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授業のテーマ・目標 | ジャポニスムとフランス
皆さんはジャポニスムという言葉を知っていますか。ジャポニスムは19世紀後半から20世紀初頭にかけて,日本美術が欧米美術に与えた影響のことをさしま
す。ジャポニスムは地域的にも予想以上の拡がりをみせ,ヨーロッパといっても西欧にかぎるわけではなく,北欧や東欧さらにはロシアにまで及んでいます。ま
たジャポニスムはジャンルに関しても絵画だけにとどまらず,彫刻,建築,音楽,さらにはファッションの分野にいたるまで幅広く行なわれました。また,間接
的には文学をも含む大きな潮流でした。 そんなジャポニスムがもっとも顕著にあらわれたのがフランス,なかんずくフランス印象派でし
た。ジャポニ
スムを媒介としてフランス文化を皆さんといっしょに考えてゆきたいと思っています。フランス印象派は,日本の浮世絵版画に熱中しましたが,それはいったい
どうしてか。また,欧米諸国の興味の対象になった日本美術は,どんな特徴をもっているのか。そんな疑問から出発して,ジャポニスムとフランスの問題を考え
てゆきましょう。 |
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授業の形態 |
講義形式中心で行ないます。まず最初の数回はジャポニスムについての基本知識を授けます。「ジャポニスムとフランス」というテーマに慣れてきたら,学生
諸君に課題を与えて,教室で発表をしてもらいます。
百聞は一見に如かず。美術がテーマなので教室で数多くの図版を見てもらいます。 |
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授業の内容・スケジュール | 第1回~第3回:ジャポニスムについての基礎講義 第4回~第7回:「ジャポニスム
とフランス」の講義と学生の発表 第8回:中間のまとめ 第9回~12回:「ジャポニスムとフランス」の講義と学生
の発表 第13回~第14回:総まとめ |
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評価方法 | 出席点,教室での発表,学期末の試験またはレポートを総合して評価します。 |
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テキスト・参考図書 | テキストは用いません。参考文献は講義中に随時紹介します。 |
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