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授業のテーマ・目標 | 日本人から見たフランス文化と社会
明治維新から現代にいたるまで,日本人はフランスに対してひとつのイメージをいだいてきました。それは「すぐれた芸術・文化をもつランス」というもので
す。つまり,近代以後の日本人はフランスにあこがれをいだいてきました。フランスは日本がめざすべき手本であったのです。しかしながら,この長く続いてき
たあこがれも,最近では急速にうすれつつあります。 日本人のいだいたフランスのイメージを具体的に検証しながら,フランスの文化と
社会の問題を
考えてゆきます。つまり日本という鏡にうつったフランス像を媒介にして,文化(とりわけ芸術)と社会を中心にしてフランスをとらえなおそうというのです。
ここでは,主として文学者のフランス体験を再検証しつつ,その体験がどのような文化的意味をもつかをさぐってゆきます。その方法は比較文化的なものとなる
でしょう。具体的には,永井荷風(小説家),高村光太郎(詩人,彫刻家),木下杢太郎(詩人,小説家)などを取り上げる予定です。
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授業の形態 |
講義形式中心で行います。最初の2回は,フランスの文化と社会および近代日本文学におけるフランスの意味について基礎知識を授けます。「日本人から見たフ
ランスの文化と社会」というテーマに慣れてきたら,学生諸君に課題を与えて教室で発表してもらいます。 |
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授業の内容・スケジュール | 第1回~2回:フランスの文化と社会に関する基礎講義 第3回~7回:「日本人から
見たフランスの文化と社会」の講義と学生の発表 第8回:中間のまとめ 第9回~13回:「日本人から見たフランス
の文化と社会」の講義と学生の発表 第14回:総まとめ |
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評価方法 | 出席点,教室での発表,学期末の試験またはレポートを総合して評価します。 |
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テキスト・参考図書 | テキストは用いません。参考文献は講義中に随時紹介します。 |
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