開講開始年度
2008
科目コード
11L873
授業
LL873B フランス語・フランス文学演習Ⅱ b
教員
中尾 充良
複数教員
開講セメスタ
開講校舎
豊橋校舎
授業のテーマ・目標
「フランス近現代小説入門」
フ ランス語・フランス文学演習では,フランス文学を代表する作家の作品を精読している。2007年度はマルグリット・デュラスの『太平洋の防波堤』 (1950)を取り上げる予定である。授業の第一の目標は,フランス語で書かれた長編小説をフランス語で読みきること,そして,次なる目標は,その作品に ついての知的な考察を行い,これを数ページ程度のレポートとしてまとめることである。  
授業の形態
演習形式。登場人物,時間,空間,お金,夢,待機,植民地主義,フィクションと自伝,視点,小説技法,エクリチュールの各テーマについて授業中に発表(エクスポゼ)をしてもらう。 
授業の内容・スケジュール
第1回 Introduction
第2回 登場人物 1
第3 回 登場人物 2
第4回 時間
第5回 空間
第6回 お金
第7回 夢
第8 回 待機
第9回 植民地主義
第10回 フィクションと自伝
第11回 視点
第12 回 小説技法
第13回 エクリチュール
第14回 予備日(映画『太平洋の防波堤』鑑賞) 
評価方法
平常点(50%)および単位レポートの成績(50%)による。ただし,理由のいかんを問わず欠席が全授業日数の1/3(5回)以上に及ぶ者には単位を与え ない。 
テキスト・参考図書
〈テキスト〉
Marguerite Duras, Un barrage contre le Pacifique, Folio plus classique, Gallimard, 1950.
Gisèle Guillo, Un barrage contre le Pacifique - Marguerite Duras, Profil d'une œuvre 195, Hatier, 1996.
(一括購入済,最初の授業の時に販売する。(2000円程度の予定))
〈参考図書〉
Jean Bardet, Etudes sur "Un barrage contre le Pacifique", Résonances, Ellipses, 1998. 
その他(履修者への要望など)
春学期「LL872Bフランス語・フランス文学演習Ⅰb」を本年度受講し,作品を通読していることが受講の前提となる。 
リンク
 http://taweb.aichi-u.ac.jp/jnakao/slf2008.htm