだと思っています。人事の人に「この学生と働きたい!」と思わせる秘訣のようなものがあったら教えてください。

4、僕は、自分と企業風土の相性が大切だと思っています。企業のブースの説明会だけで、ホントにその会社の風土が自分とあっているのかわかりません。企業の具体的なイメージをわかせるためにできることを教えてください。

せっかくの機会なので普通は聞きにくい質問をさせてください。宜しくお願いします。
5、面接でなにを基準で学生を落としていきますか?

6、最終面接で同じくらい採用したい人がいるとします、最終的な当落の基準はどのようなものでしょうか?

以上です。宜しくお願いします。

 


ありがとうございます!  投稿者:大野  投稿日:1213()143525

 

 

 

先生、編集長さん、ゼミのみんな、久々です!
北京は、驚きの寒さです。。未名胡は、凍って、スケートができるくらいです。

僕の論文の完成まで、助けていただいてありがとうございます!
編集も、長い文で大変だったと思います。あわせて、感謝です!

この前の日曜日に、早稲田の友達に誘われて、北京大学内でのトヨタの講演を聴きに行きました。
この講義は、早稲田と北京大学の学生のために開講している講義で、東京海上日動の寄付講座のようです。
特別に出席させてもらいました。

トヨタの「渡辺浩之先生」が来られるなど、すごいメンバーでした。
トヨタのハイブリット技術を作られた(日本における)方だと思うんですけど、興味深く、話を聞いていました!
知らない見方も、もちろん存在して、奥の深さを感じることができました。

最近寒いので、少々風邪気味ですが、なんとか頑張りたいと思います。

 


石丸君とみのわくんへ  投稿者:  投稿日:1212()163322

 

 

 

石丸君、
cc
:みのわ君

明日のゼミで貸していた過去論集3号分(456号)のCDRを使うので、明日持ってきてもらえますか。明日は最終の編集会議なので、これを逃すと、論集7号の編集に支障を来たしますので、みのわ君に渡すのか、ゼミ室に来るか、必ず持ってきてください。編集長もあせっています。よろしく。

李春利

みのわくん、電話で連絡してください。

 


就職セミナー 天野さんへの質問  投稿者:はらだ  投稿日:1211()001323

 

 

 

@天野さんが就職活動を行う際に気をつけていたこと、重点を置いていたことを実体験に沿って教えてもらいたいです。
A
面接の合否を決めるポイントとして第一印象が大切だということをよく聞きますが、どんなところにチェックポイント置いていますか。

 


天野さんへの質問  投稿者:みのわ  投稿日:1210()190644

 

 

 

僕は学校の勉強は卒業できる程度しかしていませんが、部活とゼミの編集だけは胸を張ってやったといい切れます!こんな人を面接した場合どう思いますか?     僕はあまり業界研究したくありますん。だから会社のホームページみて採用したい人間像とかが書いてあって自分にあっていればその会社にいきたい!自分の必要としているとこで働きたいからです!もちろんどの業界でもいいという意味ではありませんが。

 


個人情報  投稿者:  投稿日:1210()15487

 

 

 

ただいま北京から帰ってきた。

論集のアンケートですが、昔と違って「個人情報保護法」ができたので、生年月日、血液型などの公開はまずいと思います。論集はゼミだけで読まれるわけじゃないから。念のため。

 


天野さんへの質問  投稿者:かわもと  投稿日:1210()140220

 

 

 

1、就活をするにあたって面接がありますがそこで嘘をつくとやっぱり面接官には分かるものなのですか?根本が本当なら多少話を大きくする程度ならいいのですか?
2
、よく先輩などは勉強はどうせ入ってからやるから必要ないと言いますが実際はどうなのですか?S

 


就職セミナーでの質問です  投稿者:加藤喬  投稿日:1210()11159

 

 

 

遅くなって申し訳ないです。
1)企業から内定をもらうまでにどんな企業でも数回面接があると思います。面接で人事部の方など面接官の方は応募者のどのようなところを見ているのですか?採用者と不採用者の違いはどんなところですか?
2)面接を乗り越えていくためにはどのような点に気をつけていかなければならないのかを教えてほしいです。

 


論集で  投稿者:ようけいさん、村上さんへ  投稿日:12 8()13457

 

 

 

論集でメンバー紹介の欄があって、生年月日血液型、所属サークル、好きな芸能人(男女一人ずつ)、自分が動物なら何?、趣味、こんな社会人になりたい!、李ゼミに一言!をそれぞれ記入してメールに送信お願いします!本日夕刻までに送ってくれれれば幸いです!

