開講開始年度
2012
科目コード
11L460
授業
LL460 フランス文学演習II
主担当者
中尾 充良
その他担当者

開講セメスタ
通年
開講校舎
豊橋校舎
授業のテーマ・目標
- 春学期 -
「フランス近代詩入門」
フ ランス文学演習では,フランス文学を代表する作家の作品を精読している。2012年度はランボーを取り上げる予定である。詩法の解説に始まって,様々 なレトリックに注意しながら作品を精読してゆく予定。具体的な目標は,各自が詩の評釈(コマンテール・コンポゼ)を日本語で書けるようになることである。
- 秋学期 -
「卒業論文・テーマの設定と執筆」 
授業の形態
- 春学期 -
ランボーについての簡単な解説書(後述)を講読する。このほかに,自分の選んだ詩一 篇について,あるいは任意のテーマについて授業中に15分程度の発表(エクスポゼ)をしてもらう。時間の関係上,授業中に発表できない人は,数ページ程度 のレポートを提出してもらう。
- 秋学期 -
演習形式。毎回,各自の卒論テーマ,執筆上の問題点について討論する。 
授業の内容・スケジュール
- 春学期 -
第1回 授業の年間計画について説明
第2回 各自の卒論について討論 その1
第3回 Rimbaud : Introduction
第4回 Rimbaud : Sensaton 1
第5回 Rimbaud : Sensaton 2
第6回 Rimbaud : Sensaton 3
第7回 Rimbaud : Sensaton まとめ
第8回 Rimbaud : Dormeur du val 1
第9回 Rimbaud : Dormeur du val 2
第10回 Rimbaud : Dormeur du val 3
第11回 各自の卒論について討論 その2
第12回 Rimbaud : Dormeur du val まとめ
第13回 口頭発表1
第14回 口頭発表2
- 秋学期 -
第1回 中間報告(8月末提出)からの変更点の報告 1
第2回 中間報告(8月末提出)からの変更点の報告 2
第3回 中間報告(8月末提出)からの変更点の報告 3
第4回 中間報告(8月末提出)からの変更点の報告 4
第5回 中間報告(8月末提出)からの変更点の報告 5
第6回 執筆の実際 フォーマット,ワープロの利用
第7回 執筆の実際 注の付け方
第8回 個別相談1
第9回 個別相談2
第10回 個別相談3
第11回 個別相談4
第12回 個別相談5
第13回 口述試験に向けて1
第14回 口述試験に向けて2  
準備学習
- 春学期 -
毎回発音と訳を当ててやってもらうので必ず予習をしてきてほしい。
- 秋学期 -
各自の卒論の問題点について、報告ができるように準備してきてほしい。 
学外授業
行わない。 
評価方法
平常点(50%)および口頭発表(レポート)の成績(50%)による。ただし,理由のいかんを問わず欠席が全授業日数の1/3(5回)以上に及ぶ者には単 位を与えない。 
定期試験期間中の試験実施方法
定期試験は実施しません。 
テキスト・参考図書
〈テキスト〉
篠沢秀雄他著『ランボーによるエチュード』(朝日出版社)
Arthur Rimbaud, Poésies, une saison en enfer, illumination, Préface de René Char. Édition établie par Louis Forestier. Seconde édition revue, Gallimard (coll. Poésie), 1973.
(一括購入済、最初の授業の時に販売する。(1000円程度の予定))
〈参考図書〉
フランス詩法の(私の知るかぎり) 最も平易な入門書としては次のようなものがある。
Françoise Nayrolles, Pour étudier un poème, Hatier, Profil 421, 1987. 
その他(履修者への要望など)
- 春学期 -
これを機会に,フランス詩に親しんでください。
- 秋学期 -
卒論への主体的な取り組みを期待します。 
リンク
http://taweb.aichi-u.ac.jp/slf/classe-b/