2007年度仏文ガイダンス

 

1. 2007 度時間割

毎年9月に外部の講師をお招きして集中講義を行います。 いずれもその先生のご専門とするテーマについて1週間(5日程度)読みきりで講義していただきます。New 今年度は、フランス料理に関するものが用意されています。『仏文通信』参照)またとない機会ですので該当学年の学生は、必修、選択にかかわらず必ず受講するようにしてください。また、2008年度にどのような分野の方に講義をお頼みするのが適当か意見をお聞かせください。(たとえば「フランスの民話」 等)

今後何年か、教員採用数の増加が見込まれます。教職課程を履修する際には、英語あるいは国語での取得となりますが、これに加えて必ずフランス語の免許状も取るようにして ください。採用の際に多少とも有利になります。New なお「外国語としてのフランス語」(月曜4限)は自らのフランス語学習を見直すよい機会となりますので、積極的に受講してください。

火曜4限、火曜5限に開講されている「フランス語会話・作文」の全単位(中級・上級)を取得した学生に対しては、愛知大学フランス語フランス文学専攻から、Certificat de Section Audio-visuelle(視聴覚コース終了証)が授与されます。積極的に受講してください。

New 火曜3限に開講される「フランス語会話(初級)I・Ⅱ」は、フランス語習得に意欲のある1年生のためのネイティブ・クラスです。仏文専攻では、この授業を「入門講義」、「入門演習」と同様に重要なものとして位置づけています。多くの学生の積極的な受講を期待します。

 

2. 履修の心得

 1)語学

  授業+αが必要です。(ラジ [NHK] レビ[NHK]語学学校[アリアンス・フランセーズ]通信教育[東京日仏学院]、短期留学&長期留学を利用するのもよい)なお、仏文科の学生のための語学学習雑誌としては『ふらんす』(白水社)がある。

   辞書  2(3)年生からは、中級者向けのものを利用しましょう。

         例 ロワイヤル仏和中辞典(旺文社)、新スタンダー ド仏和辞典(大修館) 

       仏々辞典を利用しましょう。

        読解用

         例 読解用 PETIT ROBERT 1 (Robert)PETIT ROBERT  (Robert)

        会話、作文用

         例  MICRO ROBERT 1 (Robert)、ラルース現代仏仏辞典(駿河台出版社)

   文法書 2(3)年生からは、中級文法を含む内容のものを利用しましょう。

         例 朝倉季雄『新フランス文法事典』(白水社)、新倉俊一他『フランス語ハンドブック』(白水社)  

 2)文学、文化

  文学史(2年次)で学習した作品について日本語訳でよいからなるべくたくさん読むように心がけてください。関心のある作品については夏休み等を利用して原文で読むようにしてください。一人で読み通す力のないときには読書会等を組織するのもよいでしょう。

  配給されるフランス映画については機会を捉えて鑑賞してください。フランス映画は、名古屋では今池の名古屋シネマテークでや新栄の名演小劇場で多く上映される。シネ・クラブや図書館語研でのビデオの利用も有効です。

  フランス美術の展覧会等もできる限り見るように心がけてください。

  文学で卒論を書く予定の人は、文学理論(物語理論や記号論)にも関心を払う必要があります。

  個別の文献については各授業担当者に確認してください。

 3) 図書 館、インターネットの利用

  開架式の棚にある和書のほか、書庫にはプレイヤード版をはじめとする原書がそろっています。

  New 学生用の簡単な作品解説書(Profil d'une oeuvre等のシリーズ物)をそろえる予定です。活用してください。

  大型辞書(Le Grand Robert, GDEL)や文献を探すための索引(『フランス語フランス文学文献要覧』)なども活用してください。

 新聞(Le Monde, New Le Journal des Enfants や各種雑誌も入ってきているので是非日常的に利用してください。

  インターネットは大変便利な情報源です。GallicaAthenaといった電子図書館や新聞、ラジオ、テレビ等が利用できます。できればブロードバンドで接続し、フランスで暮らすのと変わらない学習環境を作り上げて欲しいと思います。

「入門講義」、「入門演習」の授業を使って図書館ガイダンス(New 入庫ガイダンスを含む)を行います。また、「フランス事情」(中尾)では、フランス語でのインターネット利用の入門を行います。これらは必修でなくても必ず受けるようにしてください。

 

3. オフィスアワー

 高橋 火曜 3、4限(春学期)/火曜、金曜3限(秋学期)。中尾 火曜4限。メール等で事前に予約するようにしてください。

 メールアドレス 高橋 htakaha@vega.aichi-u.ac.jp 中尾 jnakao@vega.aichi-u.ac.jp (@を@に換えること)

 

4. 卒業論文について

1) 卒業論文は、フランス語およびフランス語圏を含むフランス文学・文化一般(芸術、哲学・思想、社会、歴史等)を取り扱ったものとします。卒業論文の準備は3年次から始めるのが一般的です。卒業論文の題目は担 当教員と十分に相談の上決定し教務に届け出てください。ゼミによって中間発表会等を行う場合には必ずこれを受けてから提出してください。なお、8月末までに卒業論文の主要部分(全体の約半分程度)を提出してもらって、9月中旬にそれをもとにした口頭試問をおこないます。そこでの反省をもとに論文を修正、12月の提出時にはより完成度の高いものにします。

2) 卒業論文の体裁はA4版横書き機械打ちとし、和文の場合には2万字以上、 仏文の場合にはこれと同等の分量とします。引用等の扱い方には注意し、脚注あるいは文末注を用いて自分の文章と区別するようにしてください。仏文の場合は、必ずしかるべきネイ ティブスピーカーの校閲を受けた後に提出してください。

3) 卒業論文は1部を教務へ1部を担当者(中尾)へ提出します。また、これとは別にA4版1ページ程度の要約(和文)を仏文機関紙用に作成し担当者(高橋)へ提出します。(「卒業論文を提出する4年生へ」を配布)

 

6.連絡網の整備について

 授業や専攻の運営に必要な日常的な連絡のためにメーリングリストを作ります。これにはmoonのメールアドレスを利用します。メールは毎日必ず見るようにしてください。moonには着信通知を携帯に送る方法やメール自体を携帯に転送する方法があります。なお、仏文のホームページのURLは、http://taweb.aichi-u.ac.jp/futubun/ です。

 

7. 学生 研究室の整備

 研究室運営委員会を立ち上げます。委員は各学年2名とします。なお、演習等で受講者が少ない場合は利用を検討しています。(中尾)

 

8. フラ ンス語検定

 卒業までに2級の取得を目指します。学生間で学習会などを組織するとよいでしょう。春(6月)は豊橋校舎が試験会場となります。

 

9. 短期 留学・長期留学

 2年次の終りにフランスセミナーに参加してください。その後、3年次から長期留学するのが一般的です。 (オルレアンへの交換留学生募集要項を配布)。ADCUEFE加盟の大学付属語学学校で欧州議会語学認定レベル3(DELF B1)以上のコースならばオルレアン以外の大学への認定留学も可能です。(「留学単位認定のためのメモ」を配布)。