 


森田さんへ  投稿者:楊敬  投稿日:12 7()114821

 

 

 

私もいま修論の件で困っています。「量的緩和政策の考察」という題名で、ご意見お聞かせください:)

 


楊敬さんへ  投稿者:森田です。  投稿日:12 6()23387

 

 

 

ありがとうございます。
そういうことなんですね。
勉強になりました。

頑張ってくださいね。
小生も、修論に追われています。

ちなみに、小生は、
「円ドル相場が東アジア諸国の貿易収支に与える影響」
との題名で、修論を書いています。

また、よかったらアドバイスくださいね。

 


森田さんへ  投稿者:楊敬  投稿日:12 6()210113

 

 

 

ご意見ありがとうございます。実質輸出は物価の影響を除去する輸出ことを指す。
「総輸出や総輸入が総生産よりも急速に成長した点」は輸出入額の増加率はGDPの増加率を上回ることを意味する。わかりにくい言葉ばかりで、すいませんでした。

 


就職セミナー(質問)  投稿者:村上  投稿日:12 5()231311

 

 

 

(1)ここ数年、日本の企業もキャリア採用だとか中途採用に力を入れる趨勢にあると思います。私は、新卒採用で新人研修などの制度がしっかりとしている企業に就職し、社会人としての礎をしっかり築きたいと思っています。ここで質問ですが、新人研修とは、具体的にどのようなことをしているのですか?また、新人研修と現場での仕事から得られるモノにはどのような違いがありますか?中途採用と新卒採用とでは入社後の流れは、どのような違いがありますか?

(2)私は、魅力的な良い上司に恵まれた企業に就職したいと思っております。なぜなら、やはり社会人1年目に経験したことは、その後の社会人生活にとても大きな影響を及ぼすと思うからです。ここで、私が質問したいことは、良い上司がいる企業を見つけ出すためにはどのような行動を取るべきですか?社会人から見て、良い上司とはどのような上司を指しますか?入社後に伸びている人物の人物像、価値観、周りの環境などはどのようなものですか?

 


(無題)  投稿者:石川  投稿日:12 5()001426

 

 

 

とりあえずこれは石川個人で考えたものです。いっそ、全員から質問をそれぞれBBSに貼ってもらったらどうですか??

 


就職セミナー  投稿者:石川  投稿日:12 5()001137

 

 

 

質問考えました。
@
今、そしてこれから私たち学生は何をするべきなのか?(就活するにあたって)
A
就職氷河期は終わったと言われているが、実際どうなのか?
B
採用する側として、採用される学生に求めるものは何か?
C
就職活動を勝ち抜いていく秘訣は何かあるか?
以上です。

 


遅くなりました。  投稿者:森田です。  投稿日:12 5()000235

 

 

 

下の文章なんだろう?
ビックリしました。

楊敬さん、遅くなりました。
すみません。

楊さんの報告を読ましていただきました。
よく調べられていて、非常に勉強になりました。
ありがとうございます。

2、3質問アドバイスがあるので、お伝えします。

「実質輸出」とはなんでしょう?

「総輸出や総輸入が総生産よりも急速に成長した点」
とありますが、これはどういう意味でしょう?
これによって、何を表現しているのですか?

円建て比率が低い要因のAでは、立脚点がアイマイです。
東アジアのA企業に立脚点をおくなら、輸出と輸入を変える必要があると思います。
確かめてみてください。

円建て比率が低い要因を、もっと簡潔に表現すると、
もっと読みやすいような気がします。

留学生なのに、日本語はホトンド完璧ですね。
でも、日本語の表現の間違いが少し見られました。
日本人の学生にお願いして、直してもらってください。

といった、感じです。

 


李ゼミ年表2005(T  投稿者:加藤喬  投稿日:12 4()234527

 

 

 

愛知大学経済学部李春利専門ゼミ 2005

Lee Seminar’s News
(2005)

2005/4/12
春学期、第1回ゼミ:
新ゼミ生(7期生)は一人ずつ自己紹介をして、チーム分け(三国志方式)を行う。
孫権家康チーム:石川高広、河本裕樹。
劉備秀吉チーム:美濃羽翼、原田大輔。
曹操信長チーム:大野裕平、加藤幹正、加藤喬介。

4/19
第2回ゼミ:
曹操信長チームが「ラーメン物語 『世界に羽ばたく日本の味』」について発表。
劉備秀吉チームが「アジアブランド「烏龍茶」 『日中交流のシンボル』」について発表。

4/26
第3回ゼミ:
孫権家康チームが「中国のエンターテイメント 『日中文化交流〜光と影〜』」について発表。
曹操信長チームが「中国のスポーツ 『スポーツから見る経済政治社会』」について発表。

4/30
新歓餃子パーティー改め、新歓BBQパーティー!!
石川ゼミ長をはじめとした買出し部隊が材料と酒を購入。昼過ぎから徐々に準備を始めて、夕方ごろから開始。OBの方々の仕事や就職活動の話や先生の中国の話など、色々話をしてOBとの交流を深めていきました。

5/10
第4回ゼミ:
劉備秀吉チームが「中国高速鉄道 『世紀の日独仏大合戦』」について発表。
孫権家康チームが「マイカー時代とそのプレーヤーたち 『市場展開の鍵』」について発表。

5/17
第5回ゼミ:
曹操信長チームが「対中直接投資と日中企業間の戦略的アライアンス」について発表。
劉備秀吉チームが「通貨切り上げの政治経済学『円と元の国際比較』」について発表。

