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授業
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LL881 フランス語・フランス文学特殊講義Ⅱ |
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授業のテーマ・目標
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「フランス語圏諸地域の歴史と文化」
世
界の中でフランス語を使用している国や地域は、アフリカ、アジア、カリブ海、北米、太平洋と、非常に多岐にわたっている。本授業では、これらのフランス語
圏諸地域が生まれる直接的きっかけとなったフランスの帝国主義政策を概観するとともに、これらフランス語圏諸地域の多様な文化と歴史を学んでゆく。また、
21世紀のグローバリゼーションが進行する状況下で、これらの諸地域にどのような変化が生じたかを、人の移動とアイデンティティの問題を中心に考えてゆ
く。 |
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授業の形態
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講義を中心とするが、理解の一助となるよう映画や音楽の紹介も行ってゆく。 |
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授業の内容・スケジュール
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第1回:フランスの近代:帝国主義と共和主義①
第2回:フランスの近代:帝国主義と共和主義②
第3回:フランスの近代:帝国主義と共和主義③
第4回:カリブ海・北米のフランス語圏地域の歴史と文化①
第5回:カリブ海・北米のフランス語圏地域の歴史と文化②
第6回:カリブ海・北米のフランス語圏地域の歴史と文化③
第7回:アフリカのフランス語圏地域の歴史と文化①
第8回:アフリカのフランス語圏地域の歴史と文化②
第9回:アフリカのフランス語圏地域の歴史と文化③
第10回:アジア・インド洋・太平洋のフランス語圏諸地域の歴史と文化①
第11回:アジア・インド洋・太平洋のフランス語圏諸地域の歴史と文化②
第12回:アジア・インド洋・太平洋のフランス語圏諸地域の歴史と文化③
第13回:グローバリゼーションとポストコロニアルの思想①
第14回:グローバリゼーションとポストコロニアルの思想②
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準備学習
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必要に応じて、次回の授業で使用するテクストをあらかじめ読んで予習してきてもらう。 |
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評価方法
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出席(授業態度)により評価する。また、必要に応じて授業中に発表を課し、その出来も評価の対象とする。 |
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定期試験期間中の試験実施方法
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筆記試験は実施しない。 |
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テキスト・参考図書
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テキストとしては、適宜授業中にプリントを配布する。 |
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その他(履修者への要望など)
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「フランス」というと、芸術の都、ファッションの中心地、グルメの国など、華やかなイメージがつきまとうが、「フランス語」という言語について考えると、
いわゆる「フランス」のイメージの範囲を超えて、極めて広く多様な世界が広がる。本授業では、そのようなフランス語圏世界の多様性を見ながら、近代の帝国
主義および現代のグローバリゼーションの意味を考えてゆきたい。とはいえ、あまり堅苦しくならず、映画や音楽などの資料も交えながら、<世
界>の多様な現実を実感できる授業にしたいと考えているので、多くの学生の参加を期待している。 |
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