5/24
第6回ゼミ:
曹操信長チームが「FTA戦略と日中経済競争 『東アジア共同体での盟主争い』」について発表。
孫権家康チームが「中国の国際貿易 『米中貿易摩擦と東アジア経済』」について発表。

5/31
第7回ゼミ:
劉備秀吉チームが「中国の環境問題と日中環境協力」について発表。
孫権家康チームが「SARSのアジア経済への影響 『問われるリスク管理』」について発表。

6/7
第8回ゼミ:
劉備秀吉チームが「SARS事件と胡錦涛体制の確立」について発表。
曹操信長チームが「台湾の総選挙 『風雲急を告げる台湾海峡』」について発表。

6/14
第9回〜13回:
論集第7号についての論集会議。ここから前期は毎週論集会議を行った。前期は主に自分の書きたいテーマについて調べたりした。ここで論文を書く上での重要なこと、Fish Bornと引用について徹底的に指導される。

8/20
ゼミ合宿−初日
11時に名古屋駅西側のビッグカメラ前に集合して、石川君美濃羽君石丸さんの三人の車で出発。昼過ぎに現地に集合した後、とりあえずは自由時間。海に泳ぎに行ったりとしているうちに、ご飯の時間になった。初日は海を見ながらBBQ
夕食後、花火で遊んだ後に勉強開始。発表者が少ないため、1日で勉強会が終わる。

8/21
ゼミ合宿−2日目
朝食後は自由時間。石川加藤幹加藤喬石丸さんの4人は近くの釣堀へ釣りに行く。ここで大量の魚を釣り上げ、ホテルの人に夕食用にさばいてもらう。夕食では釣ってきた魚が大量のため、食べきれないほどの量になってしまった。
夕食後も自由時間。この日の夜は、マージャン大会がとり行われた。

8/22
ゼミ合宿−3日目
部屋を掃除して、10時にチェックアウト。
帰りもそれぞれ分かれて帰り、無事にゼミ合宿が終了。

 


就活セミナーの質問準備  投稿者:  投稿日:12 3()001912

 

 

 

ゼミ生諸君:

20
日就活セミナーでの質問を準備するために、前にこのBBSに掲載した、
「森田正幸君の就職体験記1 抜粋」投稿者: 李 投稿日:11 9()23544

を読み直してください。石丸君はSeminar Diary11月分に保存してくれた。

ちなみに天野君と森田君はよく知っている間柄で、昔、僕と一緒に中国韓国の企業調査に行ったことがあります。

1
人2〜3問考えて(素直に)、ここに貼ってください。重複の質問はカウントしない。この機会を逃すと、これから諸君はいきなり本番で、聞ける人がいないと思う(これは脅かしではない)。僕は分からないから。

 


(無題)  投稿者:先生へ  投稿日:12 2()221828

 

 

 

うちの父より、学校としてではなく、あくまで学生が主体となっての一連の活動にとても胸を打たれたそうで、その活動に自分の子供が関わっているのであればなおさら力を貸したいのだそうです。ビジネスとしては度外視はしてないと言っていたので問題ないです。明日、編集長とそういった事も含めて話し合うつもりです。


石川くん  投稿者:  投稿日:12 2()221347

 

 

 

来週9日までに、20日予定の就活セミナーでのみなさんの質問事項を集めてください。まとめ、整理したうえで、ここに貼ってください。天野さんに早めに伝える必要があります。

 


石川くんへ  投稿者:  投稿日:12 2()220951

 

 

 

石川ゼミ長の努力とお父さんの好意、大変感謝しております。ゼミを代表して御礼を申し上げます。ビジネスを度外視するのもゼミとしては大変申し訳なく思いますので、それをまずうかがっておいて、また相談させていただきます。明日から国内出張がひとつ入るので、おそらく中国から帰った後になると思います。まず、お父さんに御礼を伝えてください。李

 


見積もり結果 2  投稿者:石川  投稿日:12 2()064313

 

 

 

昨日プリンテックから見積もりの返答がありました。126000円でした。父と交渉の結果、父の会社でもこの値段でやってくれるそうです。

 


石川くんへ  投稿者:  投稿日:12 1()211325

 

 

 

概算の結果、本当にありがとうございます。お父さんにもよろしく伝えてください。参考にさせてもらいます。

 


論集その2  投稿者:石川  投稿日:12 1()011220

 

 

 

納期についてですが、データ提出から3週間から一ヶ月で出来るそうです。条件として、CD-Rなどのメディアに完全なデータ(バラバラではなく、完全に1つのファイルにする)
での提出が必要になります。

 


論集の費用  投稿者:石川  投稿日:12 1()01039

 

 

 

表題について、概算ではありますが見積もりができましたのでご報告いたします。前号をやっていただいたプリンテックの方は数日中にもわかると思います。父の会社での見積もりは、280ページ50部表紙のみカラーで22〜23万円で返事をいただきました。カラーにする合は1ページ5000だそうです。